薔薇を切るタイミングや時期はいつ?位置や切り方、切り戻しのコツ
薔薇を育てていると、きれいな花を咲かせたいと思いますよね。
そのためには、花が咲かない枝を切り、花を咲かせる枝に栄養が行くようにする必要があります。
ではどの枝に花が咲き、どの枝に花が咲かないのかを見分ければよいのでしょうか。
枝を切るタイミングや切る時期など分からないことが多いですよね。
そこで、薔薇をきれいに咲かせるために、薔薇を切るタイミングや時期、切る位置などの切り戻しのコツをご紹介していきます。
花をつける枝の見分け方もご紹介します。
是非、薔薇のお手入れの参考にしてください。
Contents
薔薇に剪定が必要な理由?
薔薇に剪定が必要な理由は、きれいな花を咲かせるためです!
剪定は、きれいな薔薇を咲かせるため、栄養や風通しを良くするために必要な作業です。
きれいな花を咲かせる枝は、太い枝です。
なので、細く育った枝や見た目に弱そうな枝、枯れた枝を切り落としてきれいな花が咲く太い枝に栄養が行くように剪定します。
花が咲かない枝を切らないでそのままにしておくと、風通しが悪くなり病気や害虫が発生しやすくなりますので注意しましょう。
剪定と切り戻しは何が違うの?
切り戻しは、切り戻し剪定のことで、剪定方法の1つです。
剪定方法の1つである切り戻しは、切り戻し剪定のことです。
切り戻し剪定とは、伸びすぎた枝を切り、株を短くして、植物の姿を整える剪定のことです。
剪定は他にも、透かし剪定、刈り込み剪定、刈り上げ剪定、芽摘み剪定などがあります。
薔薇を切るタイミングはいつ?時期と切り方は?
薔薇を切るタイミングは年2回!
薔薇の剪定時期は、夏と冬の年2回で、剪定の目的が違うので注意しましょう。
夏剪定
夏剪定の時期は、8~9月です。
夏剪定の目的は、秋薔薇の開花のタイミングを合わせることです。
暑かった気温が下がり始めた頃、枝を切ることで株に良い芽を出すように促します。
そして、秋薔薇は時間をかけて開花することできれいに咲きます。
また、剪定することで樹高が低くなるので、花が鑑賞しやすくなり、台風の被害から株を守ることができます。
夏剪定は、必ずしも必要な作業ではありません。
夏剪定を必要とする薔薇は、秋に花を咲かせる繰り返し咲きや四季咲きなどの品種です。
一季咲きのバラや返り咲き性の弱い薔薇は、夏剪定をしても花は咲きません。
夏剪定では、同時期に全ての枝を切ってください。
切る位置は、枝の外側についている芽の上で切ります。
芽の位置は、葉の脇にあります。
ただし、病虫害等で弱った株や新しい枝が出ていない株は、花がらを切るだけにしましょう。
冬剪定
冬剪定をする時期は12~2月です。
冬剪定は、伸び過ぎた枝や乱れた樹形を整え春に花を咲かせるために必要な剪定です。
薔薇は、春から秋にかけて生育が旺盛なので、冬の時期に形を整えておかないと年々背が高くなります。
冬剪定をしないでおくと、株の上の方にだけ花が咲くので見栄えが悪くなったり枝が混み合ったりすることで、病気が発生しやすくなります。
冬剪定の順序ですが、まず蕾や花をハサミで切ります。
そして、株の高さの7割位の高さを維持しながら、丸みをつけて枝を切り揃えてください。
そして、弱い枝や枯れた枝を見つけたら付け根から切り落とします。
株の外側だけでなく、内側も確認して、黄色い葉や枯れた葉は、取り除きましょう。
薔薇を切るタイミングや時期はいつ?位置や切り方、切り戻しのコツ【まとめ】
薔薇には切るタイミングが2回あることが分かりました。
1つは夏で、秋の薔薇の開花時期を揃えるために枝を切ります。
2つめは冬で、樹形を整え、春に花を咲かせるために切ります。
冬の剪定は必須ですが、秋に花が咲かない品種には、夏の剪定が必要ないことも分かりました。
薔薇の枝を切ることできれいな花が咲くことが分かりましたので、ぜひ薔薇の剪定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。