菜の花は庭に植えてはいけないの?デメリットや注意点はある?

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菜の花を庭に植えてはいけないことはありません!

ですが、庭で育てる際に、注意する点が2点あります。

1つは、アブラムシや青虫がつきやすいこと。

2つめは、連作障害の可能性があることです。

連作障害とは、同じ場所で、同じ植物を育て続けると、生育が悪くなることをいいます。

 

 

菜の花とは、「菜の花」という名前の植物ではありません。

菜の花とは、ナタネやカブ、ハクサイなどのアブラナ科の植物の花の総称です。

菜の花は、古くから栽培され、食用やナタネ油の原料、観賞用として身近な存在のはずなのに、知らないことばかりです。

そこで、身近なのに知らないことの多い、菜の花について調べましたので、ぜひご覧ください。

 

 

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菜の花と呼ばれる花は?

菜の花とは、アブラナ科の植物の花の総称です。

農林水産省のホームページを確認すると、菜の花という特定の植物はなく、アブラナ科アブラナ属の花を、菜の花と呼ぶのだそうです。

また、菜の花は、十字形に黄色い4枚の花びらを咲かせることから、十字花植物とも呼ばれています。

菜の花と呼ばれる花には、ナタネやカブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、コマツナ、ザーサイなどの花があります。

菜の花と呼ばれる花は、植物の成長の過程では、とう立ちと呼ばれる状態にあります。

それは、どのような状態なのでしょうか。

とう立ちの「とう」とは、花を咲かせる茎のことです。

花を咲かせるための花芽が伸びてきた状態が、とう立ちです。

植物には、2つの生育段階があります。

1つは、自分の体を大きくする栄養成長で、2つめは、種を残すための生殖成長です。

トマトやナスなどの実を食べる果菜類は、果実を作るために、花が咲くことが必要なので、栄養成長と生殖成長が、ほぼ同時です。

一方、コマツナなどの葉を食べる葉菜類は、種を作るための生殖成長が始まると、栄養成長が止まり、葉が硬くなり、味が落ちます。

これが、とう立ちの状態です。

 

 

菜の花を庭に植えてはいけない理由はある?

菜の花を庭に植えてはいけない理由はありません。

ですが、菜の花が属するアブラナ科の植物には、育てる上で注意する点が2点あります。

1つは、アブラナ科の植物は、アブラムシや青虫がつきやすいので、庭に植えると、アブラムシや青虫が発生しやすくなります。

なので、まめに害虫のチェックをすることが必要です。

2つめは、連作障害の可能性が挙げられます。

連作障害とは、同じ植物を栽培し続けていると、土の中の決まった養分が減り、生育が悪くなるというもので、アブラナ科の植物は発生しやすいとされています。

ですが、菜の花を実際に育てられている方は、育ちが悪くなったということは無いとおっしゃっています。

なので、庭に植えてはいけないということはなく、育ててみる価値はありそうです。

 

 

菜の花を土手や休耕地に植えられている理由は?

菜の花を土手や休耕地に植えられている理由は2つ。

耕作されていない農地は、年々増加しています。

雑草が茂り、荒れた状態だと、周辺の農地にも支障が出ます。

美観を保つためにも、景観用作物の1つである菜の花を植えているのです。

 

景観用作物と呼ばれる菜の花を植える理由

①土手や休耕地の土壌の流出を防ぎ、砂嵐の発生を抑えます。

そして、花粉を運ぶミツバチやチョウなどの昆虫を呼び込み、生態系のバランスを保つためです。

②植物を植え、美しい景観を作ることで、観光に訪れる人を増やす効果があるからです。

 

 

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菜の花は庭に植えてはいけないの?デメリットや注意点はある?【まとめ】

菜の花は庭に植えても問題ないことが分かりました。

古くから食用、観賞用、搾油用として、人の暮らしに広く親しまれてきた菜の花を、庭で育ててみてはいかかでしょうか。

菜の花

Posted by miki