百合の咲く時期はいつ?日本に自生する種類とその開花時期
百合の花は、1年を通して花屋さんで見ることができます。
しかし、自然の中で百合が咲く時期はいつなのでしょうか?
日本に自生する百合の種類と、その百合の咲く時期について解説していきます。
自宅で百合を育てるためのポイントも調べましたので、ぜひ参考にしてください。
Contents
百合の咲く時期はいつ?
日本で自生する百合の咲く時期は、5~8月に花が咲きます。
百合の原種は、北半球に約100種類が分布し、日本には15種が自生しています。
百合の種類によって咲く時期が違う?!
日本に自生する代表的な百合の咲く時期と、特徴をまとめました。
テッポウユリ
テッポウユリは5~7月に咲きます。
九州南部から沖縄にかけての、海岸近くの崖で、見ることができます。
花は白色で、香りもよく、ラッパの形に似た、横向きの花がたくさん咲きます。
ヤマユリ
ヤマユリは6~7月に咲きます。
本州の中部地方より北の山で見ることができます。
花は、白い花弁に、黄色い線があり、花弁全体に、エンジ色の斑点があります。
香りは、とても強いです。
ヒメユリ
ヒメユリは、6~7月に咲きます。
本州の東北南部より南の地域や四国、九州の山で見ることができます。
花はオレンジ色で、中央に斑点があります。
花は小さく、星形をしています。
スカシユリ
スカシユリは6~8月に咲きます。
中部地方より北の海岸や崖で見られます。
スカシユリは上を向いて咲きます。
花弁の付け根が細く、花の基部が透けて見えるため、スカシユリと名付けられました。
花の色は、オレンジや白色、黄色、赤色、ピンクと多彩です。
ササユリ
ササユリは、6~7月に咲きます。
中部地方から九州で見ることができます。
花はピンク色で、横向きに咲きます。
とても強い香りがします。
コオニユリ
コオニユリは、7~8月に咲きます。
北海道から沖縄で見ることができます。
花の色はオレンジ色で、花弁には濃褐色の斑点があり、強く反り返っています。
カノコユリ
カノコユリは7~9月に咲きます。
九州や四国で見られます。
花弁には、かのこ模様の斑点があり、強く反り返っています。
百合の種類の分類
原種を交配して作り出された百合は、4つの品種に分けられます。
4つの品種の名称と特徴をみていきましょう。
オリエンタル・ハイブリッドは、大きな花が咲きます。
色は白から濃いピンク系です。
トランペット・ハイブリッドは、中国原産の百合を基に作られた品種で、花色は黄色が多く見られます。
ロンギフロラム・ハイブリッドは、テッポウユリとタカサゴユリの組み合わせの品種で、花色は白色が多く見られます。
アジアティック・ハイブリッドは、アジア原産の百合を交配して作られた品種で、花色はオレンジ色や黄色が多く見られます。
百合の育て方のポイント
百合を育てる際のポイントを押さえておけば、それほど難しくはありません。
百合を植えるのは、風通しと水はけのよい場所が適しています。
テッポウユリ系やスカシユリ系、ヒメユリなどの葉が細い百合は、日当たりを好み、オリエンタル系やヒメサユリなどの葉が広い百合は、明るい半日陰を好みます。
そして、百合は、地中の温度が高くなることを嫌うので、梅雨明け以降は、地面に直射日光が当たらない場所や建物の東側などのできるだけ涼しい場所で育てるか、株元に下草を植えます。
水やりは、庭植えの場合は必要ありません。
鉢植えは、鉢土の表面がよく乾いたときに、たっぷりと水を与えてください。
花が終わった後も、葉が枯れるまでは水やりをしてください。
鉢植えの場合、梅雨と春秋の長雨の時期は、鉢を軒下などに移動させてください。
お手入れは、花が終わったら、花がらを取ります。
百合の咲く時期はいつ?日本に自生する種類とその開花時期【まとめ】
1年を通して花屋さんで見ることのできる百合は、自生の場合、5~8月に咲くことが分りました。
日本は自生する百合は、様々な種類があるので、ぜひ、お気に入りの百合を見つけてくださいね!