藤の花が見れる場所を厳選!見頃の時期や有名な名所、おすすめ情報をご紹介
藤は日本人になじみの深い、マメ科の植物です。
藤の字は、姓にも使われていることが多く、歴史を遡ると平安時代の藤原氏に縁があるそうです。
藤の花というと、房のような形を思い浮かべますが、近くで見ると、直径2cm位の小さな花が集まって咲いているのが分かります。
藤の花は香りもよく、風が吹く度に柔らかく揺れる姿は、人の心を引きつける美しさがあります。
ですが、ここで質問です。
実際に藤の花を見に出かけたことはありますか?
藤の花の見れる場所を知っていますか?
日本人になじみのある花とはいえ、あまり知られていないのではないでしょうか。
藤の花が見られるスポットは、どこがおすすめなのでしょうか。
今回は、東京の藤の名所と、日本で唯一の藤の天然記念物、世界が認めた藤の3つの目的別で、藤の花が見れる場所を厳選してまとめました。
藤の花を見にお出かけになる際は、ぜひ、参考にしてください。
東京で藤の花が見れる場所!
東京の藤の花の名所といえば、江東区にある『亀戸天神』です。
亀戸天神の藤の花の見頃は、例年4月下旬~5月上旬です。
亀戸天神は、江戸時代から続く藤の名所で、安藤広重の名所江戸百景にも描かれています。
境内には、17つの藤棚があり藤の花が見頃を迎える頃になると『藤まつり』で賑わいます。
しかも、夜間はライトアップされるので、昼の藤の花とは違った、幻想的な藤の姿を見ることができます。
日本で唯一の藤の天然記念物
特別天然記念物に指定されている藤を見たいのであれば、『牛島の藤』で決まりです。
埼玉県春日部市の藤花園には、唯一、特別天然記念物に指定された牛島の藤があります。
牛島の藤は、1928年1月、文部省より天然記念物に指定され、1955年8月22日文化財保護法により改めて国指定の特別天然記念保存木となりました。
牛島の藤の見頃は、例年4月中旬~ 5月上旬です。
樹齢1200年以上の藤の花の色は美しい紫色で、花序の長さは2mにもなります。
牛島の藤には、伝説があります。
その伝説は、昔、ある農家の娘が、長い間、病気で苦しんでいました。
ある時、旅僧から、「娘の病気は、庭にある藤を寺に納めるとよくなる。」といわれました。
早速、寺の境内に藤を移すと、娘の病気が治ったと言い伝えられています。
世界が認めた美しい藤の花
世界が認めた美しい藤の花が見れる場所は、『あしかがフラワーパーク』です。
あしかがフラワーパークはCNNが選出した、世界の夢の旅行先10か所に、日本で唯一選ばれました。
あしかがフラワーパークは栃木県足利市にあります。
あしかがフラワーパークのシンボルでもある藤の花は、4月中旬頃から見頃を迎えます。
例年、この時期になると『大藤まつり』が開催されます。
大藤まつりの期間中、夜間は藤の花がライトアップされるので、夜の味わい深い藤の花を観賞することができます。
そして、様々な品種の藤の花が順に見頃を迎えるのため、足を運ぶ時期によって見頃の藤が違います。
まず始めに、桜色の花をつける品種、うす紅藤が4月中旬~4月下旬頃に見頃を迎えます。
次は、大藤で4月下旬~5月上旬頃に見頃になります。
大藤は、栃木県指定記念物の貴重な八重咲の藤で、紫色の花を咲かせます。
その次は、栃木県指定記念物の白藤が5月上旬頃に咲き、最後は、日本では珍しい黄色い藤の花が咲く、きばな藤が5月上旬~5月中旬頃に開花します。
藤の花が見れる場所を厳選!見頃の時期や有名な名所、おすすめ情報をご紹介【まとめ】
日本人になじみの深い藤の花を楽しめるスポットを、東京の藤の名所や唯一の天然記念物、世界が認めた藤など、テーマを決めて選び、楽しむ方法をご紹介しました。
藤の花が咲く時期になると藤の花が見れる場所の多くで、藤まつりが開催されるのでお出かけするのにおすすめです。
今年のゴールデンウィークは、藤の花を楽しんでみてはいかがですか。