ヒョウモントカゲモドキのブリザードはどうして黒化するの?飼育方法と特徴を解説
ブリザードと言う猛吹雪と言う名の通り白く淡い美しい体色。
掌に収まる大きさの可愛らしいミニドラゴンのようなフォルム、パッチリとした目。
その美しく端麗な姿はヒョウモントカゲモドキマニアなら飼育してみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、ヒョウモントカゲモドキのブリザードの特徴と魅力について解説していきます。
Contents
ヒョウモントカゲモドキののブリザードの特徴!黒化の理由は?
ヒョウモントカゲモドキのブリザードという個体は体色が白っぽい所が特徴です。
ブリザードは幼体期からヒョウモントカゲモドキの特徴でもある斑紋はありません。
目の上は眼球が透け、青っぽいアイシャドウをつけているようにみえます。
ブリーザードは、個体によって目がエクリプスの特徴を持った個体が突然変異で産まれます。
全体が同じ色をした丸く、くりっとした目の『ソリッドアイ』と部分日食のような前半分が黒い、寄り目のような『スネークアイ』です。
この目の特徴はランダムに突然変異で現れ、次の世代に遺伝するものではありません。
体色はマーフィーパターンレスに似ています。
マーフィーパターンレスの幼体期は柄があります。
しかしブリザードは幼体時から完全に柄がありません。
そしてブリーザードは成体に近づくにつれ、やや黄色味が出てきたり、薄いピンク色を帯びたり、ベージュがかったりします。
真っ白なブリザードを作る為に、マックスノーとブリザードを掛け合わせマーフィーパターンレスよりも純白の個体を作り出すブリーダーもいます。
そして最も面白い特徴があります。
ブリーザードの中にはグレーっぽい個体も存在し、特に色が暗くグレーが強いものは『ミッドナイトブリザード』と呼ばれます。
これは固定された個体ではありません。
個体自身の白い色の度合いを表しているに過ぎません。
なぜ猛吹雪と言われるブリザードが黒くなるのでしょう。
それはこのブリザードと言う個体は飼育環境で黒化するという特徴をもっているからです。
黒化する条件は低温で孵化、飼育するという事です。
低温で孵化、飼育する事で体色が黒ずみやすくなります。
ヒョウモントカゲモドキの適切な飼育温度は25度から30度程度です。
ヒョウモントカゲモドキは18度位まで低い温度にも耐えられますが、ブリザードの場合は低い温度で飼育すると黒化していきます。
つまり意図的に飼育温度を下げ黒化させる事でグレーがかったブリザードを作ることができるのです。
黒化を防ぎ、綺麗な白をキープには適切な温度管理が重要です。
ヒョウモントカゲモドキのブリザードは飼育温度が重要!?
飼育方法は特に特別な事はありません。
個体が窮屈でない十分な大きさの飼育ケージと温度と湿度を保ち環境を整えましょう。
黒化を防ぐためには、飼育温度にはしっかり管理し注意しましょう。
また黒化させる場合は飼育温度が適切な温度より下回る為、個体自身の体調は特に気にかけましょう。
温度が下回る事で食欲不振、脱皮不全などを起こしやすくなり個体自身に大きな負担がかかります。
個体の状態をしっかり観察し無理のない飼育に努めましょう。
ヒョウモントカゲモドキのブリザードの値段はどれくらい?
ハイイエローやマックスノー、タンジェリンなどと同じように初期の頃に作出された品種なので市場に多く流通しています。
その為、値段の相場はピンキリです。
安く購入できる個体は1万円前後で購入できると思います。
ただ血統同士の掛け合わせや体色の出方により価値が上がる個体もいます。
成長過程で変化が大きなヒョウモントカゲモドキは素人が見た目ではあまり変わらなくても、血統の良い物同士で掛け合わせがされ、ブリーダーのこだわりがあるので値段の振り幅に大きさがあり、びっくりするほど高い個体もいます。
ヒョウモントカゲモドキのブリザードはどうして黒化するの?飼育方法と特徴を解説【まとめ】
ヒョウモントカゲモドキの品種によって性格が変わるというよりは個体によって性格に様々な違いがあります。
温厚な性格、活発な性格、繊細な性格。人間と一緒で十人十色、みんな違いその違いも本当に可愛いくてたまりません。
爬虫類の中でもヒョウモントカゲモドキは掌に収まる大きさで飼育しやすく品種も様々にありとても人気があります。
ブリザード以外にもたくさんの品種が存在し色々な品種について調べていくとワクワクします。
犬や猫のようにまだまだメジャーな動物ではありませんが、最近では爬虫類を専門としたショップもあり、地方でも数多くのレプタイルショウなどのイベントも多く開催されています。
これからヒョウモントカゲモドキの飼育を考えている人にたくさんの情報をシェアしてきながら、もっと身近なペットになっていったら嬉しいです。