散歩のねらいとは?1歳児に向けた目的と配慮すべきポイント
乳幼児はだいたい、1歳を迎える頃までには50%が歩き始めるといわれます。
行動範囲が増えた子どもたちは家の中に居るだけではストレスがたまってしまいます。
そんな子どもたちは定期的に外に出て元気に遊び回るのが一番!
今回は散歩のねらいについて、1歳児に向けての注意点、またおすすめの目的地などをご紹介していきます。
是非、子どもたちとの楽しいひとときの参考にしてください。
Contents
散歩のねらいとは?1歳児に向けた目的は?
まだ歩き始めたばかりの1歳児の散歩のねらいはどのようなところにあるのでしょうか。
本項では1歳児の散歩のねらいを以下の二点に絞って解説します。
歩くことを楽しむ
まず、歩き始めたばかりの1歳児は歩くことになれておらず、足下がおぼつかない場合も多いです。
よってまずは歩くことそのものを楽しむと言うこともこの年齢の子どもたちの散歩のねらいになります。
普段とは違う外履きの靴を履いて踏みしめるアスファルトや公園の土の感触など、散歩をすると普段とは違う発見があります。
小さな発見があることで子どもたちは歩くことを楽しむことができます。
日光浴や外気浴をしながら自然に親しむ
また、日光浴や外気浴をするというのも大きな目的、ねらいの一つ。
日光浴や外気浴には体を強くするメリットがあります。
それと同時に、季節毎の動植物、外気温、街の様子等に興味関心を持つことも大事です。
これらから感じ取れる小さな変化や季節感を感じ取ることがまた意味をもってきます。
そして、この季節毎の変化に興味関心を持つことで豊かな感覚を持つ子どもになっていきます。
散歩での注意点や配慮すべきポイントとは?
1歳児はまだ一人で散歩することはできません。
よって散歩は当然、身近な大人と一緒にすることになります。
本項ではそんな1歳児を散歩に連れて行く保育者または保護者の方が注意すべき点、配慮すべきポイントについて解説します。
子どもにおよぶかもしれない危険に注意
散歩は楽しいことですが、屋外は危険もたくさんあります。
そんな危険から子どもたちを守るのも一緒に散歩をする大人の役割。
毛虫や蚊などの害虫、危険な植物に注意する、または近づけないように子どもに注意を向けること。
また空き缶、ガラスなど危険物を見つけた際には、誤飲を防ぐために拾うようにする。
このように散歩中は行き先に危険なものが無いか、安全に歩けるかを常に意識する必要があります。
子どもの目線に配慮
散歩中は一緒に歩く大人が子どもの目線や興味がありそうなものに配慮することも大事です。
例えば子どもの指さしによる発見等に対して、子どもの感じているだろうことをくみ取り共感すること。
ベビーカーの速さは子どもが自然を十分に感じられるような速度を意識して進む。
このように一緒に歩く大人には子どもと同じ目線で歩いたり、配慮する必要があります。
また散歩中に出会う草花などの自然を大人が大切に扱うことで、子どもたちが自然の大切さを感じられるようにするのも大事です。
1歳児の散歩におすすめの天候や時間帯は?
天候や気温というのは1日のうちに変わっていくものです。
またこれらは季節によっても変わってきます。
ここでは散歩に適した時間や天候について季節毎に解説していきます。
春と秋
四季の中でも過ごしやすい季節である春と秋の散歩の時間は日中の9~11時頃、13~15時頃がおすすめ。
夕方になると急に気温が下がったりすることもあるので上着などで体温調整ができるようにしておくことをおすすめします。
夏
夏は気温が高くなるので炎天下での散歩は避けた方が良いですね。
散歩をするなら日中の強い日差しは避けて、朝の7~9時、また夕方の17~19時くらいの少し日が陰ってきて日差しが落ち着いている時間がおすすめ。
冬
冬の寒い日は散歩には適さないです。
それでもずっと家の中に居ると心身の健康によろしくないです。
よって散歩をするなら1日のうちで一番気温が高くなるお昼の11~14時くらいがおすすめです。
散歩のねらいとは?1歳児に向けた目的と配慮すべきポイント【まとめ】
今回は1歳児の散歩のねらい、そして注意点や適した天候などについてご紹介しました。
1歳児にとって散歩というのは本当に学びが多いです。
自然、四季、街の雰囲気、これらを子どもたちは散歩の中で、外遊びをしながらいろいろなことを学んでいきます。
子どもたちの成長にとって散歩というのは非常に重要なアクティビティーとなるので是非この記事を読んで、散歩の参考にしてほしいです。