「お花見」といえば連想することは?言葉やイメージすることは?
あなたは「お花見」といえば、どんなことを連想しますか?
日本語特有の言葉である「お花見」。
言葉のままに考えると、「お花見」は「花を見ること」なんですが、紐解いてみるとただ「花を見ること」だけと解釈されてはいないんですね・・・。
花を愛でるだけではない、不思議な文化である日本の「お花見」。
「お花見」という言葉から連想したり、イメージすることを取り上げながら、日本人の「お花見」の捉え方について、じっくりと考えてみることにしましょう!
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「お花見」といえばどんな言葉を連想しますか?
あなたは「お花見」といえば、どんな言葉を連想しますか?
まず思い浮かぶのは、やっぱり「桜」ではないでしょうか?
たくさんの花々がある中で、わざわざ「お花見」をしようと友人や知人を誘い合うのは、桜が咲いたときだけですよね。
この「桜」の言葉から、さらに「ピンク」「満開」」「花吹雪」・・・などといった言葉が浮かんできたのではないでしょうか?
中には「お花見」といえば、「公園」や「学校」といった言葉を連想された方もいるかもしれませんね。
これは、桜の咲いている場所を連想したために出てきた言葉と考えられますね。
「公園」からは、さらに「お弁当」や「散策」。
「学校」からは、「入学式」や「新入生」「新学期」といった言葉を思い描いたことでしょう。
また、「お花見」といえば、「宴会」と言う言葉を連想された方もいらっしゃるでしょう。
「宴会」からさらにイメージを膨らませ、「お酒」「場所取り」、さらには「酔っ払い」・・・などなど、どんどん言葉が連想できるものです。
このように、「お花見」という言葉から連想できる言葉って、とっても幅広いものなんです!
「お花見」といえばどんなイメージを連想しますか?
あなたは「お花見」といえば、どんなイメージを連想しますか?
まずは「春」のイメージを頭に描くのではないでしょうか?
「春」から「やわらかい日差し」「ポカポカとした心地よいお天気」「ちょっぴり眠たくなるような心地よさ」なども連想するかもしれませんね。
また、「公園」や「校庭」、「川辺」といった具体的な場所を連想し、その場所の雰囲気をイメージする方もいらっしゃるでしょう。
「自然いっぱいで穏やかなイメージ」「新学期などを連想し始まりやスタートといったワクワクしたイメージ」「水辺と花と言う癒しの空間の鎮まりかえったイメージ」など、思い描いた場所によって、そのイメージには少しずつ変化があるはずですね。
中には「お花見」といえば、「わいわい騒がしいイメージ」を連想された方もいらっしゃるでしょう。
会社や友人などと花見の宴会をすることを連想すると、なかなか騒々しい感じをイメージすることになるものです。
面白いことに、「お花見」という言葉から、まるで両極端の異なるイメージを連想することもあるんですね!
連想する言葉やイメージからわかる「お花見」に対する日本人特有の概念
前項までに、「お花見」といえばどんな言葉やイメージを連想するのかを予想し、まとめてみました。
この結果、分かったことは2つだと思われます。
その①
まず1つ目は、「お花見」は四季のある日本特有の、まさに日本人にとって特別なものであるということではないでしょうか。
これは、「お花見」から連想する言葉が、「桜」であったり、桜の咲く場所である「公園」「学校」であったり、心地よい「春」や、ドキドキワクワクする「新学期」をイメージすることからなんとなく分かりますよね。
実際には、春夏秋冬の各季節において様々な花が開花しています。
各季節の中で「花を見る」ことは可能なのに、春の桜の花を愛でる行為をわざわざ「お花見」と捉えているところが、まさに日本人特有の思想と言えますよね。
四季の中で春は、植物の芽吹きのとき。
動物が冬籠から目を覚まし、活動を始めるとき。
人間においては、新学期や入学式をはじめとする物事がスタートするときでもあります。
その季節に、満開に咲き誇る桜の花々を特別に捉える日本人特有の思想が作り上げた「お花見」に対するこの概念は、とても自然な行為かもしれませんね。
その②
「お花見」といえばどんな言葉やイメージを連想するのかを予想し、まとめてみた結果、もう1つ分かったことがあります!
それは、「お花見」がただ花を愛でる、自然を慈しむものではないという考え方もあるということですね。
これは、「お花見」から、連想する言葉が「宴会」「お酒」「場所取り」「酔っ払い」というものであったり、「わいわい騒がしいイメージ」を連想される方が結構いらっしゃることからもよく分かると思います。
ただ春の桜の花を見上げて愛でるだけなら、ひとりで十分に楽しむことができます。
しかし、この本来の人として自然な行為がより発展し、「お花見」がみんなで楽しむ宴会に変貌を遂げたのかもしれませんね。
実際のところ、「お花見」がただ桜を愛でることから、お酒の飲んでわいわいみんなで宴会として楽しむ行為にまで発展した経緯ははっきりとはしていません・・・。
ただ、この「お花見」イコール「宴会」という概念が、日本人の中で定着していることは確かですね。
「お花見」といえば連想することは?言葉やイメージすることは?【まとめ】
「お花見」といえば、様々な言葉やイメージを連想することができます。
しかし、その概念は大きく2つに分類することができるのではないでしょうか。
1つ目が、「お花見」は桜の花を愛でる行為であるということ。
そして2つ目が、「お花見」は桜の咲く季節に、みんなで集まり、その場を楽しむ行為であるということです。
日本人にとって「お花見」は、まさに文化のあらわれ。
1人でゆっくり桜を堪能しても、家族で桜を見ながらお弁当を囲んでも、会社の方々や友人と桜の木の下でお酒を飲んでも、その全てが「お花見」であることに違いはありません。
思い思いの方法で、桜の花を、その季節を楽しみたいものですね!