水仙の葉を切ってしまったら?復活させることはできる?正しい葉の処理方法
これを読んでいるあなたは、きっと今、ある問題に直面し焦っているのではないでしょうか。
「水仙の葉を切ってしまった・・復活させる方法はある?」
さようでしたか・・でも、残念ながらありません。
次に水仙を植える時、また生えてくることを祈りましょう。
ということで、今回は、水仙の葉を切ってしまったらどう影響が出るのか、葉の役割に焦点をあててお話ししていきたいと思います。
髪の毛と一緒で切るのは一瞬ですが、伸ばすのには大変時間がかかります。
水仙の葉がどれだけ大切な役割を担っているか、一緒に見ていきましょう!
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なぜ水仙の葉を切ってしまったらいけないの?
恐らくあなたの栽培していた水仙は、花が終わり、葉だけが地上に出ている状態だったのではないでしょうか。
確かに葉だけだと見映えが悪く、鬱陶しくて邪魔ですよね。
しかし水仙の葉は、枯れるまで大切な仕事をしてくれているのです!
それは光合成。
植物は太陽の光を浴び、葉の中で栄養分を作ってそれを球根に送り込みます。
つまり、まだ生きている葉を切ってしまったら、球根に栄養を送るはたらきをする部分がなくなってしまうのです。
葉を切ってしまったら球根はどうなるの?
栄養が充分に行きわたっていない水仙の球根は、非常に弱っています。
人間で例えると老衰している状態にあたります。
臓器のはたらきが弱まり、その後食べ物を食べても、身体に栄養がうまく行きわたらないのです。
つまり、葉を切ってしまった水仙の球根は、次にまた植えても花を咲かすことができません。
冒頭で述べた通り、球根の上に茎が残っていなければ、かろうじて葉が生えてくる可能性はあるものの、花を咲かせるエネルギーは無いに等しいのです。
後悔先に立たず・・植物は慎重に扱わないと取り返しのつかないことになりかねません。
水仙の花が終わった後の正しい葉の処理方法は?
それでは、水仙の葉を切ってしまった方に、同じ過ちを犯さないよう覚えておいてほしい葉の処理方法を伝授しましょう。
と言ってもいたってシンプルで、そのままにするか、結ぶかのどちらかです。
ボーボーに茂っている葉が見苦しければ、紐でキツすぎないようにしばっておいてOKです。
こうすることで、風通しがよくなり、日光の吸収率が上がるだけでなく、虫が湧いて病気になる可能性も下がり、良いことだらけなのですよ!
水仙の葉は、いつ切るのが正しいの?
春過ぎに花が終わり、夏に入る前の6月下旬になると、水仙の葉は茶色くなります。
これが枯れたサインです。
こうなったら、葉の根元をハサミで切りましょう。
この状態の葉は、もはや光合成をする力は皆無です。
これを切らないと、逆に球根へ行くべき栄養分がこの葉の蘇生にまわされ、といってもこの葉っぱはよみがえることがないので、栄養分が無駄になってしまうわけです。
役目を終えたら色を変えて教えてくれる。
水仙はなんとも優しい植物ですね。
次も水仙を咲かせるために、私たちはそれに気づいて、適宜、処理をしてあげましょう。
水仙の葉を切ってしまったら?復活させることはできる?正しい葉の処理方法【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、水仙の葉を切ってしまった際に起こることや、水仙の葉がいかに大事かについてお話ししました。
人間の指にささくれが出来て、つい切ってしまっても、また皮膚は再生しますよね。
これは、私たちが生きていて、おおもとの身体に充分なエネルギーがあるからです。
しかし、植物は人間ほどタフではありません。
水分と日光という限られた養分を摂取し、最大限の栄養を球根に送るためにも、役目を終えるまで葉は残しておきましょうね。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
正しい知識を持って、水仙と末永く仲良いお付き合いをしてくださいね!