金木犀を切りすぎた!剪定に失敗しやすい注意点や時期を解説
お庭にある大好きな金木犀。
「今年の秋は金木犀の花が咲かなかった…。」なんてことはありませんか?
暑くて辛かった夏に終わりを告げ、秋の訪れを知らせてくれる小さなオレンジ色のお星さまのような小花と、甘い香りを楽しみにしていたのに、花が咲かないなんて残念ですよね。
何が原因だったのでしょうか。
思い当たることと言えば、「7月頃に枝を切りすぎた」こと位かな?
そうです!それです!
原因は「花芽がついた時期に枝を切りすぎてしまった」からなのです!
だけど、「枝って切りすぎたらいけないの?」
「そもそも枝を切ったらいけない時期ってあるの?」
考えてみると、金木犀の性質や剪定について知らないことばかりです。
来年こそ!
秋の訪れを金木犀のお花と香りで迎えたい!
そのためにも、剪定する際の注意点や剪定の時期、失敗しやすいことついて確認してみましょう。
Contents
金木犀に剪定は必要不可欠!?
金木犀はとても生育が旺盛です。
そのまま切らないでおくと10メートル弱まで育ちます。
大きくなり過ぎると世話をするのが大変です。
それに、お隣のお家にまで枝が伸びてしまったら、トラブルの原因にもなりかねません。
なので、無理なく育てられる大きさに保つためにも剪定する必要があるのです。
それに、不要の枝を取り除くことによって、風通しがよくなり、病気や害虫の発生を予防することができます。
金木犀を切りすぎると花が咲かない理由は?剪定する時期にも要注意
花を楽しむための剪定におすすめの時期は3月から4月です。
花が終わる11月頃から翌4月頃であれば、いつ剪定をしても特に問題は無いです。
しかし、3月から4月がなぜ適しているのか?
金木犀の生長を、季節と共に見てみましょう。
夏に金木犀の新芽の根元に花芽がつき、秋になると花が咲きます。
なので、夏の時期に花芽がついた枝を切りすぎてしまうと、それ以降は花芽ができないので、秋に花が咲かなくなります。
秋の花が終わった直後、金木犀は活発に光合成をしています。
なので、枝を切りすぎて、葉を落とし過ぎてしまうと、金木犀を弱らせる原因になります。
冬の寒い時期の枝の切りすぎや、葉の落とし過ぎも金木犀を弱らせてしまうので、注意しましょう。
四季を通して金木犀の生長を見てみると、気温が暖かく、金木犀の生育が落ち着いている3月から4月が「花を楽しむための剪定」におすすめの時期だと分かりますね。
金木犀を楽しむための剪定のコツと注意点は?
花を楽しむため剪定では、注意しなければならない点がいくつかあります。
枝を切るときは必ず葉を残す
金木犀の花芽は葉のつけ根にできます。
なので、葉を落とし過ぎてしまうと、花の数も少なくなります。
一度にたくさん切らない
太い枝を短く切り詰めることや、たくさんの枝を切ることは避けましょう。
金木犀にストレスがかかり、枯れてしまいます。
上枝を多めに切る
金木犀は上枝ほど生長が早いです。
なので上枝は、下枝より多めに切ると全体のバランスがよくなります。
金木犀の剪定に必要な道具と作業の進め方は?
金木犀の花のための剪定のコツが分かりましたね。
次に自分で剪定するために必要な道具や、作業の進め方をについて見ていきましょう。
剪定に必要な道具
・剪定ばさみ
・脚立(高い位置の枝を切りたい場合)
・軍手
剪定の順序
(1)のびすぎた枝を切る。
(2)混みあっている枝や枯れた枝、風通しが悪い部分の枝を切る。
(3)細い枝を整える。
金木犀を切りすぎた!剪定に失敗しやすい注意点や時期を解説【まとめ】
秋の訪れを香りで知らせてくれる金木犀は、剪定の時期を間違えると、花が咲かないことがお分かりいただけたでしょうか。
金木犀の剪定は決して難しくはないですし、すぐに大きく生長してしまう樹木です。
葉を落とし過ぎることに注意して、金木犀の剪定にぜひチャレンジしてくださいね。