「こどもの日」は誰に感謝するの?意外に知らない意味や由来は?
「こどもの日」って、誰に感謝する日か知っていますか?
実は母に感謝する日として制定されたものなんだそうですよ!
えっ!?
これってどういうことなの・・・?
この疑問を解決するために、「こどもの日」が制定された経緯や、その意味、由来などを様々な観点から調べてみました!
ここで疑問を解決するヒントになったのが、「こどもの日」の別名である「菖蒲の節句」と「端午の節句」の意味。
この2つの節句について詳しく掘り下げ、一体「こどもの日」がどのような意味合いで制定されたのか、どのような意味を持つ日であるのかを考えてみます。
これまでの「こどもの日」のイメージを覆すこと間違いなしですよ!
Contents
「こどもの日」はいつからあるの?
「こどもの日」って、誰に感謝する日なの?
この疑問を解決するために、まずは「こどもの日」がどのように制定され、近年まで伝承されているのか、その経緯について理解を深めておきましょう!
「こどもの日」は、第二次世界大戦後の1948年に、国民の祝日として5月5日に制定されました。
しかし、もともと古来日本では、この5月5日は男の子の節句である「端午の節句」としてすでに広く人々の間で認証されていたものなんですね・・・。
年に5つある節句の中で、特に男の子のための節句の1つとして、古くから人々の生活の中に組み込まれていたようです。
実は、古来日本では「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれていました。
「菖蒲」=「尚武」と掛けられ、特に武家社会で浸透した風習とも言われているんですね。
そこで、鯉のぼりや兜を飾ったり、男の子の初節句に陣羽織を羽織らせたりする風習が広まったと考えられています。
この古来の節句の様子をまとめると、やはり「こどもの日」は子供、特に男の子主体のものであると思われますよね。
よって、「こどもの日」は子供(特に男の子)に感謝する日・・・?
一体どうなんでしょうか?
「こどもの日」の意味は「菖蒲の節句」を紐解けば見えてくる!?
「こどもの日」って、誰に感謝する日なの?
この疑問を解決するために、さらに1948年に制定された「こどもの日」に、どのような意味合いが含まれているのかを考えていくことにしましょう!
「こどもの日」がどんなものなのか、実はその意味は、「菖蒲の節句」について詳しく調べてみると見えてきます。
「菖蒲の節句」の「菖蒲」は「尚武」と掛けられ、武家社会で広まった節句であることはもちろん確かなんですが、さらにもう1つ、「菖蒲の節句」には、「香りの強い菖蒲の花を飾って病気や災いを取り除く行事」という重要な意味合いが含まれているんですね。
古来日本では、成人の年まで健康に成長する子供の数はとても少なかったというのが、この背景にあります。
家を継続するための後継である男の子の成長を、心から望まれていた時代だったんですね・・・。
まだまだ生活の安定しなかった1948年に改めて制定された「こどもの日」にも、この子供(主に男の子)の成長を願う意味合いが、含まれていたことは確かでなのではないでしょうか。
つまり、「こどもの成長に感謝する日」であったと、解釈できますね。
「こどもの日」の由来は「端午の節句」を紐解けば見えてくる!?
「こどもの日」って、誰に感謝する日なの?
この疑問を解決するために、さらにさらに、1948年に制定された「こどもの日」の由来についても知っておく必要があるのではないでしょうか?
「こどもの日」が制定された由来については、その根底にある「端午の節句」について詳しく調べてみると見えてくるんです・・・。
「端午の節句」って、その歴史をずっとずっと辿っていくと、なんと女性の田植えの神事にまで遡ることができるんですよ!
時代は、奈良時代まで遡ることになります。
この時代に田植えを行うのは、生命を生み出す女性の役目と考えられていたようですね。
春である5月は、ちょうど田植えの時期です。
5月5日の「端午の節句」に、田植えのための神事が行われ、この日だけは女性も菖蒲酒というお酒を飲めたとか・・・。
この歴史が1948年に制定された「こどもの日」の由来にあたるとなると、「こどもの日」は単純に「こどもの成長に感謝する日」という解釈だけでは少し足りないような気がしますよね・・・?
「こどもの日」は母に感謝をする日でもあるの!?
「こどもの日」って、誰に感謝する日なの?
この疑問を解決するために、これまで、「菖蒲の節句」について調べその意味の知識を深め、「端午の節句」についても歴史を遡りその由来の手掛かりを得てきました!
そこで分かったことが、「こどもの日」は「こどもの成長に感謝する日」であり、さらに「子供以外の女性にも感謝すべき日」なのかも知れないということですよね・・・。
そこで、祝日法を確認し、その内容と照らし合わせてこの疑問をきちんと解決することにしましょう!
祝日法によれば、「こどもの日」は「こどもの人格を重んじその幸福をはかると共に母に感謝する日」となされているんです。
そうなんです!
上記で導き出した、「子供以外の女性にも感謝すべき日」というのは、つまり「子供を産んだ母に感謝すべき日」ということだったんですね!
簡単にまとめると、「こどもの日」は「子供の無事を願いその成長に感謝しつつ、さらにその子供を産んだ母にも感謝する日」となるのではないでしょうか。
祝日法の根底には、古来から続く「菖蒲の節句」「端午の節句」の歴史がしっかりと根付いていたんですね!
「こどもの日」は誰に感謝するの?意外に知らない意味や由来は?【まとめ】
「こどもの日」って、誰に感謝する日なの?
この疑問を解決するために、1948年に制定された「こどもの日」の根底にある、古来日本の「菖蒲の節句」「端午の節句を遡ってみました。
それぞれの節句から、「こどもの日」の意味や由来の手掛かりを得ることができます。
さらに、祝日法と照し合わせることで、疑問はスッキリ解決!
「こどもの日」は「子供の無事を願いその成長に感謝しつつ、さらにその子供を産んだ母にも感謝する日」なんですね!
とっても感慨深い内容!
日本の風習の奥深さを感じさせられますね。