天神祭の花火は何発上がるの?打ち上げ時間や場所を徹底調査!
天神祭の花火は、普通の花火大会とは違います。
そもそも天神祭とは、疫病退散を祈願したお祭りです。
大阪天満宮では学問の神様として知られる菅原道真を祀っています。
疫病が流行ったため「道真公の祟りでは」と考えられ、霊を鎮めるために祀られたといいます。
なので天神祭で打ち上げられる花火は「みんな元気にやっていますよ、花火見て楽しんでくださいね」と、道真さんへ奉納する花火なんです。
そんな天神祭の花火について、何発上がるのか、打ち上げ時間や場所、花火の見所や魅力をご紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
Contents
天神祭の花火は何発上がるの?
天神祭の花火は何発上がるのかというと、約3000発上がると言われています。
さすがは1000年以上続く日本三大祭りのひとつですね。
祭りのフィナーレに夜空を彩る打ち上げ花火はきっと思い出に残ること間違いなしです。
天神祭の見どころ
天神祭の見所は以下のとおりです。
・陸渡御(りくとぎょ)
・船渡御(ふなとぎょ)
・天神祭奉納花火
それでは順番にご紹介していきます。
陸渡御
御神霊を乗せたお神輿を陸路で運び、川岸まで送り届ける行事です。
毎年、本宮にあたる7月25日に行われます。
催太鼓を先頭に、菅原道真の御神霊を乗せた御鳳輦(ごほうれん)・獅子舞・文車(ふみぐるま)・神輿などが並び、大阪天満宮から天神橋へ向かいます。
その行列の人数はなんと約3000人にも及びます。
船渡御
大川(旧淀川)を100隻を超える船が行き来し、その上では花火が上がります。
船に神様を乗せ、船の上から地域の様子を見回ってもらうという意味で行われるそうですよ。
25日の本宮で行われる、天神祭の目玉といえる行事です。
天神祭奉納花火
25日本宮のフィナーレを飾る花火は19時半ごろから約3000発も打ち上げられます。
大阪天満宮に祀られている道真に奉納するための花火です。
天神祭の花火の見どころ
天神祭のフィナーレを飾る「天神祭奉納花火」。
毎年多くの人が観覧に来ますが、そんな花火の見どころは以下のとおりです。
・花火の打ち上げ場所
・夜の景色
それでは順番に解説していきますね。
花火の打ち上げ場所
天神祭の奉納花火は以下の2地点から打ち上げられます。
・桜ノ宮公園会場
・川崎公園(造幣局横)
大川(旧淀川)の東岸エリアにあるのが桜ノ宮公園会場、大川の西岸エリアにあるのが川崎公園会場です。
鑑賞している人たちの目には、ちょうど川の上に打ち上げられているように見えます。
街のど真ん中、すぐ近くに電車が走るようなところで花火が上がるというのは凄いですよね。
都会の街並みをバックに花火が見られる場所は、日本でもあまり存在しないのではないでしょうか。
夜の景色
約100隻を超える船団が行き来する「船渡御」の舟のかがり火と、夜空に上がる花火が織りなす光景はとっても幻想的なのです。
大阪が「水の街」と呼ばれる由縁がなんとなく分かりそうですね。
2024年天神祭の花火の開催情報
それでは2024年の天神祭の花火の打ち上げ時間などの開催情報について詳しくまとめました。
・開催日 7月25日(木)
・打ち上げ時間 午後7時30分~午後9時00分
・来場者数 130万人
・打ち上げ場所 桜ノ宮公園、川崎公園
来場者数130万人とは驚きですね。
これは埼玉県さいたま市の人口と同じ数字です。
そう考えると来場者数の多さが分かりますよね。
天神祭の花火は何発上がるの?打ち上げ時間や場所を徹底調査!【まとめ】
天神祭の花火は何発あがるのかわかりましたね!
天神祭全体のフィナーレに約3000発の花火が上がります。
来場者数は130万人と、日本を代表する三大祭りだからこその大盛況ぷりが数字から読み取れます。
天神祭は普通の花火大会とは異なり、大阪天満宮に祀られている道真に奉納するための花火でした。
花火が打ち上げられる背景を知ると、天神祭の歴史の深さがよく分かると思います。
行事の由来やルーツを知ることで、よりいっそう祭りを楽しめるでしょう。
天神祭に行く人は、道真が祀られている理由や大阪の歴史に興味を持って、事前に調べてみてもいいかもしれませんね。