チワワのジャンプ力はどれぐらい？注意点と飛び越えられない高さの目安を解説
チワワは小型犬種の中でも驚くべきジャンプ力を持っています。
そのジャンプ力の影響でさまざまな病気やケガに繋がる危険性もあります。
この記事では、そのジャンプ力に関する情報や注意点をわかりやすく解説していきます。
Contents
チワワのジャンプ力と子犬・成犬の違い
チワワのジャンプ力はどれぐらい？
チワワは自分の体の2倍以上の高さにジャンプできることがあります。
ただし、これはあくまで個体差があるため、一概には言えません。
子犬と成犬のジャンプ力の違い
チワワは小さな体でありながら、驚くほど高いところにジャンプできます。
子犬の頃は骨や関節がまだ成長途中なので、ジャンプ力は成犬よりも低いです。
成犬になると筋力やバランスが向上し、より高いところにジャンプできるようになります。
チワワのジャンプは健康に悪い？
垂直ジャンプには要注意！
犬のジャンプは、場合によっては健康に悪影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。
ドッグスポーツでのジャンプ（前方向）は問題ないですが、垂直方向へのジャンプは下半身に負担がかかります。
特に、発育中の子犬がサークル（ケージ）の中で頻繁にぴょんぴょんと垂直ジャンプをすると、成長に悪影響を与えることや、骨折や関節を痛めるリスクがあります。
ジャンプが原因で起こる病気
●椎間板ヘルニア
椎間板が脊髄を圧迫する病気で、遺伝的にミニチュア・ダックスフンドや、ウェルシュ・コーギーがかかりやすいことが知られていますが、垂直ジャンプで腰に負担がかかると、すべての犬種で発症する。重症化すると、後肢を引きずったり、下半身が麻痺することもあります。
●骨折などのケガ
ジャンプそのものではなく、高いソファーやベッドからの着地の瞬間にケガをするリスクがあります。
チワワを含め、トイ・プードルなど、骨の細い犬種では注意が必要です。
硬い場所（床や地面）に前足から着地すれば前脚、垂直ジャンプで後足から着地すれば後肢を骨折します。
●膝蓋骨脱臼（パテラ）
小型犬に多い、膝（ひざ）のお皿が外れてしまう関節疾患。
遺伝的要因もありますが、滑る床やジャンプで発症、悪化のリスクを高めます。
軽症から重症まで4段階に分かれ、重症になると外科手術による治療が行われます。
チワワのジャンプをやめさせるには飼育環境が大事！
愛犬に「ジャンプしたらケガに繋がるから駄目！」と口で説明できませんよね！？
まずは、愛犬がジャンプによって健康を害さない飼育環境を整えましょう。
サークル内（ケージ）でのジャンプをやめさせるには
サークル（ケージ）の天井部を布で覆う。そうすることで、飼い主さんと上から目を合わせなくなるので、ジャンプしなくなります！
ソファーやベッドにジャンプで上がるのをやめさせるには
犬用のステップ（クッション状の階段）を用意する。老犬になると筋力が衰えてくるため、ジャンプに失敗し、骨折の原因にもなります。
なお、ソファーやベッドから降りる際がもっともケガをするリスクが高いので、着地点に座布団やクッションを置いてあげると安全で、足腰の負担も軽減できます。
チワワの運動量とジャンプ力の関係
運動量とジャンプ力は密接な関係があります。適切な運動を行うことで、ジャンプ力を向上させることができます。
適切な運動量でジャンプ力を向上させる方法
チワワには、1日15分〜30分程度の散歩が適切です。
また、ジャンプトレーニングやフェッチなどの遊びを取り入れることで、ジャンプ力を向上させることができます。
運動不足が及ぼすジャンプ力への影響
運動不足になると筋力が低下し、ジャンプ力が弱まることがあります。
適度な運動を心がけましょう。
チワワのジャンプ力を活かした遊びとトレーニング
子犬と成犬に適したジャンプトレーニング
子犬には、低い段差や障害物を使った軽いジャンプトレーニングが適しています。
成犬には、段差やバーの高さを徐々に上げていくことで、ジャンプ力を鍛えることができます。
家庭でできる楽しいジャンプゲーム
家庭で簡単にできるジャンプゲームとして、フェッチや障害物を使ったアジリティーがあります。
おもちゃやボールを投げてジャンプさせたり、障害物を設置してジャンプさせることで、楽しみながらトレーニングができます。
柵の高さとチワワのジャンプ力に関する注意点
チワワがジャンプできる高さを考慮して、柵の高さを選ぶことが重要です。
チワワが飛び越えられない柵の高さの目安
チワワが飛び越えられない柵の高さは、個体差があるため一概には言えませんが、大体60センチ以上が目安です。
ただし、個々のチワワのジャンプ力によっては、それ以上の高さが必要な場合もあります。
ジャンプ力に合わせた柵の選び方と設置方法
チワワのジャンプ力を確認した上で、適切な高さの柵を選びましょう。
また、柵を設置する際は、チワワが脱走しないように安定感があるものを選び、適切に固定しましょう.
チワワのジャンプ力はどれぐらい？注意点と飛び越えられない高さの目安を解説【まとめ】
これまでチワワのジャンプ力についてご紹介してきました。
- チワワのジャンプ力は自分の体の2倍以上の高さ
- 垂直ジャンプは健康にも影響し、ケガや病気をする危険がある
- ジャンプを辞めさせる飼育環境を整える
- 柵の高さは大体60cm以上
チワワのジャンプ力は体の2倍以上あることが原因でケガをするリスクもあります。
注意点としては、発育中の子犬がサークル（ケージ）の中で頻繁にぴょんぴょんと垂直ジャンプをすると、成長に悪影響を与えたり、骨折や関節を痛める原因にもなります。
老犬になるとソファーやベッドから降りるときが特に危険なので、ステップ等を準備してケガを未然に防ぎましょう。