菜の花はこぼれ種から勝手に増える?種の発芽に必要な条件とは?

スポンサーリンク



こぼれ種で増える植物を、英語では、勝手に種まき植物と呼ぶ位、丈夫で元気な植物です。

菜の花は、有機質が豊富で、排水性に優れた土壌を好みますが、そのような土でなくても、元気に育ちます。

そして、菜の花は寒さに強く、冬の氷点下の環境で茎葉が凍結しても枯れることはなく、春になると、成長を再開します。

しかも、冬の気温が下がった年ほど、たくさんの花を咲かせます。

 

 

菜の花のこぼれ種から増えるメリットとデメリットとともに、種の発芽の条件について調べました。

ぜひ参考にしてください。

 

 

スポンサーリンク



菜の花はこぼれ種から勝手に増える?

菜の花は、こぼれ種で増える性質があり、丈夫で手のかからない植物です。

こぼれ種で増える植物を、英語では、勝手に種まき植物といいます!

植物の種類によっては、植物が好む環境を作り、水や温度の管理が必要な植物があります。

それに対して、地面に落ちた種が発芽して育ち、勝手に増える植物もあります。

英語では、self-sowing(勝手に種まき)Plantsと呼ばれています。

その由来は、基本的に丈夫で、育てるのに手がかからないからです。

 

 

植物の種の発芽に必要な4つの要素とは?

菜の花の種の発芽は、光によって促されるので、好光性種子(こうこうせいしゅし)です。

植物の種が発芽するためには、水分、酸素、温度、光の4つの要素が必要です。

植物によって、4つの要素の最適な条件は違います。

その中の1つ、光が当たると発芽が促進される種のことを好光性種子(こうこうせいしゅし)といいます。

反対に、光に当たると発芽が抑制される種は、嫌光性種子(けんこうせいしゅし)です。

さらに、2つの中間で光の影響を全く受けない中間性種子の3つがあります。

菜の花は、光で発芽が促されるタイプなので、好光性種子(こうこうせいしゅし)ということになります。

好光性種子の特徴は、非常に細かい種であることと、こぼれ種で勝手に増えることです。

菜の花の種が発芽する温度の幅は広く、15~30℃の範囲で発芽日数は3~5日かかります。

 

 

菜の花がこぼれ種から育つメリットはある?

それは、手がかからないこと!

最大のメリットは、手間をかけなくても育つこと!

ほかにもメリットはあります!

菜の花は自ら種をまき、発芽して育つと種ができます。

それを繰り返すので、人が手間をかけなくても育つことが、最大のメリットです。

それに、コストパフォーマンスがよいのも魅力です。

 

 

菜の花がこぼれ種から育つデメリットは?

よく育つので、増え過ぎることです!

菜の花はこぼれ種でもよく育つことが、メリットでもありデメリットでもあります。

こぼれ種で増える一方、増え過ぎて困ることもあります。

それは、庭中がこぼれ種の菜の花でいっぱいになると、他の育てたい植物に養分が行かなくなるからです。

なので、他に育てたい植物がある場合は、菜の花を間引くようにします。

 

 

畑や田んぼにある菜の花はこぼれ種で増えたの?

春先に畑や田んぼで見かける菜の花は、こぼれ種で勝手に増えたのではありません。

目的があって植えられています!

畑や田んぼに咲いている菜の花は、緑肥(りょくひ)として利用するために植えられています。

緑肥とは、菜の花の葉や茎を土に混ぜて、植物の養分にします。

他にも土壌改良の役目を担っています。

緑肥に使われる植物には、他にもエンバクやレンゲなどがあります。

 

 

スポンサーリンク



菜の花はこぼれ種から勝手に増える?種の発芽に必要な条件とは?【まとめ】

菜の花はこぼれ種からでも育ち、丈夫で手がらない植物だということが分かりました。

菜の花には、こぼれ種から増えるメリットと、たくさん増え過ぎて、他の植物の養分まで奪ってしまうデメリットがあります。

菜の花の特徴や、こぼれ種から増えるメリットとデメリットを考えながら菜の花を育てて下さいね。

菜の花

Posted by miki