菜の花には土壌改良が必要！栽培前に知っておくべき土作りや環境とは？
菜の花を育てるためには、土壌改良が必要です。
土壌改良とは、菜の花にとって理想の土壌になるように、手を加えることをいいます。
土壌改良をしないと、土壌の中に、水や空気が入りづらくなります。
すると、菜の花の根の生育が妨げられ、菜の花全体の生育が悪くなります。
さらに、水はけも悪くなることで、根が腐ってしまいます。
土壌改良というと、とても難しそうに感じますが、そんなことはありません。
まずは、菜の花を植えようと思っている場所に行って、土壌の中からごみを拾うことからはじめてみませんか。
Contents
菜の花に適した環境はどこなの？
菜の花の原産地は、地中海沿岸です。
それは菜の花に適した環境の手掛かりです！
菜の花は、日当たりが良い場所を好み、比較的寒さに強いです。
風通しの良い場所での栽培をおすすめします。
なぜならば、菜の花はアブラムシやアオムシ、ヨトウムシなどの害虫の発生を防ぐためです。
菜の花のための土壌改良！まずするべきことは？
土の中のごみを取り除くことから始まります。
土壌に混ざっているごみを取り除くことで、菜の花の根の成長を助けることができます。
土壌改良を始める前に、土壌にごみが混ざっていないかをチェックします。
なぜかというと、庭の土壌には、ビニールやガラス片、コンクリート片、金属片が混ざっていることがあるからです。
土壌にごみが混ざっていると、根の成長に悪影響を及ぼすので、ごみは取り除いてください。
よく耳にするｐＨとは？菜の花に適している土壌のｐＨは？
ｐＨとは、水素イオン濃度の量のこと。
菜の花に適している土壌のｐＨは6.0～6.5です！
ｐＨとは、土の中の水素イオン濃度の量のことで、 簡単にいえば、土壌が酸性なのか、アルカリ性なのかを示す指標のことです。
ｐＨは、０〜14の数値で示されます。
0が酸性、7が中性、14がアルカリ性です。
植物により、生育に適した土壌ｐＨは異なります。
植物にとって適さないｐＨの土壌に植えると、重要な養分の吸収ができなくなり、植物の成長に悪影響を及ぼします。
菜の花の場合、好適土壌ｐＨは、6.0～6.5なので、菜の花を植える予定の場所の土壌のｐＨを調べ、ｐＨを6.0～6.5に合わせることになります。
日本では酸性土壌が多いですが、石灰を多く使うことで、アルカリ性に傾いている場合もあります。
また、ｐＨは植物を植えるたびに変わります。
ｐＨを調べるには、測定キットや測定器で測ります。
土壌に差すだけで測ることができる測定器が簡単なので、おすすめです。
菜の花の種をまくまでの準備期間は？
菜の花の種をまくには準備が必要です。
期間は２週間みておきましょう。
菜の花に適した土壌を作るには、２週間かかります。
その内容とは？
種をまく日の２週間前は、土壌のｐｈをチェックします。
その値に応じて、苦土石灰を施肥します。
種をまく日の１週間前は、１㎡あたり堆肥を2ｋｇ、緩効性化成肥料を100gまいて、よく耕します。
菜の花は２年連続で同じ場所に育てると連作障害が起きる！
連作障害といって、同じ植物を同じ場所で育て続けていると、生育不良の原因になります。
菜の花はアブラナ科に属しています。
アブラナ科の植物の特徴として、同じ場所で育て続けていると、土壌の成分バランスが崩れ、菜の花を好む細菌や病害虫が発生しやすくなります。
なので、アブラナ科の植物を栽培した場所は、１～２年あけてからアブラナ科の植物を植えるようにしましょう。
菜の花には土壌改良が必要！栽培前に知っておくべき土作りや環境とは？【まとめ】
土壌改良はｐＨだけではなく、肥料を施肥することや、土壌の中のごみを拾うことも大事な作業だと知ることができました。
それに、同じ場所に菜の花を植え続けると、連作障害が起きることも分かったので、気をつけたいですね。
ぜひ土壌改良にチャレンジして、菜の花を育てくださいね。