ユリは植えっぱなしで大丈夫?球根の掘り上げ適期と植え替えでの注意点!
ユリを植えつけてから数年が経つと、花つきが悪くなることがあります。
その場合は、球根を掘り上げて、植え替えをする必要があります。
特に、鉢植えの場合、植え替えは毎年するとよいでしょう。
球根を掘り上げた時に、大きく成長した球根は、分球します。
分球することで、ユリを増やすことが可能になります。
この記事では、ユリを植えっぱなしだとどうなるのか、球根の掘り上げ適期やユリの花後の管理方法、分球について調べました。
是非、ユリの栽培の参考にしてください。
Contents
ユリは植えっぱなしで大丈夫?
植えっぱなしのユリの花つきが、悪くなったと感じたら、植え替えの必要があります。
ユリは植えっぱなしにしていると、花が咲かなくなる可能性が高くなります。
なので、定期的に掘り起こして、植え替えをする必要があります。
鉢植えと地植えでは、植え替える周期が違います。
鉢植えは、毎年、植え替えをしてください。
地植えの場合は、場所に余裕があるのなら、3年に1回位の周期で植え替えをするとよいでしょう。
ユリの花が終わったらどうすればいい?
咲き終わったユリの花は、そのままにしておくと、種子を作るので、来年も花を楽しみたければ、花がらは取りましょう。
ユリは、花が終わると、種子を作ります。
なので来年も花を楽しみたい場合は、花が終わったら、ユリは花首から切ってください。
なぜならば、ユリは花をつけたままにしておくと、種子を作り、種子に栄養を集中させ、球根に栄養が行かなくなってしまうからです。
花がらを取った後のユリの管理方法は?
花がらを取ったユリは、葉を取ってはいけません。
花がらを取ったユリは、葉を残す必要があります。
なぜかというと、葉を残すことで、光合成ができるからです。
光合成は、植物が太陽の光を利用して栄養を作り出すことです。
ユリは開花の時期から、葉が黄色くなって、枯れる時期まで球根に栄養を蓄えます。
球根は、たくさん栄養を蓄えることができると、来年も花を咲かせられるのです。
ユリの球根の掘り上げ適期はいつ?手順と分球の方法
球根の掘り上げ適期は、9~10月頃です。
ユリの球根を植え替えるために、掘り上げる場合の目安は、葉が黄色くなって枯れてきた頃です。
球根を掘り上げる手順は以下の通りです。
1.球根を、傷がつかないように掘り出します。
2.球根の上部で茎を切って、球根の土を落としてください。
3.大きくなった球根は、手で割って分球します。
4.掘り上げたユリの球根は、すぐに植えつけてください。
ユリの球根には、表皮がないので乾燥を防ぐのが難しいため、掘り上げたらすぐに植え替えをするのがポイントです。
それでも、球根を保存したい場合は、空気穴を開けポリ袋に、軽く湿らせたバーミキュライトやピートモス、おがくずを入れ、その中に球根を埋めます。
ユリの植え替えをする時の注意点
ユリの植え替えは、植えつけと同様に行いますが、注意点が1つあります。
ユリを植え替えする場合、地植えは今まで植えていた場所とは別の場所に植えてください。
鉢植えの場合は、新しい土を使用します。
その理由は、植物は、根から土壌の栄養を吸収して成長します。
なので、植物を育てた土には、植物の成長に必要な栄養がありません。
栄養がない古い土を使って育てると、植物の成長が遅くなったり枯れてしまったりします。
ユリは植えっぱなしで大丈夫?球根の掘り上げ適期と植え替えでの注意点!【まとめ】
ユリは植えっぱなしにすると、花つきが悪くなることが分りました。
なので、花つきが悪いと思ったら、球根を掘り起こして、植え替える必要があります。
来年も、美しいユリを咲かせるためにも、ぜひ、植え替えにチャレンジしてください。