自由研究で10円玉をピカピカにする方法!これって中学生向けの実験?
普段使用している10円は、実は少し黒みがかっています。
磨くとピカピカの10円になります。
ではなぜ黒くなるのでしょうか?
手に触れるから垢や汚れなのでしょうか?
今回は、自由研究で10円玉をピカピカにする方法をご紹介します。
中学生向けの学習内容になりますが、実験方法は簡単なので是非参考にしてください。
10円玉が黒くなる理由については、中学生で勉強しますので、このテーマで自由研究をすることで中学生での授業がすんなり理解できます。
10円玉をピカピカにする方法は、親世代の頃から人気がありました。
世の中の40代以上に10円玉をピカピカにする方法を知っている人は多く存在するのではないでしょうか。
自由研究で10円玉をピカピカにする方法
準備するもの
・古い歯ブラシ
・綿棒
・ティッシュ
・たまごパック
・小皿
・醤油
・食酢
・レモン
・醤油
・マヨネーズ
・洗剤
・10円玉
実験方法
黒くなる理由は、10円玉は銅でできているため、空気と酸化することによって黒くなります。
つまり、銅が空気にふれ酸素と結びつくことによって赤褐色の銅が黒色に変化します。
10円玉をピカピカにする方法は、空気にふれ結びついた酸素を銅から外し元に戻すことです。
酸化銅の還元は中学2年生の理科で習います。
銅+酸素→酸化銅
酸素と結びついているものから酸素を外すこと=還元
この酸化銅を還元することによって前のピカピカの10円玉に戻すことができます。
身近なもので還元を起こすことができるものがあるかを調べてみましょう。
実験方法は、食酢、レモン、醤油、マヨネーズ、ヨーグルト、ケチャップなどを10円玉に綿棒で塗って変化をみてみましょう。
色々なもので調べてみたいので黒くなった10円玉の枚数を確保しておくことが必要になります。
どれがきれいになるか、ピカピカ度の違いを観察してみましょう。
自由研究の際の注意点として、酸には金属を溶かす性質があり、化学反応をおこすため臭いので、換気が必要です。
洗剤もピカピカになります。
洗剤には酸性のものとアルカリ性のものがあり、塩素系の洗剤は余計に黒くなってしまうものもあります。
実験の注意点
10円玉をピカピカにする方法には、いくつか注意点があります。
硬貨は「貨幣損傷等取締法」といって、お金を傷つけたり潰してはいけないという法律があります。
綺麗にするぐらいではひっかからないですが、磨きすぎて文字や絵柄が消えてしまわないように気を付けなければならなりません。
もう一つの注意点は、近年はキャッシュレス決済も進んで実験のために10円の枚数を集めることも昔に比べて安易ではないので、実験を決めたら早めに集めて用意が必要です。
また実験に使用する洗剤も昔より一滴できれいになったりと強くなっています。
そのため化学反応で、変形や変色しすぎないか注意しましょう。
実験方法として、磨くときも固いタワシとかではなく、綿棒や歯ブラシを使用したほうが良いでしょう。
そして注意点として素手で触ると手からの汗や皮脂の汚れによって再び化学反応もおきるかもしれないので、できれば手袋を使用して行うことをおすすめします。
自由研究で10円玉をピカピカにする方法!これって中学生向けの実験?【まとめ】
自由研究で10円をピカピカにする方法のまとめ方として、どうしてこの実験を始めようと思ったのか動機と目的をしっかりと書いておくことが必要です。
動機と目的からその子の考えや性格が伝わってとても面白いと思います。
準備するものは沢山種類があったほうが実験結果も楽しめます。
また10円玉の枚数を沢山準備することも忘れずに!
意外に知られていない注意点も沢山あるのでまとめ方にしっかりと記入しておくことが大事になってくると思います。
実験方法は簡単ですが、中学生の理科で習う酸化銅の還元を利用するので、小学生の方には理解することが難しいかもしれません。
自由研究課題で昨今のお金の流れを用いて10年玉を枚数用意する大変さを結びつけるまとめ方をしても、色々な年代の方が読んだときに面白いですね。
10円玉が身近だった時代から考えると枚数を集めることが大変だなんておじいちゃんおばあちゃん世代からしたら考えられないことです。
また都会こそキャシュレスが進んでいるので、より感じられると思います。