「年越しそばは30日に食べる」説あり!?いつ食べるのが正解?

2022年3月10日

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年を越すときに食べるから「年越しそば」。

ほとんど皆さんが、この様に認識されていると思います!

しかし、なんと「年越しそばを30日に食べる」という説もあるんです・・・。

それどころか日本全国を調べてみると、なんと年を越してからそばを食べる習慣のある地方もあるとのこと・・・。

 

 

実際のところ、年越しそばはいつ食べるものなのでしょうか?

いつ食べるのが正解なのでしょうか?

毎年、疑うことなく食べてきた年越しそばの謎に迫ります!!

 

 

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年越しそばは大晦日に食べるのが一般的!?

あなたは、お正月の食べ物といえば何を連想しますか?

まず浮かんでくるのがお節ですよね。

その他、お餅やお雑煮などを挙げられる方もいらっしゃるでしょう。

同様に、あなたは年末の食べ物といえば何を連想しますか?

ここで思い浮かべるのは、年越しそばだと思います!

「年末にそばを食べる」というのは、まさに古くから伝わる日本独自の風習と言えるでしょう。

さて、あなたはこの年越しそばを、いつ食べますか?

この問いへの答えとして、「大晦日」「31日」であると考えるのごくごく一般的ですよね?

こたつに入って年越しそばを食べながら、紅白歌合戦やレコード大賞を観る・・・。

これぞ、まさに日本の年越しと言っても過言ではないでしょう。

しかし、なんとこの認識が覆される情報を入手したんです!!

なんと、「年越しそばを30日に食べる」というんです・・・。

 

 

「年越しそばを30日に食べる」説の出どころは?

「年越しそばを30日に食べる」?

そうなんです!

大晦日の31日ではなく、その1日前の30日なんですよね・・・。

30日といえば、各ご家庭では大掃除やお正月の準備でバタバタしている真っ只中。

なんとも中途半端な日の様に感じられます・・・。

「本当に年越しそばを30日に食べるの・・・?」とガセネタではないかという疑いを少々感じつつも、その真相について色々調べてみました・・・。

しかしながら、この説はあながち全くのガセネタではなかったんです!

「年越しそばを30日に食べる」説の出どころは、江戸時代の商家なんですね。

江戸時代の商家さんは、今でいう集金や棚卸しといった業務で年末は大忙し!

計算機もPCもない時代のこの様な業務って、本当に大変だったでしょうね・・・。

奉公人と呼ばれた従業員さんたちは、ご飯を食べる暇もなく働き続けたんです。

そんな、奉公人達を労って30日に出された食事がそばだったそうんなんですよ!

なんと、この30日に食べる商家の奉公人達への「ねぎらい飯」が、私達の食べている年越しそばの由来だったんですね!

 

 

現在年越しそばを大晦日に食べるのが一般的なのはなぜだろう?

「年越しそばを30日に食べる」説が、実は今で言う年越しそばの由来であったことが分かったところで、何故、元々30日に食べていたそばを31日の大晦日に食べるように変化を遂げたのか、気になりませんか??

そこには、庶民の生活スタイルが深く関係してくることになるんです。

江戸時代の商家の真似をして、年末の忙しい時期にそばを食べると言う風潮が、江戸の町中に広がったようなんですが、庶民たちは、31日のギリギリの時間までお正月準備に明け暮れていました。

この時代、掃除機も洗濯機もないわけですから、大掃除だって一苦労!

さらに、同時進行で正月準備も行うわけですからね!

30日はまだまだやることがいっぱいで、ゆっくりそばを食べている余裕はなかったんですね・・・。

そこで、大掃除や正月準備が完了した大晦日の31日に、一息つきながら食べる様に変化していったのが、今でいうところの「年越しそば」となるわけなんです!

 

 

年越しそばはいつ食べるのが正解なの?

江戸時代に商家で奉公人が30日に食べるそばを真似て、庶民のなかで広がった年越しそば。

実際のところ、年末にそばを食べるとするのなら、大晦日か30日のどちらに食べたらいのかちょっと迷ってしまいますよね。

しかし、ただ1つはっきりしていることがあるとは思いませんか?

そうです!

江戸時代の庶民達は、自分たちのライフスタイルにあわせて食べる日を変化させてきたんですよね。

つまり、そこまで食べる日に拘らなくていいということになるのでは・・・?

また、調べてみたところ、地域によっては年越しそばを元旦に食べたり、5日に食べるところもある様なんです!

もはや、年越しそばとは言えないような気もするのですが・・・。

上記の見解をまとめると、「年越しそばは年末あたりならいつ食べてもいい!」ということになるのではないでしょうか?

つまり、それぞれのご家族のスタイルに合わせて、みんなが集まるタイミングでいつそばを食べたとしても「年越しそば」に代わりはないんですね!

 

 

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「年越しそばは30日に食べる」説あり!?いつ食べるのが正解?【まとめ】

歴史を辿れば、年越しそばは江戸時代の商家で年末業務の忙しい中で、奉公人達に振る舞われたいわば「ねぎらい飯」から由来されていて、30日に食べるのものだったんです!

これが、江戸の庶民のライフスタイルに合わせて、大掃除や正月準備の落ち着いた大晦日に食べる風習へと変化を遂げてきました。

また、地方によっては元旦にそばを食べる風習などもあるようですね。

結局のところ、年越しそばを食べる日取りはそこまで重要視されていないと考えられますね!

「年越しそばはいつ食べるもの?」という問いの答えは、大まかに「年末」と考えておくのが正解ではないでしょうか。