ユリの八重咲きの白にはどんな品種がある?特徴や育て方のコツ!
ユリは、花弁が一重の品種が多いですが、いくつもの花弁が重なり合いながら咲く品種があります。
それが、八重咲きです。
八重咲きの品種には、ウェーブライダーやエキゾチックサン、サボール、ディアンサ、ハンバー、マイウエディングなどがあります。
今回は、ユリの八重咲きの白色の品種にスポットをあてて、特徴や育て方のコツを調べました。
ユリを育てようと考えている方は、ぜひ、参考にしてください。
Contents
ユリの八重咲きの白にはどんな品種がある?
白色のユリの花を咲かせるのは、マイウエディングとハンバーです。
マイウエディング
マイウエディングの花径は15~20cm、草丈は70~100cm、開花時期は6~7月です。
よい香りがする白色の花です。
ハンバー
ハンバーの花径は15~20cm、草丈は60~120cm、開花時期は6~7月です。
1枚の花弁に白色と緑色の2色が出ています。
ユリの八重咲きで白以外の色が咲く品種は?
八重咲きのユリには、多くの種類があり、花色だけでも、白色やピンク色、黄色と多彩です。
ウェーブライダー
ウェーブライダーの花径は、花径は13~18cm、草丈は60~80cm、開花時期は6~8月です。
淡いピンク色の花がたくさん咲きます。
エキゾチックサン
エキゾチックサンの花径は15~20cm、草丈は60~120cm、開花時期は6~7月です。
花色は黄色です。
サボール
サボールの花径は15~20cm、草丈は60~130cm、開花時期は6~7月です。
淡いピンク色の花が咲きます。
ディアンサ
ディアンサの花径は15~20cm、草丈は80~110cm、開花時期は6~8月です。
優しいピンク色の花で、花弁の数が多く、とてもよい香りです。
ユリの八重咲きの特徴とは?
八重咲きのユリは、オリエンタルユリを品種改良して作られました。
八重咲きのユリは、花粉が無いものが多いです。
八重咲きのユリの花弁は、オリエンタルユリのおしべとめしべが、花弁に変化したものです。
なので、花弁が増えた一方で、花粉が無くなったのです。
ただし、品種や個体によっては、花粉が出ることがあります。
もしも、花粉が出た場合、おしべの先についている葯(やく)を取ってください。
葯は1つの花に6つあります。
ユリの花が開花すると、葯が破れ、花粉が出てきます。
葯を取ると良い理由は2つあります。
1つは、ユリの花粉は、手指や洋服につくと取れなくなるからです。
2つめは、花が早くに終わってしまうからです。
花は、めしべに花粉がつくと、種子を作ることに栄養を集中させ、花は枯れてしまいます。
花を長く楽しみたいのであれば、受粉させないためにも、葯を取ることをおすすめします。
なので、蕾が開き、少しでも葯が見えたら、すぐに取ってしまいましょう。
葯を取る方法は、指やピンセットでつまみ、引っ張るだけです。
ユリの香りは、花弁から出るので、葯を取っても香りは無くならないのでご安心ください。
ユリの育て方のコツ
ユリは種子から育てると、花が咲くまで、約5年かかるので、球根を植えつけるのがおすすめです。
ユリの球根を植えつけるのに適した時期は、10~11月で、水はけと風通しが良い場所を選びましょう。
水はけのよい土地に植えつけるのには理由があります。
ユリには上根と下根の2種類の根があります。
下根は、下に伸びる根で、主に株を支える役割があります。
上根は球根の上部に出る根で、養分を吸収する役割があります。
なので、上根がしっかり育ち、養分を吸収できるためにも深く掘ってから植えつけましょう。
深さの目安は、地植えの場合は、球根の大きさ2〜3倍の深さです。
鉢植えの場合、球根の3倍以上の深さのある鉢に植えつけましょう。
水やりは、地植えの場合は必要ありません。
鉢植えは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまで与えてください。
ユリの八重咲きの白にはどんな品種がある?特徴や育て方のコツ!【まとめ】
ユリの八重咲きの品種には様々な品種があり、育て方も難しくはないことが分りました。
ユリの球根の植えつけは、10~11月が適期なので、ユリを育てるのに適した環境を見つけたり、土を耕したり、少しずつ球根を植える準備をして、ユリの栽培にチャレンジしてみてはいかがですか!