クリスマスの別の言い方は!?日本の歴史のおもしろ豆知識

2023年7月3日

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冬になり、12月に入ると日本中がクリスマスモードに包まれます。

クリスマスって冬の特別なイベントですよね。

子供から大人まで、何だかワクワクしてしまう楽しいイベントですね。

 

 

さて、今では当たり前に行われているクリスマスですが、日本ではいつから始まったのでしょうか?

そして、今のようにクリスマスと呼ばれていたのでしょうか?

実は、クリスマス以外の別の言い方があったんです!

日本の歴史にちょっとだけ触れてみましょう!

 

 

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日本のクリスマスって面白い!

現代の日本のクリスマスは、街の至る所にイルミネーションがなされ、家ではクリスマスツリーやリースを飾り、サンタクロースがプレゼントを運んでくるというのがごくごく一般的な認識ではないでしょうか?

当日にはチキンやケーキを食べプレゼントを送りあうという、とっても素敵なイベントですよね。

このクリスマスはもちろん、他国から日本に入ってきた文化です。

もともと日本にはキリスト教は存在しない宗教であったことは、小学生高学年にもなれば歴史の授業で習い、お子さんでも知っていますよね・・・。

ただ、クリスマスが、歴史の変化によって別の言い方で表現されていたということはあまりご存知ないかもしれませんね。

クリスマスの呼び名に注目して歴史をたどってみると、これがなかなか面白い!!

聞いたこともないような別の言い方がポンポン出てくるんです。

ちょっとした雑学に違いありませんが、おもしろ知識として頭に入れてくと楽しいですよ。

クリスマスにみんなが集まった食卓などで、話題にしてみてはどうでしょうか?

 

 

始まりは戦国時代!クリスマスは何と言う?

さて、日本のクリスマスの始まりは、どのタイミングなのでしょうか?

ここで、出てくるのがフランシスコ・ザビエル!

なかなか有名な人物で、独特なタッチの肖像画を思い浮かべる方は少なくはないでしょう。

このザビエルは、戦国時代にスペインから来た宣教師で、、日本にキリスト教を布教したんですね。

キリスト教が入ってくると、もちろんクリスマスも普及されていくわけです。

この頃は、厳密にクリスマスとは言わず、別の言い方が浸透していたとのこと・・・。

ちょっと調べてみたのですが、クリスマスは「ナタラ」という全く別の言い方で呼ばれていたようです。

もちろん、いきなり日本の庶民に取り入れられることはなかったはず・・・。

文献に残っている「ナタラ」のお祝いは、イエズス会の宣教師が興味ある人々を招き、ミサを行い食卓を囲み、貧しい人へ施しに回ったというような内容だったようですね。

 

 

江戸時代でもクリスマスは別の言い方で行われていた!

日本にクリスマスは少しずつ浸透していきます。

ただ、歴史に詳しい方なら、日本が鎖国という大掛かりな対策をとっていた江戸時代には、キリスト教は禁止されていたことはご存知なはず。

この時代には、クリスマスなどなかったはずなんですよね。

しかし、隠れキリシタンの存在を忘れてはいけません!

日本の制度にひっそりと歯向かうキリスト教信者は、ずっと国内にもいたんです。

その人々の中で、クリスマスは途絶えることなく続いていたんですね・・・。

もちろん、隠れキリシタン達がクリスマスという言葉を口にすることはできません!

そこで、様々な別の言い方でクリスマスを表現していたんです・・・。

クリスマスのお祝いは、隠れキリシタンの中では「霜月のお祝い」と呼ばれていた様子。

この呼び名なら、古くから各村で行われていたちょっとした風習ともとれますよね!

 

 

幕末のクリスマスの別の言い方は?

日本の歴史を紐解いていくと、すでに幕末にはクリスマスという呼び方は浸透していたようです!

明治時代を経て、大正時代には庶民もすっかり認識し、子供たちもクリスマスをお祝いしていたようですね。

ただ、宣教師達が持ってきた、キリスト教思想の内容はだんだん薄れていったことは言うまでもありません。

現代の日本のクリスマスに、宗教的な要素をあまり感じないという事実が、このことを物語っているように思われます。

さて、クリスマスという呼び名が幕末にはすでに浸透し理解されていたということなんですが、クリスマスツリーもこの頃に日本に登場したようです。

モミの木はなかなか日本では手に入らないため、似たような木を用意し、そこに飾りを施したのが始まりとされています。

そして、サンタクロース!

この存在も幕末に少しずつ浸透していたようなんです。

ただ、サンタクロースは別の言い方で伝わっていた模様・・・。

何と!「三太九郎」!!

すごい当て字と、すごい命名センス!

この「三太九郎」さんが、子供達にささやかなプレゼントを配ったようですね。

日本の歴史って、ほんとに興味深いものです・・・。

 

 

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クリスマスの別の言い方は!?日本の歴史のおもしろ豆知識【まとめ】

今ではごく当たり前にお祝いするクリスマス!

このクリスマスは、他国から日本に取り入れられた文化の1つです。

戦国時代に宣教師とともに渡ってきたクリスマスは、その当時「ナタラ」と呼ばれ、江戸時代隠れキリシタン達により「霜月祝い」という別の言い方に名を変えつつ、細々と伝承されてきました。

幕末には、クリスマスと呼ばれてクリスマスツリーやサンタクロースもどきも登場していたようですね。

キリスト教的な思想は近年の日本のクリスマスには薄れつつありますが、長い歴史の中で形を変えながらも伝承された文化だと思うと、今年のクリスマスはいつもと少し違ったものに感じられるかもしれませんね!