スミレの育て方!室内だと育たない?花が咲かない理由や葉ばかりになる理由
大好きなスミレを、室内で育てたいと考えている方もいると思いますが、結論からいうと室内でスミレを育てることはできません。
スミレは比較的、育て方が簡単な花だといわれていますが、室内だと紫外線量の不足や風通しが影響して、枯れる可能性があります。
スミレの育て方において室内で難しい理由や、スミレの花が咲かない理由、葉ばかりになってしまう理由についても調べました。
スミレの栽培の参考にしてください。
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スミレの育て方!室内だと育たない?
スミレが室内だと育たない理由は、光合成ができなくなるからです。
紫外線量の不足は、光合成に必要なエネルギーが足りないことを意味しています。
スミレは、紫外線をエネルギーにかえて、様々な活動をしています。
その活動は光合成と呼ばれ、水を分解して水素にしたり、ブドウ等を作り出したりと、スミレが生きていく上で、必要な栄養を作り出しています。
なので、スミレを室内で育てることは、おすすめできません。
それでも、室内でスミレを楽しみたいのであれば、花が咲いた鉢を、室内の風通しが良くて、明るい窓際で、数日の間だけ、楽しむことをおすすめします。
他には、花が咲いたスミレを切り花にして、お部屋に飾る方法がおすすめです。
スミレの花が咲かない理由は?
スミレの花が咲かない理由には、育て方に原因があるのでしょうか?
育て方が悪いから、スミレが咲かないのではなくて、理由はスミレの種の作り方にありました!
スミレは開花時期が終わっても、つぼみをつけますが、そのつぼみは、種を作るためのものなので、花は咲きません。
花というと、花を咲かせた後に、果実や種ができることを想像しますが、花を咲かせることなく、種を作る植物もあります。
このような植物のことを、閉鎖花(へいさか)といいます。
閉鎖花の中では、同じ花のおしべから出た花粉で、同じ花のめしべが受粉して、種が作られます。
これを、自家受粉といいます。
自家受粉に対して、他家受粉(たかじゅふん)があります。他家受粉は、同じ種類の植物の、他の個体の花粉を、昆虫などが媒介して受粉することをいいます。
自家受粉は他家受粉と比べて、受粉の成功率が高いというメリットがあります。
しかし、自家受粉は遺伝的多様性の面では弱く、淘汰されしまう可能性があることが欠点です。
スミレが葉ばかりになってしまう理由とは?
スミレが葉ばかりになってしまう理由の1つに、閉鎖花ができている場合もありますが、別の理由も考えられます。
肥料の与え過ぎで、葉だけが茂っている可能性があります。
その場合は、肥料の中でも、窒素が過多になっている可能性があります。
肥料は、主に窒素、リン酸、カリの3つの成分で構成されています。
その中でも、窒素には、葉を増やしたり、草丈を高くしたりする働きがあり、葉肥ともいわれています。
窒素が不足すると、葉が黄色くなり、下葉が枯れてしまいます。
逆に、過多になると、葉だけが茂って、花が咲かなくなります。
なので、肥料を与えた場合は、スミレの様子をよく観察するようにしてください。
観察することは、管理方法の中でも大事なことなので、覚えておいてくださいね。
スミレの育て方!室内だと育たない?花が咲かない理由や葉ばかりになる理由【まとめ】
スミレは、室内で育てると、花が咲かないばかりか枯れてしまう可能性があることが分りました。
それでも、室内で大好きなスミレの花を楽しみたいのであれば、方法は2つあります。
1つは、室内で数日間だけ花を楽しむ方法で、もう1つは、スミレの花を切り花にして室内に飾る方法があります。
それに、スミレの葉ばかりが茂っている場合も、注意が必要です。
原因として考えられるのは、肥料の成分の1つである窒素が過多になっている可能性があります。
なので、肥料を与えた後は、よく観察するようにしてください。
そして、スミレの育て方としては、屋外で育てることをおすすめします!