バーベキューの灰は肥料になる?効能や活用方法をご紹介♪

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青空が気持ちいいこの季節、外でバーベキューをするのにちょうどいいですよね 。

バーベキュー場に行って大人数でわいわいするのもいいですが、手軽にお家の庭でやるのも多いのではないでしょうか?

お家でやるのは準備も楽ですし、後片付けもすぐできて気が楽ですよね。

でもバーベキュー施設との一番の違いは、灰の処理ではないでしょうか?

施設には必ず灰捨て場があるので、そこに捨てればおしまいです。

でも家の場合は灰を集めて、袋に入れて自治体の指示に従って捨てる必要があります。

 

 

もし捨てるだけだったこの灰が、何かに活用できたら便利だとは思いませんか?

今回は灰の特徴を知って上手に活用できる 使い道についてご紹介します!

 

 

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灰の成分は?

まず 灰は何からできているのでしょうか?

主に下記の3つの物質からできています。

 

●カリウム

●カルシウム

●リン酸

 

特にカリウムとカルシウムがこれからお話しすることで重要になってきます。

なぜなら、この二つが「アルカリ性」であることが大切だからです。

カリウム?カルシウム?…理科の授業みたいでいやだー!

と拒否反応を示してしまう人がいるかもしれませんが(笑)

わかりやすく簡単に説明していきますので安心してくださいね。

 

 

バーベキューの灰は肥料になる?

なぜ灰の成分の話をしたかというと「カリウム」「カルシウム」が家庭菜園の肥料として使われているからです。

植物を育てるときは、ただ植えて水をあげることだけでは大きくならないですよね。

肥料を適切に与えないと枯れてしまいます。

土を植物が成長できる栄養いっぱいの環境にしてあげるために灰は利用できるんです!

 

 

なぜ灰が肥料になるの?その効能は?

日本は雨が多い地域です。

雨には二酸化炭素が含まれていて、それが土に溶けて酸性になってしまいます。

土が酸性になってしまうと、土の中にある大事な栄養素が減ってしまい、植物が大きく育たなくなってしまいます。

しかし、灰の中にあるカリウムは水に溶けるとアルカリ性になるので、酸性の土に灰を混ぜることで中和して弱酸性の土にします。

弱酸性は植物が育ちやすい環境なので、すくすく育つことができます。

ただし、混ぜすぎると今度は弱酸性からアルカリ性になってしまうので、混ぜる量には注意しましょう。

目安は1坪当たり100g~150gです。(もちろん土の環境によります)

 

 

うれしい虫よけ効果も!

灰のにおいや粉っぽさを虫が嫌うので、野菜の葉に灰を撒くと虫が寄り付かなくなります。

また、土にも混ぜ込むことでもその効果は表れます。

アオムシやアブラムシ、ヨトウムシなどに効果があります。

また菌類にも有効で、うどんこ病やさび病などの予防や殺菌効果があります。

葉に薄く撒くことによって、朝露で灰のアルカリ成分が溶け出すためです。

ただし、虫や菌の効果のために撒きすぎるとアルカリ性が強くなってしまうので注意してください。

 

 

それでも灰が余ってしまった時は…

灰はあまりにたくさん撒いてしまうと、土をアルカリ性にしてしまいます。

そのためどうしても余ってしまう場合はごみとして処理しましょう。

自治体によって「可燃ごみ」または「不燃ごみ」になるので、しっかり確認してから捨ててください。

また、灰が便利だからと言ってフリマアプリなどで販売することは「肥料取締法違反」となるので絶対にやめましょう。

知らなかったといっても逮捕されてしまう可能性があります。

 

 

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バーベキューの灰は肥料になる?効能や活用方法をご紹介♪【まとめ】

 

●灰の主な成分は「カリウム」「カルシウム」「リン酸」

●「カリウム」「カルシウム」は水に溶けるとアルカリ性になる

●灰を混ぜることによって、酸性の土を中和して弱酸性になる

 

土を弱酸性にしたら植物が育ちやすい環境になったので、さっそく何か植えてみましょう!

おすすめはピーマンとナスです。

どちらも弱酸性を好む野菜で、初心者でも育てやすい野菜ですよ。

庭で採れた野菜を収穫して、バーベキューでさっと調理するなんて素敵ですよね!

ぜひ灰を有効活用して、バーベキューを楽しんでください♪