鯉のぼりの棒の名前は?一番上の飾りは?各パーツの意味も詳しく解説!
5月5日は、男の子の節句である「端午の節句」。
4月末あたりから、大小様々な鯉のぼりがあちらこちらで見られるようになりますよね。
まごいにひごいが何匹も連なった豪華な鯉のぼりを見かけると、大人になった今でも何故かテンションが上がってしまうという方も少なくはないでしょう!
しかし近年は、スペースがないことや、親御さんが日中に不在の方が多く、天候に左右されてしまう鯉のぼりの管理が難しいことなどが要因となり、鯉のぼりの姿は減少傾向にあります・・・。
そこで!
鯉のぼりの魅力を知ってもらうためにも、鯉のぼりの棒をはじめとする各パーツの名前や、その意味などを詳しくご紹介してみましょう!
Contents
意外と知らない!鯉のぼりの棒の名前は?
鯉のぼりって、どうしても大空を泳ぐ鯉にばかり目がいってしまうんですが、結構沢山のパーツから成り立っているんです!
そこでまずは、鯉のぼり全体を支える重要パーツとして、棒の部分から詳しくご紹介していくことにしましょう。
さて!
鯉のぼりの棒の部分の名前は何でしょうか??
日本の伝統とも言える鯉のぼりなんで、もちろん何かしら難しい名前が付けられているのでは・・・?
このようにお考えの方!
残念です・・・。
実は、鯉のぼりの棒の部分の名前は「竿」なんですね。
物干し竿の「竿」と同じです。
見たまま、そのままの名前でした!
ただ、素材によって少々名前が異なるようです。
例えば、素材が竹なら「竹竿」と呼ばれています。
ちなみに、近年では錆びにくく強度のあるステンレス素材のものが多いようで、こちらは「ポール」でいいみたいですね・・・。
意外に知られていない鯉のぼりの棒の名前ですが、そこまで重要なものでもないようです・・・。
意外と知らない!鯉のぼりの棒の先にある飾りの名前は?
鯉のぼりをじっくり見てみると、前項で名前が明らかになった棒・・・もとい「竿」の先端に飾りがついていることに気付くのではないでしょうか?
「竿」の一番上の高い高い位置にある、丸い飾りです。
キラキラ輝いてなかなか小洒落た飾りなんですよね。
さて!
鯉のぼりの各パーツの中で、この先端に見える飾りの名前は何でしょうか??
皆さんはもちろん、ちょっと難しい名前なのでは・・・と勘繰ってしまうことでしょう・・・。
しかし、こちらもある意味見たままの名前なんですよね・・・。
鯉のぼりの「竿」の先端部分の高い位置にある丸い飾りの名前は、「回転球」と呼ばれています!
そうですよね・・・。
丸くて、くるくる回っていますもんね・・・。
回転する球で「回転球」!
ただ、この鯉のぼりの「回転球」はただの飾りではなく、「ここに男の子がいますよ!!」と天の神に分かってもらうための目印なんだそうです。
きちんとした意味のある飾りなんですね!
意外と知らない!鯉のぼりの棒に付く風車のような飾りの名前は?
さらに、鯉のぼりをじっくり見てみましょう!
前項で名前が明らかになった棒・・・もとい「竿」の先端の回転球の下に、ちょっと気になる飾りがありますよね。
見た感じ、弓矢の形の小パーツが合わさっているようなちょっと変わった形状。
そして、回るたびにカラカラカラカラと結構な音がします。
さて!
鯉のぼりの各パーツの中で、この棒の先端の回転球の下にある、音の鳴る飾りのようなものの名前は何でしょうか??
これこそ、ちょっと難しい特殊な名前なはず!
しかし・・・、期待は裏切られます。
こちらも見たままの名前なんですよね・・・。
鯉のぼりの「回転球」の下にある回って音の鳴る飾りの名前は、「矢車」といいます!
うん・・・そうですよね・・・。
矢の形状の小パーツが合わさって、くるくるカラカラ回っていますもんね・・・。
矢の形の回転する飾りで「矢車」!
この鯉のぼりの「矢車」は弓矢をモチーフに作られていて、武士の力のある強いイメージを表現していると言われているんです。
また、カラカラと大きな音がなる形状なのは、この音で男の子に降りかかる災いを払うためとも言われているようですね。
意外と知らない!鯉のぼりの鯉と一緒に飾る筒状のヒラヒラの名前は?
鯉のぼりには、さらに気になるパーツがありますよね。
鯉のぼりの鯉と一緒に飾る筒状のヒラヒラ!
鯉ではないのに鯉と一緒に並べられていて、大空の中を泳いでいるアレです・・・。
しかも、なにやらとてもカラフル。
じっくり見ていると、各ご家庭の鯉のぼりごとに鯉自体の色はそれぞれ異なっているんですが、このヒラヒラだけはどれも同じ色味なんです!
何やら、深い意味がありそうなパーツなんですが・・・。
まずは!
鯉のぼりの鯉と一緒に飾る、筒状のヒラヒラの名前は??
こちらはまさか、鯉のぼりの棒が「竿」であるように、見たままの名前ではないはずです・・・
この筒状のヒラヒラは「吹き流し」。
まあ、風が吹いて流れるように舞う飾りなんで、こちらも予想できる範囲内の名前でしたね・・・。
この「吹き流し」は、鯉を引き立てる飾りの役割を担っています。
重要なのは、その色合い!
黒(紫)・赤・青・黄・白の5色は古代中国の五行説に基づいたもので、神様の加護を願いながら魔除けの意味合いもあるそうですよ。
鯉のぼりの棒の名前は?一番上の飾りは?各パーツの意味も詳しく解説!【まとめ】
鯉のぼりはいくつかのパーツで構成されています。
この各パーツの名前やその意味って、意外に知らないものなんですよね・・・。
まずは土台となる棒。
この棒の名前は「竿」です。
また、天の神にその家に男の子が産まれたことを知らせるとい意味を含む「回転球」が「竿」の先端に付けられ、その下には魔除けの意味をもつ矢をモチーフとした「矢車」が、さらに、鯉に並んで、筒状のヒラヒラした五行説にちなんだ5色の「吹き流し」も付けられています。
基本的に、どれも鯉のぼりを引き立てる装飾パーツですが、その家の男の子にふりかかる災いを払い、成長を願うという深い意味が込められたものなんですね!