キンモクセイの葉の特徴とは?葉が枯れる4つの理由と対策を徹底調査
庭で育てているキンモクセイの葉が、何の前触れもなく、枯れてきたら驚きますよね?
「このまま枯れてしまうの?」と心配になります。
だけど、どのように対処したら良いか分からなくて困りますよね。
キンモクセイを枯らさないためにも、キンモクセイの葉の特徴や、葉が枯れる4つの理由と対策についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
キンモクセイの豆知識
分類はシソ目・モクセイ科・モクセイ属の常緑広葉樹です。
原産国は中国です。
日なたの環境を好み、開花時期は9~10月です。
キンモクセイの葉の特徴とは?
まずは、キンモクセイの葉の特徴について見て行きます。
葉の大きさは、長さ約7~12センチメートル、幅約2~4センチメートルの楕円形です。
葉の先端は尖っていてます。
葉のフチにはギザギザがなく、滑らかです。
葉柄(ようへい)と言われる、枝につながる柄のような部分の長さは約0.7~1.5センチメートル、葉脈(ようみゃく)は水分や養分が通る葉の筋のことですか、6~8対あります。
硬めの葉で、厚みはないです。
感触ですが、表はつるつるで、色は濃い緑色です。
裏には葉脈のデコボコした感触があり、色は黄緑色です。
葉の裏表ともに毛は無いです。
キンモクセイの葉が枯れる4つの理由と対策
キンモクセイの葉が枯れる主な4つの理由には水分不足、肥料不足、寒さ、害虫や病気の被害が挙げられます。
4つの理由と対策方法について見て行きましょう。
① 水分不足
落ちた葉が黄色くなっている場合は、水分不足が原因の可能性があります。
夏場に起こることが多いです。
対策として土が乾燥したら水をあげましょう。
水やりの他にも、マルチング(部材を根元に置き、乾燥を防ぐ方法)で水分不足を防ぐことができます。
② 肥料不足
栄養が不足すると、キンモクセイは生き延びるために、葉を落とすことがあります。
肥料を与えることで問題は解決しますが、肥料の与え過ぎには注意が必要です。
肥料を与える時期は、2月から3月です。
リン酸とカリウムの割合が多く、効き目が緩やかな有機質肥料がおすすめです。
③ 寒さ
関東より北の地域では、屋外だと「霜」の影響で葉が枯れることがあります。
それに、遅霜にあたると、葉が縮むことがあります。
関東から南の地域では、寒さで葉が枯れる心配はほとんどないです。
対策は、北風の当たらない場所への移植や、キンモクセイの北側に寒さに強い庭木を植えて、北風が当たらないようにする方法があります。
④ 害虫や病気の被害
キンモクセイは比較的害虫や病気に強いと言われています。
主な害虫や病気の被害の特徴と対策について確認しましょう。
*ケムシ(チョウやガの幼虫)は葉を食い荒らします。
*ハダニは葉の汁を吸います。
*先葉枯病は葉の先端から茶色くなっていき、枯れてしまいます。
*褐斑病(かっぱんびょう)は葉に茶色の斑点が出て、大きく広がり、枯れてしまいます。
虫食いや病気が発生した場合、薬剤を使って対応します。
キンモクセイは葉や枝が混みあい、風通しや日当たりが悪くなると、病気や虫食いの被害が発生しやすくなります。
なので、枝を適度に間引いて、風通しや日当たりを良くすることで、病気や虫食いの被害を予防することができます。
それと、病気を媒介する害虫を近付けないためにも、落ち葉の掃除はまめにすると良いですね。
キンモクセイの葉の特徴とは?葉が枯れる4つの理由と対策を徹底調査【まとめ】
キンモクセイの葉の特徴と、葉が枯れる4つの理由(水分不足や肥料不足、寒さ、害虫や病気の被害)はお分かりいただけましたか?
葉が枯れる理由と対策が分かっていれば、安心して育てることができますね。
そして、秋にはキンモクセイの花の香りの効能「リラックス効果」をたくさん受け取ってくださいね!