藤の花は平等院ではいつ見頃を迎える?藤棚のある場所や魅力をご紹介
平等院を観光し、藤の花を楽しめるのはいつがベストでしょうか。
また、平等院のどこで藤棚がみれるのでしょうか。
藤の花の色といえば、紫色を思い浮かべますが、紫色の他に、白色やピンク、黄色の花があります。
様々な色の花が咲く藤の花ですが、平等院では、紫色と、白色、ピンクの藤の花を見ることができます。
今回は、藤の花は平等院ではいつ見頃を迎えるのか、藤棚のある場所はどこなのか、平等院の歴史や魅力について調べました。
ぜひ、ご覧ください。
そして本物の藤の花を見たくなったときは、ゴールデンウィークを利用して平等院に出かけることをおすすめします!
Contents
平等院の歴史と魅力
平等院は1052年、藤原頼通により創建されました。
京都府宇治市にある平等院は、藤原頼通により1052年創建されました。
境内には藤原氏にちなみ、藤の花が植えられています。
1951年に鳳凰堂は国宝に指定されたのと同時に、10円硬化の図柄に選ばれました。
図柄に選ばれた理由は、日本の代表的な文化財であり、特徴的な建物だからという理由で選ばれました。
鳳凰堂の特徴は、死後の世界である極楽浄土の宮殿をイメージして建てられた建物だということです。
極楽浄土に欠かせないのは、浄土の世界の仏様である阿弥陀如来(あみだにょらい)です。
この阿弥陀如来の像が置かれている建物を阿弥陀堂といい、平等院で阿弥陀堂にあたる建物が、鳳凰堂なのです。
鳳凰堂を阿字池の中島に建てることで、極楽の宝池に浮かぶ宮殿を表現し、その美しい姿を池の水面に映しています。
鳳凰堂は正面から見ると、翼を広げた鳥のように見え、屋根の上には一対の鳳凰が据えられていることから、江戸時代の始め頃より鳳凰堂と呼ばれるようになりました。
そして、1994年、特徴的な寺院建築や造園、貴重な作品が数多く残ることから、世界遺産に登録されました。
藤の花は平等院ではいつ見頃を迎える?
藤の花の見頃はいつかというと、例年、4月下旬~5月上旬頃です。
ゴールデンウィークに観光するのがおすすめです。
平等院で藤棚がある場所は?
平等院には、表門、南門、観音堂の3か所に藤棚があります。
ヤマフジとノダフジの2種類の藤の花を見ることができます。
1つは表門で、花色が紫色、白色のヤマフジがあります。
2つめの南門には、ピンクのノダフジがあります。
3つめは、観音堂より阿字池をのぞむ場所にノダフジの藤棚があります。
特に阿字池のほとりの藤は、樹齢280年ともいわれています。
藤の花序も長いもので1m以上になります。
地面につきそうな長さから、砂ずりの藤ともいわれています。
平等院の藤の花の種類
平等院には、ヤマフジとノダフジの2種類の藤の花があります。
平等院には、創建した藤原頼通にちなみ、2種類の藤が植えられています。
藤は日本原産の花木で、花は房のように見えますが、近くで見ると、直径2cm位の小さな花が集まり、咲いています。
その咲き方を総状花序(そうじょうかじょ)といいます。
平等院で見られる藤の花は、ヤマフジとノダフジです。
ヤマフジは花序が短いことから、だるま藤とも呼ばれています。
一方、ノダフジの花序は長く、1mにもなります。
ヤマフジの花は、ほぼ同時に開花しますが、ノダフジは、基部から先に花が咲いていきます。
藤の花は平等院ではいつ見頃を迎える?藤棚のある場所や魅力をご紹介【まとめ】
平等院の藤の花が咲く時期は、例年だと4月下旬~5月上旬頃で、紫色の花だけではなく、白色やピンクといった色の藤の花が見られるということが分りました。
そして、平等院には藤棚が3か所あり、表門、南門、観音堂で見ることができます。
今年のゴールデンウィークは、藤の花を見に平等院まで出かけてみませんか!