菜の花の種の保存方法はどうするの?収穫方法や種の虫取り方法のコツ
菜の花が美しく咲いている姿を見ると、来年もまた見たいと思う気持ちになって、菜の花の種を取っておきたくなりますよね。
だけど、種ができる時期や種の収穫方法が分からない!
なんてことはありませんか?
種の収穫や保存は、コツが分かれば簡単にできます。
なので、菜の花の種の保存方法をマスターしませんか!
そして、自分で取って保存しておいた菜の花の種をまいて、花が咲いたら素敵ですよね!
Contents
菜の花は見た目で種ができたことを知らせてくれる?!
食用に育てた菜の花は、植えたままにしておくと、さやの中に種ができます。
さやが黄色くなったら収穫の合図です。
菜の花は食用にする時は、花が咲く直前の蕾を摘み取りますが、種を取る場合はそのまま育てて、種ができるのを待ちます。
菜の花の種は、さやの中にできます。
さやが黄色くなったら、菜の花の種を取ります。
菜の花の種の収穫方法
1.黄色くなったさやは、茎ごと刈り取って、ビニール袋に入れます。
さやが茶色くなると、種が自然に弾けてしまうので注意しましょう。
2.ビニール袋の上から手で叩いて、さやと種を分離させます。
ビニール袋に茎をたくさん入れれば、足で踏んでも問題ないです。
3.袋から茎を取り除き、さやと種をふるいにかけます。
葉の花の種を取ってはみたものの虫を発見!どうすればいい?
菜の花は葉や茎だけではなく、種も虫がつきやすいので、しっかりチェックしましょう。
菜の花の種についた虫を取るには、天日干しがおすすめです。
虫がいなくなるだけでなく、種の中の水分も抜け、カビの発生を防ぐことができるからです。
方法ですが、菜の花の種を新聞紙に広げ、天日で1~2日間干します。
菜の花の種の保存方法!最大のコツは?
菜の花の種の保存方法は、乾燥した環境で保存することが、最大のコツ。
種についた虫を取ったら、乾燥した環境で保存します。
保存期間は2~3年です。
菜の花の種は、湿気を嫌います。
なので、乾燥した環境で保存することが最大のコツです。
保存する種を茶封筒などに移したら、茶筒やビンなど、密封性に優れた容器に入れて保存します。
この中に、シリカゲルなどの乾燥剤を入れておくと、より効果的です。
菜の花の種を入れた容器は、冷蔵庫で保管します。
このとき、冷凍室や野菜室ではなく、冷蔵室で保存するのがコツです。
菜の花は野菜の一種なので、野菜室での保存がよさそうに思いますが、冷蔵室が適しているのです。
その理由は、野菜室は野菜がエチレンガスを分泌するため、保存に適さないからです。
エチレンガスは、野菜や果物が分泌する植物ホルモンの一種で、自らの熟成を促す働きがあります。
なので、エチレンガスが多い野菜室で、菜の花の種を保存すると、種の寿命を縮めてしまうことになります。
菜の花の種をまく際の注意点はある?
菜の花はアブラナ科に属します。
アブラナ科の植物は連作障害が発生するので注意が必要です。
その他の注意点は?
連作障害とは、同じ場所で同じ植物を育て続けていると、土の中から植えている植物に必要な養分だけがなくなります。
すると、植物の生育が悪くなります。
アブラナ科の植物に発生しやすく、同じアブラナ科のキャベツやハクサイを植えた後に、続けて菜の花を植えると、連作障害が発生します。
菜の花の種の寿命は2~3年といわれていますが、種の寿命の期間内であっても、長期保存すると、発芽率が低くなります。
なので、種まきの際は、少し多めに種をまいてください。
菜の花の種の保存方法はどうするの?収穫方法や種の虫取り方法のコツ【まとめ】
菜の花の種の保存方法が分かりました。
あまり難しくないようなので、チャレンジできそうですね。
菜の花の種の保存方法にチャレンジした後は、是非その種をまいてみませんか!
そして、来年もまた、春の訪れとともに、菜の花を楽しんでくださいね。