柴犬と雑種の見分け方のコツは?性格や見た目はどう違うの?

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最近知人が保護施設から雑種犬を引き取り飼い主になりました。

ただ、その犬は柴犬にそっくりなのですが、野犬の子犬だったためルーツもわからず証明できるものがないんです。

どんな性格か、どんなふうに成長していくのか、成犬になったらどんな顔になるのか、知りたくても知り得ない現状です。

 

 

日本犬雑種を飼育している人は同じように知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

雑種犬とはどんな犬なのでしょうか。柴犬か雑種かの見分け方はあるのでしょうか?

 

 

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柴犬の特徴とは?

​​柴犬は縄文時代より、日本人と一緒に暮らしてきた歴史のある犬です。

日本犬保存会により北海道犬、秋田犬、紀州犬、甲斐犬、四国犬そして柴犬と6つの犬種が指定されており、国の天然記念物にも指定されています。

柴犬は他の日本犬よりも小型ですが、筋肉が発達し、がっしりした体つきで健康的な犬種です。

顔つきは、「キツネ顔」と「タヌキ顔」の2種類があり、「キツネ顔」の柴犬は面長で全体的に細身、「タヌキ顔」の柴犬は丸く張ったほほや太い首、全体的に丸みのある体型などが特徴です。

他には、ピンと立った耳、キリッとした顔立ち、くるんと丸まった尻尾なども柴犬の特徴です。

ダブルコートの犬種で、寒さなど環境に順応しやすいです。

犬の血統を管理するジャパンケネルクラブが定める犬種標準(スタンダード)では体高はオスが39.5cm、メスが36.5cmです。毛色は赤、黒褐色、ごま、黒胡麻、赤胡麻があります。

柴犬の尻尾は基本的にくるんと巻き上がった巻き尾であることが特徴です。

尻尾の巻き方の種類は15種類あるそうです。右巻きや左巻き、車巻きや差尾、太刀尾などという巻き方があるそうです。

日本に古くからいる柴犬には、地域ごとに違う特徴を持つ『地柴』がいます。

まずは現在の柴犬のルーツである、長野や群馬の山間部で狩猟犬として活躍していた信州柴犬がいます。

現在の柴犬の99%が信州柴犬だそうです。

その他に、美濃柴犬・山陰柴犬・川上犬・縄文柴などです。共通して言えることは、絶滅の危機を経験し、保存活動によって存在を維持して頭数が回復に向かっている状態です。

 

 

雑種犬の特徴とは?

雑種犬とは、2種類以上の犬種の血統が混ざった犬のことです。

一般的に雑種犬は自然界の中で犬同士が交配してできた犬です。

純血種の血統がわかる犬同士の交配で生まれた犬ではないので、見た目・毛色・体格や性格・性質などは個体によって様々で違いがあります。

ある意味、唯一無二で同じ犬がいないということもあり、成長が楽しみと思う人もいます。

「雑種強勢」という言葉があり、雑種犬は体格・繁殖力・耐性などが純血種よりも優れているということです。

純血種よりも健康的な犬が多く、性質の違う遺伝子が掛け合わさることで強さが増すと考えられています。

また、様々な血が混ざり合うことで犬種特有の欠点が薄まるため、犬種特有の病気にかかりにくく、遺伝子疾患の心配も少ないです。

雑種犬は寿命も長く、生まれた土地の気候や環境に順応して繁殖してきたため、気候の変化にも馴染みやすいです。

雑種犬のデメリットとしては、成長が予想しにくいところです。

隔世遺伝と言って、子犬がみんな親犬に似るとは限らず、そのまた上の先祖に似るということもあります。

見たこともない子犬の先祖に似たとしたら、親犬を知っていたところで違う犬のように成長します。

親犬も知らなければなおさらです。

また、性格や性質もわからないため、しつけが難しい点もあります。

そういう場合は、その子をよく観察してその子に合ったしつけをすることが良いと思います。

決してマニュアル通りには行かないので、プロのドッグトレーナーと相談しながら長い目で見て成長を見守ることが良いと思います。

 

 

柴犬と雑種犬の見分け方(性格・見た目・性質)

まずは、上記に書いたものやネットで検索して出てくるような、柴犬の特徴を把握すると良いと思います。

なぜなら、純血種の柴犬は血統が管理されたり、体の大きさや性格などが固定化されているからです。

見分け方としてその柴犬を基準に雑種犬かを見分けます。

毛色や大きさなどの見た目で判断することが一番簡単な見分け方だと思います。

しつけや育て方に関しては、例えば雑種犬が柴犬の見た目の特徴に似ているが、血統書がなく純血種の柴犬ではない場合、血筋に柴犬がいた可能性もあるので、柴犬の性質を持っているかもしれません。

そういう場合は、柴犬や日本犬種の特徴をよく捉えたり、柴犬に適したしつけや育て方をその子にもしてみてもいいのではないかと思います。

犬の性質での見分け方としては、日本犬種の雑種犬は柴犬と性質がよく似ているので見分けにくいと思います。

毎日その子の仕草や行動を観察して性質を知っていくことで、育て方が確立していくのではないかと思います。

他の見分け方としては、DNA検査をすることもできます。

こちらの方が確実性はありますが、費用もかかりますし、どうしてもDNA検査が必要となった場合に限ると思います。

 

 

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柴犬と雑種の見分け方のコツは?性格や見た目はどう違うの?【まとめ】

柴犬みたいに赤い毛だからこの雑種は柴犬だ!とか、尻尾がクルンとしていないから柴犬じゃない、雑種だ!など、1つ2つの特徴を捉えても確実に見分けることは難しいと思います。

まずは、犬の特徴を細かく捉えることが重要です。

あとは、犬種どうこうという前に、その犬を飼い始めたのであればしっかり育てることが大切です。

その犬をよく観察し、どんな仕草をするか、怖がりか好奇心旺盛か、どんな時に怒るのか、いうことを聞いてくれるか聞いてくれないかなど、しつけを始めるにあたって下調べのように観察することで、飼い主さんがしつけしやすくなります。

飼い主さんが歩み寄ることで、今後のその犬との生活が大きく変わることになると私は思います。

柴犬

Posted by miki