ユリの茎を切る時期はいつ?どこで切る?花が終わった後のお手入れの手順
ユリの花が終わったら、花はそのままにしておくべきなのでしょうか?
そして、葉や茎をどのようにお手入れをするのでしょうか?
分からないですよね。
ユリの花が終わった後のお手入れ方法をについて見ていきましょう。
今回は、ユリの茎を切る時期やサイン、その理由、花が終わった後のお手入れの方法の手順や注意点をご紹介していきます。
ユリを育てる際の参考にしてください。
Contents
咲き終わったユリの花を切る理由は?
咲き終わったユリの花を切る理由は、種子を作らないようにするためです。
花が終わったユリは、花のつけ根から切り落とす必要があります。
なぜかというと、花が終わった後も、花をつけたままにしておくとユリは種子を作るからです。
ユリは種子ができると、種子の成長に栄養を集中させてしまうので、株全体に栄養が行き渡らなくなります。
なので、次の蕾を咲かせたり、株全体に栄養を届けたりするために、花をつけ根から切り落とすことが必要なのです。
ユリの花を取るのに適した時期は、花が終わったら直ぐです。
方法は、花のつけ根から、手で取ってください。
ユリの葉や茎を残す理由は?
花をつけ根から切る一方で、葉や茎を残します。
それは、花が終わった後も葉や茎では光合成は続き、栄養を作り続けているからです。
植物は、太陽の光や水を利用して、光合成をして必要な栄養を作っています。
ユリの球根は、花が咲く時期から、葉が黄色く枯れる時期まで、栄養を作り球根に蓄えています。
なので、花が終わった後直ぐに葉や茎を切ってしまうと、栄養を作ることができなくなります。
すると、球根に栄養を蓄えられなくなり、来年の花芽を作れなくなるのです。
花が終わった後に注意すべきこと!
水やり
花が終わったユリにも、水やりは必要です!
その理由は、植物が光合成をするために水は必要なので、花が終わった後も水やりは欠かさず行いましょう。
ユリの光合成を助けるためにも、花が終わった後も土が乾いたら水やりをしてください。
病害虫の予防と対策
ユリはアブラムシに注意が必要です!
ユリの病気を媒介するのは、アブラムシです。
アブラムシは、ウイルス病を伝染させ、症状が重くなると葉が委縮して枯れてしまいます。
特に、新芽や蕾は、アブラムシがつきやすいのでこまめに確認するようにしてください。
それに、終わった花をそのままにしておくと、種子を作るだけでなく、ウイルス病に感染するリスクを拡げることになるので、終わった花は早めに取りましょう。
アブラムシを見つけた場合、市販の園芸用アブラムシ殺虫剤を散布します。
なお、ウイルス病は、はさみなどの器具を介して移ることがあります。
なので、予防のためにもはさみなどの器具は、アルコール消毒をして使用することをおすすめします。
ユリの茎を切る時期やサインは?
ユリの茎を切る時期は秋です!
見た目でも分かります。
残しておいた葉が黄色くなり、枯れてきたら茎を切るサインです。
ユリは花が咲く頃から、葉や茎が黄色くなり枯れる頃まで、球根に栄養を蓄え続けますが、葉や茎が黄色くなると栄養を蓄える作業が終わったサインです。
ユリの茎は、地際で切ってください。
ユリの茎を切る時期はいつ?どこで切る?花が終わった後のお手入れの手順【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
ユリは、花が終わったら花のつけ根で取り、葉や茎は残す必要があることが分りました。
理由は、ユリに種子を作らせないようにして、葉で作られた栄養を球根に蓄えるためです。
それは、来年も美しい花を見るために、花後の管理として大事なことだと分かりました。
ユリの茎を切る時期は、葉が黄色くなって枯れてきたときがサインです。
それまでは、葉や茎はそのまま残しておいて、球根を育てて来年も美しい花を咲かせましょう。