スミレの寿命はどれくらい?育て方のコツと花が終わった後のお手入れ方法
スミレは、古くから日本に自生する植物で、特に手間をかけなくても花を咲かせてくれます。
今回は、スミレの寿命はどれくらいなのか、少しでも長くスミレを楽しむために、育て方のコツや注意点を調べました。
これからスミレを育てようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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スミレの寿命はどれくらい?
スミレは分類上では多年草として扱われていますが、スミレの寿命は短くて、2~3年で枯れてしまいます。
なので、スミレの寿命を少しでも長くするためにも、高温多湿の場所を避け、風通しのよいところで育てる必要があります。
花が終わった後には、花がらを摘むお手入れをすることで、株が弱るのを防ぎ寿命を延ばすことができます。
スミレの育て方のコツは?
育てるのに適した場所はどこ?
スミレは日当たりを好みますが、高温多湿は苦手です。
スミレは鉢植えと地植えの、どちらでも育てることができます。
スミレは日当たりを好みますが、夏場の高温多湿は苦手なので、夏は涼しくて、風通しがよい場所を選びましょう。
地植えの場合は、夏は日陰になる落葉樹の下に植えたり芝生の中に植えたりすることをおすすめします。
鉢植えは、季節や生育に合った環境に、鉢を移動させながら育ててください。
水やりのタイミングは?
地植えだと、基本的に水やりの必要はありません。
ただし、夏の乾燥が続くときは、たっぷりと水を与えてください。
鉢植えは、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
注意点として、根腐れ防止のため土が常に湿っているような状況は避けてください。
水やりの際は、鉢の底から水が流れ出る位たっぷりと与えましょう。
スミレはどうやって種を作るの?
スミレの花は春に咲く種類が多く、花が終わるとスミレは咲かないつぼみを作ります。
スミレは開花時期が過ぎると、閉鎖花ができその中で種を作り、できた種を弾き飛ばしています。
花が咲いたスミレは、ほとんど種を作りません。
その代わりに、スミレは花の時期が終わると、閉鎖花(へいさか)といって、花が咲かないつぼみを作ります。
そして、つぼみの中で種を作り、できた種は弾き飛ばされます。
スミレの花が終わった後のお手入れ方法は?
スミレの花が終わったら、花がらを取りますが、コツは花茎の根元から切ることです。
スミレの花を楽しむために、欠かせないお手入れの1つに、花がら摘みがあります。
花がら摘みは、お手入れの中でも比較的簡単なので、コツが分かればすぐに実践することができます。
そもそも、花がら摘みが必要な理由は、花がらをそのままにしておくと、病害虫の発生源になるおそれがあるからです。
枯れた花をそのままにしておくと、見た目にも美しくはないので、早めに摘むことをおすすめします。
花がら摘みをするときは、水が不足して萎びれているときは避けてください。
株が弱った状態で花がらを摘むと、枯れる原因になりますので注意しましょう。
摘む花は、色褪せた花や花びらが丸まっている花です。
花がらを摘むコツは、枯れた花びらだけを取り除くのではなく、花茎の根元から指で軽くひねって花茎ごと取ることです。
スミレの寿命はどれくらい?育て方のコツと花が終わった後のお手入れ方法【まとめ】
スミレの寿命は2~3年だということが分りました。
そして、花が咲いたスミレには種ができなくて、花の時期が終わると、咲かないつぼみである閉鎖花を作り、その中で種を作るということも分かりました。
育て方のコツは、花がらを摘むことで、見た目に美しく、しかも病害虫の発生を予防できるので、ぜひ花がら摘みのコツを覚えて、実践したいですね。
スミレの育て方のコツが分かりましたので、ぜひ、スミレの栽培にチャレンジしてみてはいかかでしょうか。