ユリの育て方!冬の防寒対策は必要?管理のポイントを徹底解説!
ユリの冬の育て方が分からない!
どう管理すればいいの?
ユリは人が手を貸さなくても、冬に向けての準備は、花が咲く時期から始まっていて、球根に栄養を蓄え始めています。
なので、ユリの育て方で大事なのは、球根に栄養を蓄えるためのお手伝いをすることです。
この記事では、ユリの育て方について、冬の管理方法について調べました。
ぜひ、ユリの冬越しの参考にしてください。
Contents
ユリの耐寒性は?
ユリは、品種によって耐寒性に違いがあります。
暖かい地域に自生する品種には、寒さ対策が必要です。
寒さに弱い品種は、防寒対策をする必要がありますが、寒さに強い品種は、冬の寒さに当たると、美しい花を咲かせます。
ユリの育て方!冬の防寒対策とは?
九州南部から沖縄にかけて自生するテッポウユリやウケユリは、耐寒性があまり強くありません。
なので、自生地より寒い地域で育てる場合、鉢植えは、軒下に移動させてください。
ただし、室内は避けてください。
太陽の光が不足するからです。
地植えは、土が凍らないように、落ち葉や腐葉土、バークチップでマルチングをします。
マルチングの部材は、場所に合った部材を選んでください。
その他のユリは、耐寒性が強いので、特に防寒対策の必要はありません。
逆に、冬の寒さに当たることで美しい花を咲かせることができます。
冬越えのための大事な3つのお手入れとは?
大事なポイントは3つあります。
1つは、花が終わったら、花がらは取ること、2つめは、葉や茎は、黄色くなって枯れるまで取らないこと、3つめは、水を与え続けることです。
以下に詳しく解説していきます。
1、花が終わったら花がらを取る
ユリは、花が終わったら花がらを取ります。
その理由は、終わった花をそのままにしておくと、種子ができ栄養が種子に取られてしまうからです。
花がらは、そのままにしておくと、種子を作ります。
すると、栄養は種子に集中することになり、球根に栄養を蓄えることができなくなります。
ユリは、花が咲く時期から、葉や茎が黄色くなり枯れる時期まで、球根に栄養を蓄え、来年の開花に備えています。
なのに、種子を育てることに栄養が集中してしまうと、来年の花のための栄養が不足することになり、花が咲かなくなるのです。
花を取る際は、手で取ってください。
そして、葉や茎は切らないようにしてください。
2、葉や茎は、黄色くなって枯れるまで取らない
ユリは、葉や茎が黄色くなり枯れるまで取ってはいけません。
植物は、葉や茎にある葉緑素で光合成をして、必要な栄養を得ているので、葉や茎を切ってはいけないのです。
ユリは、花が終わった後も、葉緑素で光合成をして、必要な栄養を作り球根に蓄えています。
なので、葉や茎を切ってしまうと、光合成ができなくなり、栄養が作れなくなってしまいます。
3、水を与え続ける
ユリに水を与え続ける理由は、植物の光合成には、太陽の光とともに水が必要だからです。
ユリは、葉や茎が黄色くなり、枯れるまで光合成を続けるので、それまで水が必要です。
そして、地上部がなくなった後も水を与えてください。
地植えの場合、水やりの必要はありませんが、乾燥が続いたときは水を与えてください。
鉢植えは、土が乾燥したら、たっぷりと水を与えます。
冬の水やりは、早朝や夕方は避けてください。
なぜかというと、水分が凍り、球根が傷む可能性があるからです。
ユリの育て方!冬の防寒対策は必要?管理のポイントを徹底解説!【まとめ】
ユリは品種によって、耐寒性が違い、テッポウユリやウケユリは防寒対策が必要です。
ユリの育て方で、冬を越すためには、花後の管理が重要なことが分りました。
花が咲いた後の、管理のポイントは3つあります。
1つは、花がらを取ること、2つめは、葉や茎は取ってはいけないこと、3つめは、花後も水やりが必要なことです。
この3点を頭に入れ、お手入れをして、来年も美しいユリを咲かせてくださいね。