扇風機が回る仕組みは?簡単に分かりやすく説明してみよう!!
扇風機がなぜ回るのか、疑問に思ったことはないでしょうか?
「モーターの力で羽が回っている・・・」と大体の説明しかできない方も少なくはないでしょう。
そこで・・・扇風機が回る仕組みを調べ、まとめてみました!
扇風機と風車の違いなどを例に挙げつつ、小学生の低学年のお子さんでも理解できるように、簡単に分かりやすく説明してあります。
今更聞けなかったという方も、1度、目を通してみましょう。
気になる謎の解明に、是非お役立て下さい!
Contents
風車と扇風機の違い!
扇風機が設置された羽をモーターで回して風を起こすということは、なんとなく理解できてはいても、扇風機がどういう仕組みで回っていて、なぜ前方にしか風を送らないのかという詳細までは、意外と知らないものですよね・・・。
まず、扇風機の回る仕組みを知るうえで、似たような形状の風車との違いを比較してみましょう。
風車を回しているのは、自然の風です。
しかし、扇風機はモーターを回すことで止まっている空気を動かし、風を起こすといういわば人工的なものになります。
見た目には似たような形状であっても、風車と扇風機では根本的な原動力が異なるわけですね!
風車と扇風機の違いをしっかりと把握することが、扇風機が回り前方に風を送ることができるその仕組みを紐解く鍵になるはずです!
扇風機が回るポイントは羽の形にある!
風車と扇風機には、原動力以外にも大きな違いがあるんです!
それは、羽の形!
しっかりと観察してみると、風車の羽が軸に向かってまっすぐ取り付けられているのに対し、扇風機の羽は軸に向かってねじれたようにくっついているのが分かると思います。
実は、風車と同じ形状の羽にモーターを付けたとしても、扇風機のようにくるくると回るわけではないんです!
扇風機の羽がスムーズに回るのは、風を前方にのみ起こしていることが大きく関係しています。
扇風機の羽が後ろや横側から空気を集めて、前に流すことができるために、継続して一定速度でスムーズに回ることができるんです!
扇風機のねじれたように配置された羽がその大きな役割を果たしています。
つまり、扇風機が回る仕組みは、その特殊な羽の構造にあるということになりますね!
ずばり!扇風機が回る原理!
前項までの風車と扇風機の原動力の違いや、羽の構造の違いといった比較をもとに、扇風機の回る仕組みや風の吹き方についてざっとまとめてみましょう。
まず、扇風機の原動力となるのはモーターです。
このモーターに羽をつけて回すことで、扇風機は風を起こすことができるんですね。
ちなみに、モーターに羽をつけたものを、ファンと呼びます。
パッとみた感じ、扇風機の軸からねじれたようにも見えるように、このファンには、回転方向に対して一定の角度で羽が取り付けられています。
このファンの回転により、スムーズに扇風機が回り続けるわけです・・・。
つまり、モーターの力によって、一定の角度をつけて羽を取り付けたファンが回転し、各羽が周りの空気を押し出すという一連の動作が、扇風機が回る仕組みということになりますね。
扇風機は後ろに風を出せない!?
最後余談になるのですが、扇風機から後方に向けて風を出すことは可能かということも考えてみましょう。
こちらを考えるにあたり、やはり、基本的な扇風機の回る仕組みを根底にしなければなりません。
例えば、扇風機には、回転方向に対して一定の角度で羽が取り付けられているわけですが、この取り付け角度を変化させれば、扇風機の後方にまで風を送ることはできるのでしょうか?
羽の取り付け角度を変えることで、ある程度までなら風の生じる範囲を広げることは可能、というのがこの問いへの結論になります!
実際に、完全に後ろ方向に風を生じさせるように羽をとりつけた場合、逆に前方へ風を送ることができなくなるんですね。
羽を二重構造にするなどいろんなアイデアが出てはいるものの、なかなか商品化に至らないことから、基本的に扇風機では全方向に風を送ることは不可能であると言えるのではないでしょうか・・・。
扇風機が回る仕組みは?簡単に分かりやすく説明してみよう!!【まとめ】
扇風機がなぜ回って風を送ることができるのか、気になったことはないでしょうか?
簡単にまとめると、モーターを使って羽のついたファンを回転させるというのが、扇風機が回る仕組みということになります。
また、使用するファンには、回転する方向に対して一定の角度をつけて羽を取り付けなければスムーズに回り続けることができず、さらにこの羽の角度によって、扇風機は前方に風を送り続けることが可能にもなっているのです。
普段、何気なく使用していた扇風機ですが、考え抜かれたうえでの傑作品ということになりますね!