藤の花の寿命はどれくらい?育て方やお手入れ方法、剪定方法を解説
藤の花は、一見1つの花に見えますが、実際は約2cm位の小さな花が、房のような形になって咲いています。
この房のような咲き方を総状花序といいます。
総状花序は、上部から花が咲き始め、約1週間見頃が続きます。
その後は散り始め、完全に花が終わるまで、約半月かかります。
花が終わった藤の木は、どのようなお手入れをすれば、また来年も美しい花を咲かせてくれるのでしょうか。
そこで、藤の花の寿命や藤の木の寿命、花が咲いた後のお手入れ方法、剪定の方法について調べましたので、藤の木のお手入れの参考にしてください。
Contents
藤の花の寿命はどれくらい?見頃の時期は?
藤の花は、4月下旬に見頃を迎え、花の寿命は約半月です。
藤の花の見頃は、4月下旬です。
ソメイヨシノが葉桜になり、梅が青い実をつけ始める頃に、藤の花は満開の時期を迎えます。
藤の花の特徴は、花序とよばれる、房のような花が下垂して咲くところです。
一見、藤の花は房のように見えますが、それは、1つ1つが直径2cm位の小さな花の集まりです。
藤の花が咲く順序は、花序の上の方から咲き始め、長い花序の先端の花が咲く頃には、上の方の花はしおれ始めます。
なので、上の方の花が咲き、下の花がつぼみ位の頃が見頃です。
藤の木の寿命はどれくらい?
藤は日本原産のマメ科の植物で、寿命は長いものだと1000年を超えます。
藤の木の寿命は長く、日本には樹齢1000年を超える木が数多くあります。
また、自立することができない植物ですが、他の木に巻きつきながら日の当たる場所を求めて伸びていく強い一面もあります。
藤の花が終わった後のお手入れ方法
花が終わったら、花がらを取り肥料を与えましょう。
藤は実ができると、実の方へ栄養を使います。
なので、花の時期が終わったら、花がらを取り除いてください。
花がらを切る際は、葉を切らないようにして、花序のつけ根から2cm位先を切ってください。
残った元の部分は、短花枝として来年の花芽になります。
花が終わったら、肥料を与えましょう。
花が咲いた後に与える肥料をお礼肥といいます。
お礼肥とは、美しい花を咲かせてくれてありがとうという感謝の意味を込めた肥料で、株の回復を図る肥料なので、効き目の早い化成肥料を与えてください。
藤を剪定する時期は?
藤を剪定する時期は、年2回あります。
藤を剪定する時期は、1回目は花後の5~6月で、2回目は冬場の12~2月です。
1回目の藤の剪定をする時期は、花後の5~6月です。
花が終わったら、花がらを取り除いて樹形を整えます。
花がらを残しておくと、実ができ栄養が取られてしまうので注意しましょう。
幹や太い枝から生えるツルをヤゴといい、根元から生えるツルをヒコバエといいます。
ヤゴとヒコバエは不要なので、根元から切ってください。
つけ根を残しておくと、さらに強い芽が出るので注意が必要です。
2回目の藤を剪定する時期は、12~2月、落葉した後です。
花芽がよく見えるので、剪定に適しています。
1枝に花芽が3~4個つくように剪定します。
花芽と葉芽の見分け方は、花芽は玉のように丸く、葉芽は細身で先が尖がっています。
2回目の剪定でも、幹から生えるヤゴや根元から生えるヒコバエは、根元から切り落としてください。
藤の花の寿命はどれくらい?育て方やお手入れ方法、剪定方法を解説【まとめ】
藤の花は4月下旬に咲き始め、花の寿命は約半月だということが分りました。
それに、藤の花は遠目には房のような形をしていますが、実際は約2cm位の小さな花が集まって咲いていることも分りました。
花が咲き終わったら、花がらを取り、剪定をすることで、来年も美しい花を咲かせてくれることも分かりました。
藤の花を楽しんだ後は、藤の木のお手入れをしてあげくださいね。