ミニチュアダックスフンドの体重を月齢ごとに推移!肥満度の測定法を伝授
犬は1才までの成長期にどんどん体重が増加します。
なぜなら犬の1才は人間の20才といわれており、生後8ヶ月~1年でからだが出来上がるからです。
ミニチュアダックスフンドは200gと小さく生まれ、生後10日には400g、1ヶ月後には1kgというように急速に成長していきます。

なんとなく成長してるし何キロなのか把握しなくてもいいんじゃない?と思う方もいるかもしれません。
ですが、与えるごはんの量が実は少ないことが判明したり、食べていてもなかなか太らない病気を発見したりすることもあります。
そのため体重管理をすることは重要です!
ミニチュアダックスフンドの体重を月齢ごとに推移、体重・肥満度の測定方法、体重管理の重要性についてお話していきます。
Contents
ダックスフンドの種類
ミニチュアダックスフンドの子犬は生後8ヶ月~1年で成犬サイズになります。
成長期には1週間で数百グラム増えることもあるので、こまめな体重管理が必要です。
また、ダックスフンドにはからだの大きさ別に、カニンヘン・ミニチュア・スタンダードの3種類に分けられます。
成犬の適正体重で比べると、カニンヘンダックスフンドは3~3.5kg、ミニチュアダックスフンドは5kg以下、スタンダードダックスフンドは9~19kgのように体重に違いがあります。
ジャパンケンネルクラブ(JKC)は胸囲の大きさで分類しています。
・カニンヘンダックスフンド オス:27~32cm メス:25~30cm
・ミニチュアダックスフンド オス:32~37cm メス:30~35cm
・スタンダードダックスフンド オス:37~47cm メス:35~45cm
このようにカニンヘンダックスフンド・ミニチュアダックスフンド・スタンダードダックスフンドはサイスが種類によって違います。
ミニチュアダックスフンドの体重を月齢ごとに推移
生後から1才までの月齢ごとの平均体重の推移をみていきましょう。
月齢ごとの平均体重をチェックし、現在の体重と比べてみましょう。
ただし3kgの小柄な両親から生まれた子犬なら、同じく3kg程度の体重になる可能性があります。
その場合はカニンヘンダックスフンドの体重推移が参考になるでしょう。
体格差があることを考慮して、カニンヘンダックスフンド、ミニチュアダックスフンド、スタンダードダックスフンドの月齢ごとの体重推移をご紹介します。
カニンヘンダックスフンド | ミニチュアダックスフンド | スタンダードダックスフンド | |
出生体重 | 150g | 200g | 200~250g |
生後10日 | 200g | 400g | 400~600g |
生後20日 | 300g | 750g | 600~900g |
生後1ヶ月 | 500~600g | 900~1000g | 1.5~2.5kg |
生後2ヶ月 | 800g~1kg | 1000~1.5kg | 2~3.5kg |
生後3ヶ月 | 1.5~1.7kg | 2.5~3kg | 4~5.5kg |
生後4ヶ月 | 1.6~2.0kg | 3~3.5kg | 5~6.5kg |
生後5ヶ月 | 1.8~2.2kg | 3.5~4kg | 7~8.5kg |
生後6ヶ月 | 2.9~3.2kg | 4~4.5kg | 8~11kg |
生後12ヶ月 | 3~3.5kg | 4.5~5kg | 9~12kg
(生後15ヶ月で成長が止まる) |
※平均体重は標準体型(ボディコンディションスコア3)の体重としています。
体重・肥満度の測定方法
ご自宅で正しく体重測定や肥満度をチェックをしましょう!
なぜなら体重測定や肥満度チェックを行うことで愛犬の健康状態の把握ができるからです。
定期的に測定していれば、与えているごはんを減らしていないのに体重が減ってきていることなど、からだの変化にいち早く気づくことが可能です。
愛犬の健康のためにも正しい測り方を覚えましょう。
正しい体重の測り方
体重測定の頻度ですが、生後1週間は毎日測定することをおすすめします。
生後間もない子犬は急に状態が悪くなることがあるので、注意深く観察が必要です。
生後1週間を無事乗り切れたら、生後1ヶ月までは2~3日に1回、生後1ヶ月以降は週に1回、成犬のサイズになったら1ヶ月に1回の頻度で体重を測るのが理想です。
500g未満の犬の体重を測るときは電子測りを使用するのがおすすめです。
子犬が入れるくらいの小さな箱や透明の虫かごに犬を入れて体重を測ります。
500gを超えたら、犬を抱き抱えて一緒に体重計に乗って測定しましょう。
その体重から人の体重を引けば、犬の体重が分かります。
ボディコンディションスコアで肥満度をチェック
肥満度は目で見て、触って測定することが非常に大事です。
体重だけで体型や肥満度を測定することはできないからです。
ボディコンディションスコアとは痩せすぎなど栄養状態を把握する指標で、1~5で評価します。
標準体型のBCS3の判断基準は、上から見たときにウエストにくびれがあり、肋骨を触ってみてうっすら脂肪で覆われているくらいです。
子犬は適正体重があっても、成長後の体格が読めない個体もいます。
ボディコンディションスコアの指標は役に立つのでぜひ利用してみてください。
ミニチュアダックスフンドは椎間板ヘルニアのリスクが高い!
肥満は椎間板ヘルニアのリスクが高くなる
ミニチュアダックスフンドは軟骨異栄養性犬種と呼ばれる、椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種です。
また胴が長い分、他の犬種よりも腰に負担がかかることも椎間板ヘルニアを起こす要因です。
人間では子供や20代の若い層で見られない病気ですが、ミニチュアダックスフンドは若くても発症する可能性が十分にあります。
特に肥満になると運動不足で腰の筋力が衰えたり、腰の可動域が少くなったりするため、椎間板のクッション性が弱くなり椎間板ヘルニアを引き起こすリスクが高くなります。
おやつを与えすぎないなど、太らないよう食事管理に気を配りましょう。
定期的な体重測定をしましょう
成犬のサイズになってからも1~3ヶ月に1回は体重測定をしましょう。
定期的な体重測定をすることで犬の異変に早く気付くことができます。
例えば食べている量が変わらないのに体重が減ってくるとき、もしかしたら病気が隠れている可能性があります。
だから定期的な体重管理をして、愛犬を管理する必要があります。
ミニチュアダックスフンドの体重を月齢ごとに推移!肥満度の測定法を伝授【まとめ】
ミニチュアダックスフンドの子犬を迎えて嬉しい気持ちと同時に、これから大きく育ってくれるかドキドキしますよね。
愛犬の体重が増えていることが確認できれば飼い主さんも安心です!
お伝えしたミニチュアダックスフンドの平均体重の推移を参考にすれば、簡単に現在の適切な体重が分かります。
また体重管理と同時に、ボディコンディションスコアで肥満度を測定すればより健康状態を把握することが可能です。
けれど、成犬になってからも体重管理を続けなければなりません。
なぜならミニチュアダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい犬種だからです。
腰に負担をかける運動を控えるのはもちろんですが、おやつを与えすぎて肥満犬にならないように気をつけていきましょう。
健康のためにも体重管理は重要です!