薔薇を植える時期はいつ?新苗と大苗のどちらを選ぶ?苗選びのポイントを解説
薔薇の苗を育ててみたいと思うけど、薔薇を植える時期はいつなのか分からないですよね。
薔薇の苗には大きく分けて3種類あります。
1つは新苗で、文字通り若い苗で春先に流通します。
2つめは大苗で、生産者によって育てられた苗で11月頃から出回ります。
3つめは鉢苗で、大苗をポットに植えたもので、春薔薇の時期と秋薔薇の時期に店頭に並びます。
選び方のポイントは、花を見て購入したいのであれば、鉢苗がおすすめです。
育てやすさでは大苗。
新苗はお手頃な価格が魅力です。
この記事では、薔薇を植える時期を苗の種類(大苗・新苗)の特徴にふれつつ解説していきます。
苗選びのポイントについても調べました。
新苗と大苗のどちらを選ぶかでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
薔薇の新苗の特徴と選び方のポイント
新苗は春苗とも呼ばれ、前年の秋から冬にかけて接ぎ木をして作られた若い苗のことです。
接ぎ木から約半年後の春に、たくさん出回るので春苗とも呼ばれています。
4~6月に、葉やつぼみがついた状態で店頭に並びます。
新苗の大きさは、高さ40~50cm、枝が1~2本長く伸びたものが多く、5号位の鉢に植えられています。
新苗選びのポイントは、土の近くまで葉があり、枝や茎が太くて丈夫なものを選びましょう。
新苗のメリットは、手頃な価格で苗を入手できることです。
その反面、花が咲くまでに時間がかかることと、生育が安定していないので、栽培することが少し難しいですが、環境に合わせて成長していく柔軟性を持ち合わせているので、育てる楽しさがあります。
薔薇の大苗の特徴と選び方のポイント
大苗は、生産者が1年以上畑で育てた苗で、11月頃から店頭に並びます。
大苗は、前年の秋から冬にかけてノイバラなどの台木に接ぎ木をして、生産者が1年以上、畑で育てています。
店先に並び始めるのは、11月位からです。
大苗は葉がついていないので、苗の善し悪しが分かりにくいことが難点です。
なので、健康な苗か否かは、枝を見て判断します。
判断のポイントは4つあります。
1、なるべく太く充実した枝が多い苗を選ぶことです。
2、枝の切り口の中心の白い部分が小さく、固いもので、縦に筋が入っている枝は、充実した枝の証拠です。
3、筋ではなく、シワが寄っている枝は、乾燥で傷んでいるので避けください。
4、株元や根にコブ状の組織があると、根頭がん腫病の可能性があるので避けください。
薔薇を植える時期は?
植えつけの時期と、接ぎ木のテープの扱いが違ってきますので注意しましょう。
新苗
新苗の植えつけの時期は、4月中旬~6月下旬が目安です。
霜の心配がなくなり次第、できるだけ早くに植えつけましょう。
接ぎ木の部分のテープは外さないでください。
そして、接ぎ木部分が取れないように、注意して扱ってください。
大苗
大苗の植えつけの時期は、10月上旬~翌年の3月下旬です。
株元を見ると、接ぎ木のテープが残っていることがあります。
大苗まで成長すれば、必要ありません。
逆に、テープが巻かれたままだと、株に食い込んでしまうので外してください。
新苗、大苗に関係なく、薔薇を植える場所は、日当たりと風通しのよい場所を選びましょう。
すると、薔薇の生育が良くなり、病害虫の発生も少なくなり楽に育てることができます。
薔薇を植える時期はいつ?新苗と大苗のどちらを選ぶ?苗選びのポイントを解説【まとめ】
薔薇の苗には3種類あり、植える時期が違うことが分りました。
花を見てから決めたいのであれば鉢苗を、育てやすさで選ぶなら大苗を、手頃な価格で購入したいのであれば新苗を選択するとよいことが分かりました。
ぜひ、この記事を参考にして、薔薇の苗を選び、薔薇を育ててみませんか!