藤の花を挿し木で増やす方法は?適した時期や注意点、管理方法を解説!
自宅で育てている藤の花を、ぜひ、自分の手で増やしてみたい!
そのような場合、どのようにして、藤を増やせばよいのでしょうか。
藤を増やす方法は3つあります。
1つは種をまく方法で、2つめは挿し木、3つめは取り木で増やす方法です。
挿し木で増やすと、種から育てるよりも、早く花が咲きます。
そして、1番早く花を咲かせるのは取り木といわれています。
この記事では、2つめの藤の花の挿し木の方法について調べました。
その理由は、取り木ができる時期が梅雨時の1回だけなのに対し、挿し木は早春と梅雨時の年2回、挿し木をするチャンスがあるからです。
藤の性質上、花が咲くまで数年かかること、気長に育てる必要があることを覚えておいてくださいね。
それでは、早速、藤の花の挿し木の方法を見ていきましょう。
藤の花を挿し木で増やす方法は?
藤を挿し木にするのに適した時期は年2回!
3月頃の早春と、6~7月の梅雨時です。
3月頃に挿し木をするのであれば、前年に伸びた枝を使い、6~7月に挿し木をするならば、その年に伸びた若い枝を使うと成功しやすくなります。
どちらの場合も、太くて元気のよい枝を使いましょう。
挿し木に使う新しい枝の見分けるには、色で見分けることができます。
その年に伸びた枝は、緑色です。
一方、前年に成長した枝は、色は茶色で曲がっています。
挿し木の作り方は、藤の木から、新しい枝を切ります。
切った枝から葉を取り、20cm位に切ってください。
挿し木の土に挿す部分は、カッターで斜めに切ります。
挿し木を鉢に植えつけます。
使用する土は市販の種まき用の土を使いましょう。
植えつけた後はたっぷりと水を与え、明るい日陰に置きます。
挿し木から新芽が出てきたら、発根した証拠です。
翌年の春になったら、一回り大きな鉢への植え替えや、地植えしたい場所に植えてください。
藤の挿し木を、より確実に発根させる方法に、発根促進剤を使う方法があります。
発根促進剤を使うことで発根する確率が上がるので使ってみるとよいでしょう。
藤の花を育てる際の注意点とは?
藤は育て方にコツがあります。
それは、根を切らないようにすることです。
藤は基本的にあまり手のかからない植物です。
植える場所は、日当たりと風通しのよい場所を選びましょう。
そして、根を切られることを嫌うので、地植えにする場合は、移植しなくて済むような場所を選んでください。
鉢植えは、根を切らないように植え替えてください。
そして藤の花は水が好きなので、水切れしないように注意しましょう。
藤の夏の過ごし方は重要!
藤は夏の過ごし方で翌年の花つきが変わります。
藤は夏場にたくさん太陽の光を浴び、たくさんの水を与えることで翌年の花つきが良くなります。
藤は、夏に日当たりが悪いと、花つきが悪くなります。
なので、鉢植えも屋外に出して、日当たりのよい場所に置いてください。
藤は水をたくさん欲しがる植物なので、夏は特に水切れに注意が必要です。
地植えの場合、基本的に水やりは必要ありません。
ただし、雨が少なくて乾燥しているときは、水を与えてください。
鉢植えは、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
それでも水やりが追いつかないときは、マルチングといって土の表面をワラなどの資材で覆う方法を使って土の乾燥を防ぐことをおすすめします。
藤の花を挿し木で増やす方法は?適した時期や注意点、管理方法を解説!【まとめ】
藤の花は、挿し木で増やせることが分りました。
挿し木に適した時期は、早春と梅雨時です。
どちらも、緑色をした元気で太い枝を使うことで、発根が成功する率が上がることが分りました。
自宅にある藤の花を、挿し木で増やしてみてはいかがでしょうか!