クリスマスローズの種を放置するとどうなる?適切な採取方法と保存方法を解説

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クリスマスローズの種を取ったけど、そのまま放置してしまった!

見た目はシワシワで、発芽しそうにもない感じ。

クリスマスローズの種は本当にダメになっているのでしょうか。

 

 

放置した種は、ご紹介する方法で、保存してみると良いかも知れません。

それに、クリスマスローズの種の取り方や保存方法を知ることで、種を放置することは避けられます。

まずは、クリスマスローズの種ができる時期を知り、採取方法や保存方法を知ることから始めませんか?

 

 

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クリスマスローズの種を放置するとどうなる?

クリスマスローズの種は飛び散る性質があります。

放置せずに、種が飛び散らないように工夫が必要です。

4月に入ったら、種を取る準備を開始!

クリスマスローズの種ができる時期は、4月から5月で、品種による大きな差はありません。

なので、4月に入ったら、種ができている花に、袋をかけます。

袋をかけることで、種が飛び散るのを防ぎます。

袋の材質は、水に濡れても破れない、風通しが良いものを選びます。

一般的には、梨やブドウなどの果実を、保護するための袋が利用されてます。

この袋はホームセンターなどで売られています。

また、百円ショップで売られているティーパックを利用できます。

袋はホッチキスで止めます。

袋は、花1つに対して、1つの袋をかけますが、複数の花に、まとめて1つの袋をかけても良いでしょう。

 

 

クリスマスローズの種を取る時期と具体的な方法は?

種を取る時期は、5月から6月で、花にかけた袋ごと採取します。

5月になると、袋の中で種が飛び散るようになり、6月まで種の飛散は続きます。

袋の中で種が飛び散っていたら、袋ごと茎を切り、採取します。

種を採取して、すぐにまく「取りまき」もできますが、水やりや温度管理が難しいので、10月まで土中に保存する方法をおすすめします。

 

 

種を取ったらどうするの?殺菌する理由と方法

種をそのまま植えるのではなく、クリスマスローズの種に合った方法があります!

その方法を見てきましょう。

花にかけた袋から種を取り出し、種の周りのヌメリやゴミを洗い落とします。

理由は、ヌメリやゴミを取り除かないと、ヌメリやゴミが保存中に腐り、種をダメにするからです。

洗った種を、ティーパックやストッキングに入れます。

通気性のある素材の袋を使いましょう。

その中に、パーライトかバーミキュライトと種を入れます。

入れる割合は、種1に対して、パーライト・バーミキュライトは5くらいがおすすめです。

種をまく10月まで、種が腐らないように殺菌処理をします。

必須ではありませんが、殺菌しないと、10月まで生き残っている種が少なくなります。

殺菌の方法は、タッパーを用意します。

そこに水苔を入れ、その上に種を入れた袋、その上に水苔を置きます。

そこに、1000倍に薄めたダコニールやベンレートなどの殺菌剤を流し込み、2日ほど置きます。

すると、シワがよっていた種が丸くなります。

 

 

クリスマスローズの種の保存方法は?

洗って殺菌した種を保存する場所は、土の中です。

さて、どのような作業が必要なのでしょうか。

消毒の終わった種を保存する方法は2つあります。

 

①土の中に埋める方法

日陰の水はけの良い土に、深さ30センチメートルから40センチメートルの穴を掘ります。

そこに種が入った袋を埋めます。

袋の中身は、できれば小分けにして、袋同士を少し離します。

埋めた後は、乾燥しすぎないように、3週間から4週間に1回、水を与えます。

特に乾燥する夏場は、気をつけましょう。

 

②鉢の中に埋める方法

大きめの鉢の底に赤玉土を入れ、その上に種の入った袋を入れます。

袋の中身はできるだけ小分けにして、少し離して入れます。

最後に赤玉土を入れ、日陰の風通しの良いところに置きます。

鉢に埋める場合も乾燥しないように、定期的に水を与えます。

できれば、1ヶ月に1回か、2ヶ月に1回は1000倍に薄めたダコニールやベンレートなどの殺菌剤で殺菌しましょう。

 

 

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クリスマスローズの種を放置するとどうなる?適切な採取方法と保存方法を解説【まとめ】

シワシワになったクリスマスローズの種でも、発芽の可能性があることが分かりました。

それにクリスマスローズの種に合った、保存方法があることも分かりましたね。

種の保存に少し手間がかかりますが、その分、クリスマスローズの花が咲くのが楽しみになりますね!