元旦に爪を切るのはNGらしい!!これって迷信?それとも本当?

2024年7月3日

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元旦にまつわる言い伝えってご存知でしょうか?

ちょっと調べてみただけでも、「元旦に煮炊きをしてはNG!」、「元旦に洗い物をしてはNG!」、「元旦に買い物はNG!」・・・。

それ以外にも元旦に食べてはいけないものがあったりと、聞いたことがあるものから全く耳にしたことがないものまで、結構たくさんあるんですよね・・・。

 

 

この元旦にまつわる言い伝えの中でも、特に気になるのが「元旦に爪を切るのはNG!」というもの。

さて、これって本当?

それとも迷信?

由来をもとに、ちょっと気になる元旦にまつわる言い伝えを検証してみましょう!

 

 

 

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日本の風習では「元旦に爪を切るのはNG」と言われているらしい!

日本全国、各地域ごとの風習ってありますよね?

風習とはつまり、その地域で暮らす人々の中で語り継がれ、伝承され続けてきた「ならわし」や「しきたり」のこと。

このような風習ってその地域特有のものですので、昔から自分の生活や行いに染み付いたものが多く、そこまで気にも留めないようなことが多いように感じるものです。

しかし、住む土地が変わるとその当たり前の風習がとっても珍しいものであったりもするんですよね・・・。

「元旦」に関する言い伝えや風習もその1つ!

実は、「元旦」にしてはいけないこと、ダメなことNGとされていることって結構たくさんあるんです。

もちろん、その内容は土地によって様々ですので、「元旦」になぜNGなのか不思議に感じてしまうものもちらほらあるんですね。

その中の1つ、個人的にあまり聞いたことがなかったのが「元旦に爪を切るのはNG」というもの!!

この風習の由来をたどり、実際に本当なのか迷信なのかの白黒をつけてみたいと思います!

 

 

「元旦に爪を切るのはNG」とされる由来!

「元旦に爪を切るのはNG」という言い伝えの内容を掘り下げて調べ、なぜ「元旦に爪を切るのはNG」とされているのかを探ってみました。

この風習の由来を明らかにすれば、「元旦に爪を切るのはNG」と言われていることが正しいと言い切れるかもしれません。

実際に、この「元旦に爪を切るのはNG」という風習の由来は2つあるようです。

 

その①

まずは1つ目です!

その昔、「爪切り」という道具が存在していない頃、日本人は伸びた爪を刀などの刃物で切り取っていました。

ご想像の通り、刃物を使って爪を切るのってなかなか高度な技が必要なんですよね・・・。

上手くいかず指先を切り、血が出てしまうことは日常茶飯事だった様子。

この血を流す行為というところがポイントです!

古代から元旦は普段とは異なり神聖で特別な日だったため、この日に血を流す行為は穢らわしいと考えられていたんです。

時代背景を考慮すると納得いく由来ではありますね・・・。

ただ、現在は爪を切って血だらけになることはほぼないと思われますので、個人的に、こちらの風習は迷信であると言ってもいいように感じますね。

 

その②

「元旦に爪を切るのはNG」という風習の由来はもう1つありました!

この由来では、まず「爪」が自分の体の一部であるということがポイントになってきます。

またまた時代は遡りますが、いわゆる侍精神においては「家臣=自分の体の一部」という考え方が主流だったようです。

体の一部である爪を切るという行為は、言い換えれば自分の家臣を切り落とすということ!

しかも、普段とは異なる神聖で特別な日である元旦に、自分の家臣を切り落とすなどという行為はもっての他!!

なるほど・・・。

由来としてはこちらも納得のいくものではありますね。

まさに、日本古来の美しき侍精神の表れとも言えるでしょう!

ただ、現在の日本社会において家臣という概念は存在しないと言っても過言ではありません。

家臣を部下に置き換えたとしても、部下が自分の体の一部であると言い切ることは難しいですよね・・・。

あくまで個人的意見ですが、冷静に現代社会に置き換えたうえで、こちらの由来においても、「元旦に爪を切るのはNG」という風習は迷信であると言ってもいいように感じます。

 

 

元旦だけでなく「夜に爪を切るのもNG」らしい・・・!?

ちょっと話は逸れてしまうかもしれませんが、「元旦に爪を切るのがNG」という風習と類似している言い伝えを1つ入手しましたので、こちらについても取り上げてみましょう。

その言い伝えは、「夜に爪を切るのがNG」というものなんです!

こちらもまず由来から調べてみたところ、「元旦」の場合と同様に「爪切り」という道具が存在していない頃からの風習と考えてよさそうです。

その昔、日本人は伸びた爪を刀などの刃物で切り取っていたと前項でもお話していますよね?

つまり、「手元の暗い夜に爪を切ると絶対に怪我をするからやめておこう!」という教訓を含んでいることになるんですね!

これまでの内容をまとめてみると、「〜に爪を切るとNG」という言い伝えや風習って、今の時代には合わない内容になってきているのでは・・・?という結論に達します。

迷信とまでは言い切れませんが、「昔はこう言っていた」ぐらいの教訓として念頭に入れておけばいいものではないでしょうか。

 

 

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元旦に爪を切るのはNGらしい!!これって迷信?それとも本当?【まとめ】

「元旦に爪を切るのがNG」という言い伝えがあると聞いて、その由来を調べてみました。

1つ目が、爪切りという道具が存在しなかった頃、爪を切るのに刃物を使用していたため、怪我をして神聖とされる特別な元旦を血で穢すことを忌み嫌ったこと。

2つ目が、「体の一部である爪=家臣」と考えられていたことから、元旦に切り落とすという行為が好まれなかったこととされていることが分かりました!

どちらも、古代の日本人的な思想であることから、現代社会にはなかなか当てはまりにくく、迷信としてもいいのではないでしょうか・・・?

日本各地に伝わる様々な風習。

なかなか興味深いものですね!

お正月,元旦

Posted by miki