水仙は触ったらどうなるの?毒があり危険って本当?動物にも?
白い花がどこにでもマッチする水仙。
単体で咲かせるもよし、他の花と並べて植えるもよしの万能な植物です。
そんな水仙ですが、花・茎・球根全てに毒があるのをご存知でしょうか?
誤って食べると嘔吐したり、触ったらかゆみや発疹ができたりするのだとか・・・
今回は、水仙の毒にフォーカスをあててお話ししたいと思います。
「きれいなバラにはトゲがある」ように、見た目に惑わされてはならない危険をはらんでいる水仙、いったいどんな恐ろしさなのでしょうか・・。
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水仙の毒って?
水仙に含まれる毒は4種類ほどあり、人間が食べるとすぐに嘔吐します。
その他、下痢をしたり、ひどい場合には死亡したりととにかく重症になるので、間違っても口にしないよう注意しましょう。
特に、水仙の葉はニラに、また球根は玉ねぎにそっくりです。
上記のリスクを踏まえて、水仙を野菜畑に植えるのは絶対に避けましょう。
過去に日本の小学校で、カレーに玉ねぎと間違って水仙の球根を調理し入れてしまい、児童が食べて嘔吐した事件がありました。
水仙の毒性に関しては、厚生労働省も注意喚起をしているほどです。
見た目からは予想できないほど恐ろしいですね・・。
水仙に触ったらどうなるの?
水仙は各部位の表面からも有毒な成分が放出されている為、素手で触るのはオススメできません。
実際に、触ったらかぶれてしまったという事例が発生しています。
水仙は見た目がすっきりしていて、葉にもツヤがあるため、つい触りたくなってしまいますよね。
特に花はユニークなラッパ状なので、子供はつられて手を出してしまうのではないでしょうか。
これは非常に危険なので、大人は決して子供から目を離さず、水仙に触れないように見守りましょう。
ガーデニングで水仙の手入れをする際は、必ず手袋を装着して行ってくださいね。
素手で触ったら必ずかぶれるというわけではありませんが、手袋を使うに越したことはありません
「備えあれば憂いなし」です。
水仙の毒は人間以外にも有毒なの?
水仙の毒は、犬や猫などの動物にも有毒です。
犬や猫は匂いを嗅いだり、舐めたりする生き物ですよね。
前述した通り、水仙は表面からも毒を放出しますので、犬や猫が口にすれば当然異常な症状が現れます。
身体の大きい人間ですら死亡するケースがあるほどなので、身体の小さい犬や猫が誤食したら・・言わなくてもわかりますね。
実際に水仙の球根をかじった猫が心臓発作を起こした事例も過去にあります。
人間であれ動物であれ、水仙を口にしてしまったらすぐ病院へ行き、専門医に診てもらいましょう。
そんなに毒が強いなら、虫も寄り付かないのでは?
いいえ。
厄介なことに、水仙の花にも害虫は寄ってきます。
人間にとっては毒でも、虫にはなんともない・・やはり生体の違いですね。
アブラムシをはじめとする花が大好物の虫は、病気を媒介し、特に水仙特有のものとして「モザイク病」にかかりやすくなります。
これは、水仙の葉に異常をもたらし、まだら模様になったり、斑点ができたりします。
この病気にかかった株は、もう手遅れで、球根ごと死んでしまうので、そうならない為にも、防虫剤や病気を防ぐ薬をまいておきましょう。
水仙は触ったらどうなるの?毒があり危険って本当?動物にも?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、水仙の毒について、触ったらどうなるのか、口にしたときの危険性などについて解説しました。
水仙を育てようとしている人が水仙の毒について知らないと、後で大変なことになってしまいます。
私も初めて知った時は驚きました。
他の植物にも言えることですが、未知なるものは下調べが必須ですね。
安心・安全なガーデニングを楽しみましょう!
それでは、お読みいただき、ありがとうございました。