カメムシを食べる生き物は?天敵による効果的な駆除方法はある?
触ると強烈な匂いで攻撃してくるカメムシ。
触りたくないので、色々な方法で寄せ付けない方法を試している人は多いはず。
「カメムシを食べる生き物がいればいいのに!」
「カメムシを食べる生き物で一番の天敵は何?」
このように考えている方もいますよね。
今回は、カメムシを食べる生き物とその天敵による効果的な駆除方法についてまとめてみました。
後半にはカメムシの駆除や対策についてまとめてみたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Contents
カメムシを食べる生き物は?
カメムシを食べる生き物はいます。
以下のとおりです。
- 鳥
- カマキリ(昆虫)
- 爬虫類
- 両生類
- クモ
- 卵寄生蜂(カメムシの卵に寄生する蜂)
鳥やカマキリなどはカメムシを好んで食べていません。
鳥やカマキリなどはカメムシが数多くいるので食べているようです。
しかし、卵寄生蜂は、カメムシの卵に自らの卵を植え付けます。
孵化した蜂の幼虫がカメムシの卵の栄養を食べて成長します。
卵寄生蜂がカメムシの天敵です。
卵寄生蜂に対する研究や理解がすすみ、卵からカメムシの大量発生が防げるようになってもらいたいですね。
そのほか、ゴミから発生した虫を食べるゴミ虫や同じカメムシの仲間のオオトビサシガメ・グンバイメクラガメはカメムシの卵を食べます。
こちらもカメムシ自体が増えないので、研究や理解がすすんで欲しいです。
天敵による効果的な駆除方法はある?
カメムシを食べる生き物と共存する方法は、屋外でカマキリやクモを見かけても放置することです。
カメムシの成虫を食べる生き物はカマキリやクモです。
それらが庭先にいると、ついつい追い払ってしまうことでしょう。
しかし、カマキリやクモはそこに餌になるカメムシがいるので庭先にいます。
特にジョロウグモは、自分の代わりのカメムシの効果的な駆除方法だと思って放置することをおすすめします。
ジョロウグモの蜘蛛の巣はカメムシが引っかかりやすい位置にあります。
もし、ジョロウグモの巣を見つけても、放置することがおすすめです。
虫には「いい虫(益虫)」と「悪い虫(害虫)」がいます。
先ほど挙げたカマキリやクモなどは、他の虫を駆除してくれるので、いい虫(益虫)として共存していくことをおすすめします。
私たちが蜂やクモが怖いからと言って、全ての虫を駆除するようになってしまうと、それらの役に立つ虫まで駆除してしまうので考えものです。
一番の天敵はヒト?!
カメムシの一番の天敵はヒトです。
ヒトはカメムシを食べませんが、カメムシを食べる生き物よりも効果的な駆除や対策をすることができます。
次項ではどんな駆除や対策ができるかまとめました。
カメムシの駆除・対策方法
- 殺虫スプレーや忌避剤を使う
- カメムシを家の中に入れる2mm以上の隙間を作らない
- カメムシは白色に引き寄せられる習性があるので、白色の洗濯物は部屋干しにする
- 匂いの強い洗濯洗剤や柔軟剤を使わない
- 夜は灯りをカーテンや雨戸で遮光する
- まめに草むしりをする
- カメムシの好物の野菜や果物を極力植えない
カメムシの対策は色々とありますが、効果的に対策できるのは上記の7つです。
草むしりや植物を植えないことは、生活環境によっては難しいかもしれません。
しかし、それ以外はカマキリやクモを操るよりも、効率的で簡単です。
なので、カメムシの最大の天敵はヒトです。
カメムシを食べる生き物は?天敵による効果的な駆除方法はある?【まとめ】
カメムシを食べる生き物とその天敵による効果的な駆除方法についてまとめました。
この頃はカメムシが大量発生しやすい環境になってきています。
カマキリやジョロウグモがいても追いつかないほどです。
卵寄生蜂(カメムシの卵に寄生する蜂)に対する研究や理解がすすみ、卵から大量発生が防げる時代になるといいですね。