百合を来年も咲かせるには?花が咲き終わった後のお手入れのコツ
美しい花を咲かせてくれた百合を、来年も咲かせたい!
だけど、百合を来年も咲かせるには、どうすればよいのでしょうか?
百合を来年も咲かせるには、花が咲き終わったらすぐにお手入れを始めましょう。
この記事では、百合を来年も咲かせるためのお手入れ方法のコツを詳しくご紹介します。
ぜひ、参考にして下さい!
Contents
百合を来年も咲かせるには?
百合を来年も咲かせるには、全てのエネルギーを使い果たした百合の球根に、エネルギーを補給すればいいのです。
百合は、球根にたくさんのエネルギーを蓄えておくことで、来年も美しい花を咲かせることができるのです。
百合の球根にエネルギーをより多く補給させるためのコツは3つあります。
1つは花がらを摘む、2つめは肥料を与える、3つめは葉のつけ根の芽を取ることです。
3つのコツを知り、実践することで、百合の花が咲く可能性がアップします!
この3つのコツを次項で詳しく解説していきます!
花が咲き終わった後のお手入れ方法
1、花がらを摘む
咲き終わった百合の花は、そのままにしておくと種になるので切りましょう。
花をつけたままにしておくと、種を作ることにエネルギーを使い、球根の成長がストップします。
百合は、花びらが落ち始める頃に種を作り始めます。
なので、花の色が悪くなってきたら、早く切りましょう。
花を切る際は、花だけを切り、葉は切らないでください。
なぜかというと、葉を残すと、百合は光合成ができるからです。
光合成とは、光のエネルギーを利用して、無機炭素から有機化合物を作り出すことです。
百合は、光合成で作られた栄養を球根に蓄え、来年咲く花の準備をしているのです。
なので、百合を切り花にするときも、できるだけ株に葉を多く残して切ることをおすすめします。
2、肥料を与える
光合成だけではエネルギーが不足するので、肥料を与え、球根に栄養を補いましょう。
肥料をあげるタイミングは2回あり、6~7月の花の終わりと、3月頃の芽が出る時期です。
使う肥料は、球根用の肥料がおすすめです。
そして、観葉植物や植木用の肥料は葉が茂るだけで、花が咲かなくなるので避けましょう。
肥料はたくさんの種類がありますが、含まれる主な成分は窒素やリン酸、カリウムです。
窒素は葉肥えともいわれ、枝や葉を茂らせる働きがあります。
リン酸は実肥えともよばれ、花や実のつきをよくする働きがあります。
カリウムは根肥えといわれ、茎や根を丈夫にする働きがあります。
肥料は、使う時期によっても選ぶ種類が違います。
植物の成長に合った肥料を使い、美しい花を咲かせるお手伝いをしてあげましょう。
3、葉のつけ根の芽を取る
オニユリは、葉のつけ根にできる芽を取ると、来年の花つきがよくなります。
オニユリの場合、葉のつけ根にムカゴとよばれる栄養繁殖器官ができるので取ってください。
ムカゴは、やがて植物体から離れ、地面に落ちると発根し新たな植物体になります。
新しい植物体になるパワーを秘めたムカゴを取らないと、エネルギーが奪われ球根が育たなくなります。
なので、ムカゴを見つけたら、簡単に指で取れるのですぐに取ってください。
百合の管理方法と注意点
百合を来年も咲かせるには、お手入れ方法をチェックしておきましょう。
百合の好む環境や水やりについて知っておくと、管理がしやすくなります。
百合は、風通しと水はけのよい場所を好みます。
テッポウユリ系やスカシユリ系などの葉の細い百合は、日当たりを好み、オリエンタル系やヒメサユリなど葉の広い百合は、明るい半日陰を好みます。
そして、百合は地中の温度が高くなることを嫌うので、梅雨明け以降は、地面に強い直射日光が当たらない場所や建物の東側など、できるだけ涼しい場所を選び、育てることをおすすめします。
水やりは、庭植えの場合は必要ありません。
鉢植えは、鉢土の表面がよく乾いてから水を与えます。
花が終わっても、葉が枯れるまで水を与えてください。
百合を来年も咲かせるには?花が咲き終わった後のお手入れのコツ【まとめ】
百合を来年も咲かせるには、3つのコツを押さえ、お手入れをすることが重要です。
コツを押さえ、実践して、翌年も美しい百合の花を咲かせてくださいね。