ラベンダー木質化の原因と対処法!予防できるお手入れ方法を解説

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ラベンダーは苗を買った時には、たくさんの花が咲きます。

ですが、3年ほどすると木のように成長していきます。

これを木質化と言います。

ラベンダーが木のようにならないためにはどうしたら良いのでしょうか。

木質化予防のコツはあるのでしょうか。

このような疑問を解決していきたいと思います。

 

 

今回は、ラベンダー木質化の原因と対処法、予防のお手入れ方法のコツを解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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ラベンダーの木質化とは?

ラベンダーは購入して2、3年は、何もお手入れをしなくてもきれいに花をつけてくれます。

しかし、根本近くでは、茎が木のように茶色くなってきてしまいます。

これは病気ではなく、ラベンダーが木に成長しているのです。

これを木質化と呼びます。

ラベンダーは花の仲間ではなく、低木の仲間なので、木になってしまうのは当たり前です。

それを遅らせるために、購入後、2年目から毎年剪定してあげないと、木になってしまい花が咲かなくなります。

 

 

ラベンダーの木質化の原因は?

ラベンダーの木質化の原因は、剪定をしないことが原因です。

梅雨前に弱剪定しないと、ラベンダーは蒸れてしまい、株が弱ってしおれてしまいます。

蒸れて弱ったラベンダーは、これ以上弱らないようにリグニンという物質を作って増やします。

このリグニンの生成が増えることによって茎から木へ成長していきます。

剪定により蒸れを防げれば、ラベンダーの木質化を遅らせることができます。

 

 

ラベンダーの木質化を予防するお手入れ方法のコツ

木質化を予防するためには、梅雨前と晩秋に剪定のお手入れをするのがコツです。

梅雨前の剪定だけではなく、晩秋に剪定をすることで、さらに新芽を増やすことができます。

年2回の剪定を詳しくまとめました。

 

梅雨前にするお手入れのコツ

梅雨前に風通しが良くなるように、弱剪定をするのがコツです。

重なっているところがないように、隙間が見えるくらい山型になるように切ることをおすすめします。

剪定後の葉っぱや枝が根本に残るのも、腐って蒸れる原因になるので残さないように片付けましょう。

 

晩秋にするお手入れ方法のコツ

晩秋にするお手入れ方法のコツは、9〜11月に山型に強剪定することです。

それと細すぎる枝は切ってしまいましょう。

その時の注意点は、芽を残して剪定することです。

芽を残さないと枯れる原因になります。

夏前と同様に、根本には剪定後の枝や葉っぱが残らないように片付けましょう。

 

 

ラベンダーの木質化の対処法は?

晩秋に強剪定しても、次の春に花が咲かない場合の対処法は、挿し木をして新しい株を増やすことです。

木質化したら、株が元気なうちに挿し木をするようにしましょう。

挿し木の仕方は簡単です。

梅雨前に弱剪定した穂先を使います。

その穂先を発根促進剤を適量入れた液に数日浸したのちに、新品の鹿沼土に刺しておくだけです。

水やりも鹿沼土が乾いたら霧吹きをするだけです。

ラベンダーの挿し木は発根率が低いので、多めに挿し木をするのをおすすめします。

木質化は自然の流れなので、ラベンダーを長く楽しむには、挿し木をして、新しい苗を作るようにしましょう。

 

 

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ラベンダー木質化の原因と対処法!予防できるお手入れ方法を解説【まとめ】

ラベンダーは良い匂いのする低木の植物です。

お手入れ方法が良いと、2〜6年間は花を咲かせてくれます。

しかし、剪定のお手入れ方法がよくないと花を咲かせてくれません。

木質化といい、木のように育ってしまいます。

木質化を少しでも遅らせるためにも、年に2回剪定を行いましょう。

剪定は梅雨前と晩秋です。

梅雨前は弱剪定で、晩秋は強剪定です。

それぞれコツがあるので注意して行うようにしましょう。

今回のまとめを参考にしていただき、木質化を遅らせてラベンダーの香りを長く楽しんでいただきたいです。