デグーがご飯を食べない原因と対処法!実体験からリアル解説
デグーがご飯を食べなくなった!?
そのような経験はありませんか?
または今まさに!
という飼い主さんもいるかもしれません。
うちでもデグーを飼育していますが、過去、様々な問題に直面して試行錯誤を繰り返しました。
その中でも大きな問題はご飯に関する悩みです。
健康と直結するからです。
小動物は短期間ご飯を食べないだけでも、すぐに痩せたり弱ったりしてしまいます。
主な原因としては、好み、量や回数、病気など様々な問題が考えられます。

もしあなたの飼っているデグーが、ご飯を食べないとしたら、原因を取り除いてあげたいですね。
本記事では、デグーがご飯を食べないときの原因と、またその対処法を解説します。
それでは一つずつ探っていきましょう。
Contents
デグーがご飯を食べない原因と対処法
デグーがチモシーを食べない
デグーは完全な草食動物です。
主食はチモシーなど繊維質の多い牧草で、いつでも好きなだけ食べられるように、飼育ケース内のエサ入れにたっぷり入れておきます。
ずばり極論をいうと、デグーは水とチモシーだけでも生きていけます。
栄養補助のためにも楽しみのためにも、ペレットやオヤツを与えますがあくまでも補助的なものです。
ですから少々ペレットやおやつの食べる量が減ったり数日食べなかったりしても、即生命に影響はありませんが、チモシーを食べないのは深刻な問題ですから、一刻も早い改善が必要です。
そんなわけで、まずはチモシーからみていきましょう。
原因1 ペレットを与えすぎた
ペレットの量を見直してみましょう。
ペレットやオヤツを与えすぎると、本来主食であるチモシーを食べる量が減ってしまいます。
ペレットの一日の適正量は、一般的には体重の約5%と言われていますが、個体差があります。
諸説あり、もっと少ない量で十分ともいわれています。
また運動量や月齢によっても量は変わってきます。
一度に与えても残したり隠したりするので、様子を見ながら与えましょう。
原因2 チモシーの種類が変わった
新しい種類のチモシーに切り替えるときは、少量ずつ混ぜて切り替えましょう。
我が家は前回と違う銘柄のチモシーを選び、2種類以上のチモシーを混ぜて与えています。
そうすると味の変化に戸惑わないようになり、切り替えもしやすく、偏食になりにくいです。
原因3 チモシーに飽きた
チモシーを短くカットしてみましょう。
手に持って食べやすく、切り口から香りがして、食欲がはずみます。
我が家では5センチから10センチくらいにちぎっています。
チモシーは主食ですが、それだけでは飽きることがあります。
アルファルファ・オーツヘイなど嗜好性が高いものを少量混ぜたり、ハーブ類や好みの葉っぱを振りかけたりしてあげると、なぜかチモシーも喜んで食べます。
量は多くなりすぎないように加減しましょう。
デグーがペレットを食べない
デグーは食べることが大好きな動物です。
普段は温和なのに、ごはんを奪われそうになると、取るな!あっちにいけ!と猛烈に訴えかけます。
そんな食い意地がはった動物ですから、食欲がないというのは、主食でなくても心配になりますね。
では今度はペレットやオヤツを食べない原因にフォーカスしてみましょう。
原因1 ペレットを与えすぎた
ペレットを与えすぎると、一時的にペレットを食べなくなります。
我が家では普段は一日の分のペレットやオヤツを、あらかじめ準備しておき、部屋をお散歩する時に様子を見ながら与えています。
丸一日家を空けるという場合にペレットを多めにケージに置いて出かけたことがあり、しばらく食べなくなった経験があります。
普段と違う与え方をしたのもあるかもしれませんね。
散歩のときだけは我慢させずに与えるのですが、ケージの中にいる間はチモシーに専念してほしいのでペレットは入れません。
限られた時間だけなので結構あげている感じでもほぼほぼ余ります。
この場合はもらえる。どんなにアピールしてもここではもらえないとデグーに覚えてもらう。
そのようにメリハリをつけることで、ペレットに特別感を与えます。
さらに芸などのご褒美に与えると、脳の発育にもコミュニケーションにもなるのでお勧めです。
原因2 種類が変わったまたは飽きた
我が家ではさまざまな栄養を摂ってほしいので、日替わりでいろんな種類のご飯を与えますが、決まったご飯だけをずっと与えていた場合は、急に変わると食べなくなることがあります。
またそれまで食べていたのに食べなくなったのなら、飽きたという可能性もあります。
えん麦、大麦、乾燥野菜、パパイヤ、タンポポなど乾燥した花や葉、毛球対策の栄養補助食、ビタミン・乳酸菌のタブレットなど、本来のご飯以外にもそれぞれの栄養効果が期待できるご飯がたくさんあります。
忘れたころに与えてみるとすんなり食べることも多いので、違うもので気を紛らわせるというやりかたも有効です。
原因3 ペレットの劣化
ペレットの賞味期限はどうでしょうか。
また期限内であったとしても、封がちゃんと閉じられていなかったり知らない間にかじられて穴が開いたりしないでしょうか。
特定のものだけ食いつきが悪いときは、劣化した可能性もあり、そのまま与え続けると健康を害します。
動物病院に行く方が高くつくので、もったいないですが潔く捨てましょう。
チモシー、ペレットどちらにも言えることですが、見てもわかる通り、ペレットやオヤツの与えすぎが原因であることが多いです。
環境の変化やストレスでご飯を食べないことも!
デグーがご飯を食べない原因は、オヤツの与えすぎ以外にほかに何があるでしょうか。
デグーはとても知能が高く、またコミュニケーション能力の高い動物です。
気持ちを伝えようとアピール力もすごいです。
なので寂しさがストレスにつながることも。
デグーが近づいてきたら撫でてあげたり、おやつをあげたり、十分コミュニケーションをとりましょう。
それからデグーは警戒心が強く繊細な性質でもあります。
ケージ内に設置しているレイアウト・騒音・気温など環境に問題がないか確認してみてください。
また夏冬関係なく、温かいところと涼しいところ、デグーが自由に調節できるようにケージ内に用意してあげましょう。
健康状に問題がある可能性も?
ここまでいろんな原因を探ってきましたが、原因がどうしてもわからないときは病院へ連れて行って獣医に相談してみましょう。
どんな動物にもいえることですが、特に捕食対象である小動物は、体調が悪くても本能的に隠す傾向が強いです。
食欲は健康のバロメーターであり、デグーなりの大事なSOSでもあります。
早めに対処しましょう。
デグーがご飯を食べない原因と対処法!実体験からリアル解説【まとめ】
いかがでしたか。
ここではデグーがご飯を食べない原因と対処方法について探ってきました。
ご飯は健康と直結しています。
デグーはいろんな形で気持ちを伝えてきますが、ご飯を食べなくなるという現象は、問題を改善せずにきた結果の、最終的なSOSであることもありえます。
常日頃からデグーが快適な生活が送れるように気を配ってあげましょう。