フトアゴヒゲトカゲのライトの位置は適切?レイアウトのポイントを解説

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フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの乾燥した地域に住む、昼行性の生き物です。

昼行性の生き物は日中太陽が出ている時に活動し、夜になると休む生活を送ります。

 

 

特にフトアゴヒゲトカゲは爬虫類の中でも比較的高温での飼育と紫外線を必要とする生き物です。

爬虫類は暖かい場所と涼しい場所を移動しながら体温調節をする変温動物です。

飼育下ではその状況を再現する為に重要になってくるのがライトになってきます。

 

 

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フトアゴヒゲトカゲのライトの種類

紫外線ライト

フトアゴヒゲトカゲの健康維持に必要不可欠。

フトアゴヒゲトカゲは日光を好む紫外線要求量が多いトカゲです。

太陽光にはU V A・U V B ・U V Cの波長があります。

地表に達するほとんどが紫外線の99%がU V A。

フトアゴヒゲトカゲの成長にとって欠かせないU V Aは食欲増進、発色・脱皮促進に大きく関わります。

また最も重要なU V Bは体内のビタミンDを活性化させて合成。

カルシウム代謝に大きく関係し、成長を促します。

骨の形成にはカルシウムを体内に吸収する為にビタミンDは必要不可欠です。

不足すると『くる病』などを引き起こします。

自然界の太陽光の役割をする重要なライトになります。

 

バスキングライト

太陽の役割を担う大切なライト。

バスキングとは『日光浴』という意味。

紫外線ライトとバスキングライトが一緒になったライトも市販されています。

フトアゴヒゲトカげに限らず爬虫類の飼育は電源をたくさん必要とします。

一つで2役してくれるライトは優れものです。

うまく活用しましょう。

 

保温球

保温用ライト。

全方向を温める『散光型』と前方の狭い範囲を温める『集光型』があります。

目的に合わせて選びましょう。

保温球には赤や青の光を放つ種類が市販されています。

いずれも爬虫類には赤や青の光を識別はできていないので夜の使用でも爬虫類の睡眠の妨げになる事はないとされています。(しかし個体により赤や青の光を識別できるようです。)

 

 

フトアゴヒゲトカゲのライトの役割と注意点

先にも記述したように、フトアゴヒゲトカゲを飼育するにあたり、ライトの種類が多いです。

それぞれにしっかり意味があり大切な役割をしています。

ライトは個体に近い距離に設置すると個体が火傷してしまう事がありますので、ライトの位置や距離には充分に気を付けましょう。

またバスキングや紫外線ライトによる太陽光は昼行性のフトアゴヒゲトカゲにとって、1日の活動エネルギーを太陽で補充します。

日が落ちて暗くなると活動をやめ岩場に隠れて就寝します。

飼育下でもその環境を再現する為、朝にバスキング紫外線ライトを点灯させ夜は消灯しましょう。

 

 

フトアゴヒゲトカゲのライトの位置と取り付け方!レイアウトのポイント

爬虫類のライトの取り付け方は市販されているライトスタンドがあり、ライトの位置や角度を調整できます。

ケージの大きさに合わせライトの位置や角度、ケージの底辺までの距離に合わせて適切な場所に設置しましょう。

適切なライトの設置とレイアウトはフトアゴヒゲトカゲが安全に生活する為にとても重要です。

レイアウトの基本はフトアゴヒゲトカゲの好みの温度の場所を作り温度の勾配をつけて『バスキングスポット』を作るのが基本です。

バスキングライトや保温球で部分的に温度が高い位置を作る為にケージ内のレイアウトは高低差をつけフトアゴヒゲトカゲが局所的に温かい位置にいられるように流木や石を配置しましょう。

タイルや石を置き、その場所をライトが当たる位置にしてライトの角度をつける事でフトアゴヒゲトカゲのバスキングスポットになります。

ライトのスタンドクリップの多くにはライトの位置、照射角度を調整できます。

ただ取り付けるのではなく状況に合った位置に取り付けましょう。

バスキングライトや紫外線ライト、保温球はとても高温になりますので取り付けは雑に行わずしっかり適切な取り扱いをしてしっかり確実に固定しましょう。

落下すると火事や個体の火傷のトラブルに繋がります。

 

 

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フトアゴヒゲトカゲのライトの位置は適切?レイアウトのポイントを解説【まとめ】

一般的なライトには使用時間があるように、もちろん爬虫類用のライトにも使用時間があります。

また紫外線は目には見えない物なので、光っているからと言っても紫外線照射をする能力の低下している事があります。

その為に定期的に交換が必要です。

一般的には半年一度、交換するのが良いでしょう。

フトアゴヒゲトカゲの生息地を再現する為に、鍵となるライト。

用途とフトアゴヒゲトカゲにとってどの様な働きかけをするのかを充分理解し適切な飼育環境を整えましょう。