藤の花の育て方!種から育てるのは難しい?種を取る時期や種まきの手順
藤の花を種から育てるためには、まず種が必要です。
種を手に入れるために、ネットで検索したり、ホームセンターに行ったりしてみると、藤の苗木は多く出回っているのに対し種をみかけることが少ないといった経験はありませんか。
藤の種は貴重なものなのでしょうか。
そして、藤の花の種は、どこにできるのでしょうか。
藤は花が終わると、大きなインゲン豆のような実をつけ、その中に種ができます。
藤の種は、特に貴重なものではなく、発芽率も85%あります。
ですが、種から育てると、藤の花が咲くまで3~5年かかります。
なので、より早くから花を楽しむことができる苗木が多く流通しているのです。
それでも、藤を種から育ててみたいと思いますよね。
そこで藤の花の育て方について、種から育てる方法、種を取る時期や種まきの手順を調べました。
藤の花の育て方のポイントもご紹介します。
藤の種が手に入ったときは、この記事を参考にして藤を育ててみてはいかがですか?
Contents
藤の花の種を取る時期は?
家に藤の木がある場合、藤の種を取ってみましょう!
藤の種を取るのに適した時期は12月です。
藤は花が終わると、インゲン豆のような実をつけます。
中には種があります。
実の色は、最初は緑色をしていますが、徐々に茶色くなり、熟すと黒色になります。
種を取るには、黒色になった実が最適です。
しかし、木に実をつけたままにしておくと、さやが弾け種が外に出てしまいます。
なので、12月に入り、実が茶色くなって乾燥してきたら、さやが弾け種が出てしまう前にさやを収穫することをおすすめします。
藤の花を種から育てるには?
収穫したさやから種を取り出す方法
藤の実は堅いので、ケガをしないように注意して作業しましょう。
藤の種をさやから取り出すには、実を縦に割り種を取り出します。
種まきの手順
取った種は、乾燥しないように濡れたティッシュで包み、室内の暖かい場所で保管します。
1週間ほど、適度な湿度を保つことで、成功率が高くなります。
その後、保管した種をまくと5日位で発根します。
育った苗は、3〜7月に植えつけます。
ちなみに、藤を種から育てるのに適している土は、赤玉土が良いといわれていますが、種まき用の培養土を使っても問題はないようです。
藤の花の育て方のポイント!
藤の育て方のポイントをまとめました。
水やりの頻度
水やりは、季節によって調節します。
春と秋は1~2日に1回、夏は1日に1~2回、冬は乾燥したら水を与えます。
植える場所の選び方
藤は根を触られることを嫌う植物なので移植を嫌います。
地植えの場合は、日当たりと風通しのよい場所を選んでください。
そして、藤の成長を考慮してつるが伸びるスペースを確保できる場所を選びましょう。
鉢植えは、植え替えのときに根を切らないように注意します。
長く伸びた根は、植木鉢の中に巻くようにして植えてください。
藤の花の育て方!種から育てるのは難しい?種を取る時期や種まきの手順【まとめ】
いかがでしたか?
藤の花の育て方は、種からでも育てられることが分りました。
ですが、種はネットやホームセンターでも、あまり出回っていないことも分かりました。
しかし、藤の花が終わった後に、藤棚を観察すると、藤のさやを見ることができるそうです。
大きなインゲン豆のような形をした、さやの中には藤の種が入っていて季節によって色が変わります。
始めは緑色ですが、茶色くなり、黒色へと変化しながら、種が熟していきます。
さやが変化していく姿をみるだけでも楽しそうです。
なので、藤の花の種を買うことができたり、いただいたりする機会があって、藤の種を手に入れることができた際には、ぜひ、藤の花の栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。