『君が心をくれたから』最終回第11話のネタバレ・感想!奇跡は終わっていない!

2024年3月19日

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『君が心をくれたから』は、2024年1月8日からフジテレビにて9時~放送されるファンタジーラブストーリー。

 

永野芽郁さんは月9ドラマ初主演となります。

 

共演の山田裕貴さんとノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちた長崎を舞台に、この冬一番ピュアなラブストーリー!

 

若手俳優ながらすでに圧倒的な人気・実力を誇る最も旬な永野さんと、最も勢いのある、まさに太陽のような真っすぐで熱い印象がある山田さんが演じる、どこか懐かしくて新しい令和のラブストーリーに期待大!

 

 

 

 

この記事では、ドラマ『君が心をくれたから』の最終話までの全話ネタバレ、感想、キャストをご紹介していきます。

今回は、放送されたばかりの最新話の『君が心をくれたから』最終回、第11話のネタバレ・感想をご紹介します。

 

 

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『君が心をくれたから』あらすじ

自分に自信がもてない逢原 雨(永野芽郁)が高校時代から想いを寄せる修行中の花火師、朝野太陽(山田裕貴)のために過酷な宿命を背負うことに…

 

雨は上京するが帰郷し、学生時代から想いを寄せていた太陽に再開!

 

しかし太陽は事故に遭ってしまう。

 

悲しむ雨の前にあの世からの案内人と自称する日下(斎藤 工)と千秋(松本若菜)が現れる。

 

“心”を差し出せば“奇跡”を起こすと提案される。

 

雨が、“過酷な奇跡”によって奪われる“心”とは?!

 

太陽との間に待ち受ける切ない宿命とは。

 

一途にお互いを想い合う雨と太陽。

 

真逆の名前を持つ2人が織りなす、この冬一番ピュアで心温まるラブストーリー。

 

寒い冬の夜に毎週涙を流すこと間違いなし。

 

ハンカチのご用意をお忘れなく!!

 

 

第1話『赤い傘と花火の約束』ネタバレ・感想

 

第1話ネタバレ

その珍しい名前から“ザー子”と呼ばれからかわれ、自分に価値がないと自信がもてない雨。

 

そんな雨に『一緒に入らない?』と太陽はお母さんの形見の赤い傘を雨に差し出す。

 

『晴れた日の雨の中で赤い傘に一緒に入ると運命の赤い糸で結ばれる』と太陽に言われ、雨はドン引きのリアクション。

 

 

 

 

太陽を傷つけてしまったと雨はあやまりに行ったことをきっかけに2人は友達に。

 

雨は『太陽に出会って、変わりたいと思った』と太陽に。

 

初めての雨の笑顔を見れたことがとてもうれしくなった太陽。

 

お母さんとの約束『いつかみんなを幸せにできる花火師になってね』と思い出の言葉があり太陽は花火師の夢を追いかける。

 

太陽は『君を幸せにする花火をつくりたいと思った』と雨に告げる。

 

2人は10年後の大晦日に花火を一緒に見に行こうと約束する。

 

雨は東京でパティシエになる夢をもっていた。

 

それまでに一人前の花火師、一人前のパティシエになる約束をする。

 

そのため東京に上京する雨。

 

太陽は東京でミスばかりでクビになり帰郷している『見覚えのある赤い傘』をさす雨を見つける。

 

この赤い傘は、太陽から10年後に返してと渡されたものだったのです!

 

雨は夢を諦め、花火を見るために帰郷したのだった。

 

帰郷してお菓子作り教室の先生になったが『必要ない』と言われることに傷つきうまくいかず。

 

それでも悔しくて『変わりたい』と思う雨。

 

情けなくて太陽に会わずに長崎を離れ、『赤い傘』を雪乃にあずけた。

 

雪乃は太陽に電話をして赤い傘を渡す。

 

長崎を離れようと夜行バスに乗ろうとする雨を太陽は追いかけ2人は再開できた。

 

実は、太陽は色覚障害をもち赤い色がわからなかった。

 

その為、花火師を諦めたことを雨につげる。

 

雨に再開したことで、赤色がわからない事を言い訳にせず花火師になる夢を追いかけると誓う。

 

雨にも『変われる』と励ます。

 

雨もパティシエになる夢を再び追いかけると決心し2人は約束する。

 

その直後、太陽は交通事故に。

 

雨の前には、あの世からの案内人が太陽を迎えに。

 

太陽を助けたいのなら、心を差し出せと要求。

 

心を奪うとは五感を奪うということ。

 

その要求をのむなら太陽の命は助けると言われる雨。

 

雨は五感を失うことを選び、太陽は奇跡的に助かった。

 

3か月で五感をひとつずつ奪われていくという宿命の雨。

 

 

第1話感想

心を奪うとは、五感を失うことになるなんて…

 

雨ちゃんの『自信がもてない』理由は、珍しい名前のせいだけではなく母親の虐待もあったのですね。

 

太陽くんは花火師の夢を追いかけているにもかかわらず、色がわからないなんて!

 

お母さんの形見の赤い傘の赤色もわからなかったということですね。

 

どうやって夢を叶えていくのでしょうか。

 

太陽は、『ピーカン』と職人さん達に呼ばれてますが、『ピーカン』とは、カンカン照りのとても天気の良いことです。

 

これは、おそらく昭和の言葉ですね!

 

雨ちゃんの五感が失われていくなんて辛すぎて見ていられるのでしょうか…

 

雨ちゃんと太陽くんにおかれた状況はどちらも切ないですね。

 

想像していたよりも重くて深い内容の1話でした。

 

少しホラーの要素を感じつつ、ここから最終話までに雨ちゃんの五感も戻りどうにかハッピーなラブストーリーになってほしいと思いました!

 

ちなみに『晴れた日の雨の中で赤い傘に一緒に入ると運命の赤い糸で結ばれる』は太陽くんの作った嘘みたいです!

 

 

第2話『マカロンは恋と夢の味』ネタバレ・感想

 

第2話ネタバレ

太陽は、赤色を見分けることができない。

 

その為、第1話では、赤信号に気づくことができず交通事故に遭う。

 

案内人に、奇跡を起こすことによって五感を失うことは、誰にも口外してはならないと言われている。

 

口外したら、“奇跡”が強制終了になり雨と太陽の命がなくなる。

 

ただし、太陽にだけは真実を話してもいいと告げられるが、雨は一人で背負うことを選択する。

 

ちなみに案内人の日下と千秋は、太陽と雨だけに見えるみたいです!

 

太陽がお母さんの写真を見ると過呼吸になってしまうので、太陽の父はお母さんの写真を全て燃やしてしまう。

 

その為に、春陽はお母さんの顔を覚えてない。

 

自分のせいで火事が起こり、母を亡くしたという悲劇の事実が明らかに。

 

太陽を助けるために母は亡くなったのだった。

 

そのことを知り、太陽は花火師の夢を追いかける資格もないと落ち込む。

 

次は雨が『わたしは、最後まであがく。太陽くんも絶対に諦めないで』と励ます。

 

太陽は、再び父に花火作りを教えてほしいと頼みにいく。

 

マカロンは、高校時代に雨に『お菓子言葉』と共に渡した思い出のお菓子。

 

太陽の雨に送る『お菓子言葉』とは、『あなたは特別な人』でした。

 

 

 

 

雨は、虐待をうけた母に『マカロン』を届けに会いにいく。

 

すごくおいしかった、おかあさんも頑張ると母の言葉に感動した。

 

太陽の命と引き換えに雨が心を差し出すとは、五感を失うことだった。

 

雨は、あと14日と6時間5分で最初に味覚を失うと告げられる。

 

これは、雨の腕時計にリミットが表示されているのです。

 

雨は、味覚がなくなる前に、人生最後の最高傑作の『マカロン』を作り太陽にプレゼント。

 

雨は、味覚がなくなった瞬間、その最初の一口は太陽に食べさせてもらったマカロンだった。

 

思い出の味はもう何の味もしなかった。

 

もっと頑張れば良かったと後悔する雨。

 

その時、太陽は日下と千秋に出くわした。

 

 

第2話感想

味覚を失うだなんてもうパティシエの夢を叶えることは不可能です…

 

じわじわと不幸が迫ってきている状況に胸が痛すぎました。

 

真っすぐな熱い太陽くんがそんな事実を知ってしまったりしたら…

 

後悔どころではなくなりますよね。

 

交渉人が見えるということは…

 

太陽くんも交渉可能?!

 

予想では、人に気づかれにくい五感から失っていくような気がします。

 

つまり、味覚の次は嗅覚、触覚、聴覚、最後に一番辛いと思われる視覚になるのではないでしょうか…

 

今回も想像していたファンタジー要素は少ないように感じました。

 

千秋が突然、雨の部屋にあらわれる所なんかはファンタジーでした。

 

この“過酷な奇跡”どのように描かれていくのでしょうか。

 

 

第3話『初恋の想い出』ネタバレ・感想

 

第3話ネタバレ

第2話の最後に、太陽が『もしかして』と日下と千秋に気づく。

 

太陽は『葬儀屋さんですか?』と天然の反応だった。

 

ひとつの五感が失われるとその翌日から次に失われる感覚とタイムリミットが腕時計に表示される。

 

雨の腕時計には、『鼻』のマークが表示される。

 

嗅覚とは、匂いを感じるだけではないそこにはもっと大切な意味が。

 

失われた時を求めて…

 

『匂い』がもつ意味とは…思い出の扉を開く鍵。

 

長崎ランタンフェスティバルの名物、『恋ランタン』に恋の願いを書いてつるすと叶うと言われている。

 

 

 

 

高校時代に太陽に初恋の人がいたことをしり雨は悔しがり『恋ランタン』に願いを書きにいく。

 

十年越しの願いとは、『好きな人の最愛の人になれますように』だった。

 

実は、もう一つ『初恋の人といつか手をつなげますように』と書いていた。

 

太陽はランタン祭りで、『人生で一番君の事が大好き。』と伝えた。

 

雨は『他に好きな人がいる、あなたの気持ちには答えられない』と返事した。

 

太陽の父は三ヶ月便秘で緊急入院。

 

太陽はその病院で雪乃に出くわす。

 

雪乃はガンであることを告白する。(雨はまだ知らない)

 

雨は、結婚式場でアルバイトを始める。

 

そこで新郎新婦の思い出の香りを嗅ぐことで嗅覚の意味に気づく。

 

雨は五感を失うことで自分は幸せになれないと思った。

 

味覚を失うことで夢を失い、嗅覚を失うことで失うものとは思い出だった。

 

千秋は、雨と幸せになる道を探すと日下に告げる。

 

雨は、司に五感を失うことを告げた。

 

 

第3話感想

太陽くんを好きなのになかなか素直になれない雨ちゃんがとてもかわいかったですね。

 

自分たちの影で太陽くんと手をつないでいるフリ。

 

今回はかなりムズムズしましたね。

 

太陽くんと手をつなぎたい事がとてもよく描かれてました。

 

でも最後は太陽くんから手をつないでくれるのですが…

 

雨ちゃんの願いは両方叶いましたね。

 

嗅覚とは、最も人間の本能的は感覚といわれますので、記憶や感情が鮮烈に残りやすい感覚です。

 

感情がなくなるとは、残酷すぎる。

 

この第3話までで考えられる予想は、色々とネットで話題されていいる千秋さんですが。

 

千秋さんが犠牲になり新しい奇跡を起こすのではないでしょうか。

 

例えば、犠牲が太陽くんだったり、太陽くんが新たな交渉をするならば、はたまた悲しすぎる結末になりますよね。

 

千秋さんは雨ちゃんをいつも心配し、励まし、恋の相談役で人間味がありすぎるけれど…

 

案内人なのに、半端なく親身に雨ちゃんを思う千秋さんに『なんで?』となります。

 

日下さんは心がないですよね。

 

何か不自然?!

 

五感を奪う事で何か案内人にメリットがあるのでしょうか。

 

五感を奪う事ができると…

 

まさかの転生?

 

それはまた別のファンタジーストーリーになりすぎる?!

 

『生き返れる』、『人生のやり直しができる』などのメリットであるような。

 

日下さんといえば、『漂着者』のヘミングウェイの役柄を思い出す!

 

正体不明のような謎めいた独特の雰囲気で”あの世の案内人”を演出されていて今回の役柄にもピッタリですね!

 

この“奇跡”いつストップがかかるのでしょうか。

 

ストップがかかるとすれば、最後に失うと予想する視覚を失うギリギリのタイミング?!

 

毎回雨ちゃんが泣いているのを観るのが辛すぎて予想なのか願望なのか…

 

私の予想では、前回もお伝えしております通り、嗅覚の次は触覚、聴覚、視覚の流れですが、本当に五感は全部失われてきってしまうのでしょうか。

 

最近のラブストーリーの中では珍しくミステリアスな要素があり次回がますます気になるドラマです!

 

 

第4話『青い春の香り』ネタバレ・感想

 

第4話ネタバレ

第3話の最後に、雨は司に、五感を失うという珍しい病気になったと告げる。

 

『すでに味覚がない』

 

『太陽のことが高校生のころからずっと好きだから言うつもりはない』

 

『もし生まれ変われるなら、次も絶対太陽くんに出会いたい』と打ち明ける。

 

太陽は、雨にふられたショックでずぶ濡れになって帰宅。

 

春陽は太陽に『もう一度チャンスを与えてください』と雨に伝えにいく。

 

『五感を無くして何もわからなくなる姿なんてみられたくない。』

 

と太陽の人生の邪魔をしないっと恋心を捨てる雨。

 

学生時代、雨は卒業後に東京でひとり暮らしを始める。

 

その準備のために太陽と買い物に行く。

 

太陽は雨がかわいいと言っていた指輪をこっそり買っていたが渡せなかった。

 

雨は、卒業記念に小さなマーガレットの花束を太陽にもらう。

 

 

 

 

このマーガレットの良い香りがふたりの“思い出の香り”となった。

 

2人の”青い春の香り”とは、マーガレットの香りのことだった。

 

春陽に頼まれた太陽とのデートに雨は司を誘っていた。

 

雨は偽りの好きな人として司を太陽に紹介する。

 

雨は司に『わたしと付き合ってくれませんか?』と言う。

 

『わかった、その代わり太陽くんと観覧車に乗ってきて』と司に言われる。

 

そこで太陽は、思い出の香り『マーガレット』の花束を再び10年後にプレゼントする。

 

そのマーガレットの花弁で雨は『花占い』。

 

『乗る』『乗らない』『乗る』…

 

雨と太陽は10年越しに観覧車に乗ることに。

 

雨は、太陽との『赤い傘』、『花火の約束』を今日で終わりにしようと告げる。

 

日下は、『あなたは大事なことを忘れている…五感を失うと介護が必要となる』と雨に告げる。

 

雨はタイムリミットが近づいて、嗅覚を失った。

 

雨はもうそのマーガレットの花束から香りはしなかった。

 

雪乃に五感のことを告白する決意をし帰宅するが、雪乃は家で倒れていた。

 

 

第4話感想

今回も、涙必須!

 

涙なしでは見れませんでした。

 

観覧車の中で、司さんのどこが好き?という答えに太陽くんの好きな所を言う雨ちゃん。

 

特にこのシーンは涙でした!

 

一番欲しかった太陽くんの第二ボタンを手に入れた雨ちゃんはとてもうれしそうでしたね!

 

太陽くんがプレゼントしたマーガレットは、香りの強い『風恋香』という品種だそうです。

 

太陽くんのことを想い、偽りの気持ちを伝え、嫌われようとする雨ちゃんが可愛そうでした。

 

確かに、五感を無くしていく姿を見られたくないですね…

 

だからといって、雨ちゃんの本心を伝えてもらえず、やっと勇気をだして10年越しに告白をしたのに失恋する太陽くんも可愛そうでした。

 

本当はお互い両想いなのに…切なすぎます!

 

絶対結ばれてほしいと強く思ってしまいました。

 

司さん、太陽くんにいつか雨ちゃんの本当のことばらしてしまいそうですね…

 

雨ちゃんのおばあちゃん雪乃さんの病状はどうなのでしょう。

 

すでに余命宣告の半年は過ぎているのにいつ容態が悪化してしまうのか心配ですね。

 

五感が全て無くなった後ならば、記憶がなくなっているので、唯一心を開いているおばあちゃんの症状が悪くなっても雨ちゃんは何も感じず、楽なのかもしれませんね。

 

五感が残っている間におばあちゃんが先立ってしまうほうが雨ちゃんにとって、非常に辛いと思いました。

 

こんなに辛くなるドラマ初めてです。

 

 

第5話『すべて魔法のせいにして』ネタバレ・感想

 

第5話ネタバレ

第4話の最後に、雨は雪乃に五感を失うことを告白する決心をし帰宅するが、雪乃の倒れている姿が。

 

雪乃は病院で雨に、ガンであることを打ち明ける。

 

抗がん剤治療を断ってきたこと、もって二ヵ月早ければ数週間の命だということを告げる。

 

雨は、雪乃のことも奇跡で助けて欲しいと千秋に頼む。

 

千秋は、『奇跡は誰にでも起きる事ではない選ばれた人にだけ、与える権限もない』と言う。

 

午前0時になり、雨の腕時計には「手」のマークとリミットが表示。

 

日下が現れ、次に奪われるのは「触覚」であると告げる。

 

触覚とは、世界と誰かとの繋がりを実感するための感覚だと言う。

 

日下は不安に思う雨に、そうなる準備をしておくべきと助言。

 

雨が幼いころ、雪乃が『ばあちゃんは魔法使いだ』と言って『心の扉が開く』呪文を雨にかける。

 

雨の本当の気持ちを聞かせてほしいと言われたことがあった。

 

雨は魔法がでてくる『アラビアンナイト』の絵本が大好きだった。

 

太陽は、卒業祝いに雨に渡しそびれた指輪をもっていた。

 

雨ちゃんの『指輪の精』になれたら、と春陽に話していた。

 

 

 

 

太陽は雨への気持ちを諦め、その指輪を夜空に投げ捨てた。

 

春陽は翌日、その指輪を探しに行き、雨に渡しに行った。

 

雨はついに、雪乃にもうすぐ五感が無くなると告げる。

 

雨は今後の為に施設を紹介してほしいと司に頼む。

 

雨を想う司は『雨ちゃんの力になりたい』と雪乃に伝えにいく。

 

そこで雪乃はあの子の一番の願いを叶えてあげたいと司にお願いをする。

 

それは、太陽に本当の事を伝えること。

 

司は太陽に『雨は五感を失う病気』であり、太陽を好きなのに嘘をついていると伝えにいく。

 

司は雪乃から頼まれた、雨が高校時代に太陽に書いた手紙を渡す。

 

その手紙を見て…観覧車で司さんのどこが好き?と聞いた返事が、自分のことだったことに気づく。

 

イフタフ ヤー シムシム!(開け ゴマ!)という魔法にかけられたら、心の扉も開いてしまう素直になれる特別な呪文、今の全てを魔法のせいにして幸せな後悔をするべきだと日下が助言する。

 

それを聞いた雨は太陽の所へ…

 

雨は春陽が届けた指輪をはめて、太陽に願い事をした。

 

『お願い太陽くん、目が見えなくなっても、耳が聞こえなくなっても味も臭いも感触も全部わからなくなってもわたしのこと好きでいてお願い』

 

『変わらないから絶対に君がどんな気分になってもずっとずっと…大好きだからね』と太陽。

 

太陽は雨を抱きしめる…

 

 

第5話感想

第5話は、物語の前半のクライマックスというだけに少しハッピーな展開でした。

 

味覚は14日、嗅覚は11日、触覚は21日のタイムリミット。

 

触覚は長いですね。

 

太陽くんは、五感を失う病気と知ったという事は、雨ちゃんのために尽くす生き方を選ぶはずですね。

 

雨ちゃんとおばあちゃんとの会話、司さんが太陽くんに全てを明かす会話、雨ちゃんの太陽くんへのお願い、どれも涙腺崩壊でした。

 

日下さんの助言で雨ちゃんは少し幸せになれましたね。

 

日下さんも生前なのか過去なのか雨ちゃんと同じ奇跡を経験したみたいですね。

 

春陽ちゃんは、第4話でお兄の邪魔しないでっといって意地悪な嫌な妹に見えたけれど、太陽くんの夢を邪魔されたくなかっただけで今は2人を応援してくれていて、とても兄想いですね。

 

想いの詰まった指輪を探して雨ちゃんに渡してくれて安心できました。

 

第4話から振り回されている司さん…

 

デートの際は邪魔な存在に見えましたが、この残酷な状況の中、そして雪乃さんの病状の悪化の中、『雨ちゃんの力になりたい』と言って大活躍!

 

とても重要な役割を果たしてくれましたね。

 

見守りだけの案内人の日下さんと千秋さん。

 

第4話で『気まぐれですよ』といいつつ、今回も雨ちゃんに忠告をしてあげていた日下さん。

 

雨ちゃんに親身な千秋さんと共に、今回も結構2人とも雨ちゃんが気がかりで仕方ないような気がしました。

 

恐らく2話ずつ感覚を失う予定であれば、次の第6話で『触覚』を失うという予想になりますね。

 

 

第6話『声の手ざわり』ネタバレ・感想

 

第6話ネタバレ

第5話の最後に雨と太陽は、10年越しの恋愛が成就しました。

 

雨は太陽と付き合い始め、雪乃の家で突然の三連泊…

 

太陽は『雨って呼びたい』とお願いをしますが、雨は自分の名前が苦手で返事できませんでした。

 

雨は幼いころ、”ボイスレコーダー”で雪乃と交換日記をした思い出があり、雪乃の声は一番の宝物。

 

大嫌いな雨という名前を少しでも好きになってくれたらうれしいという雪乃との交換日記に答えられず、最後は雨が投げ出しました。

 

容態が急変している雪乃ですが、『家に帰りたい』という願望から帰宅することに。

 

雨は日下に、人は死んだらどうなるのか質問する。

 

我々は奇跡を見届けるのが役目です。

 

唯一知っているのは、人は死んだらほんのわずかな時間だけ雨を降らすことができる。

 

強い雨じゃなくて優しい雨を、雨に心を込めて大切な人に想いを届ける。

 

しかし最も重要なのは生きている間に心を分け合うことです。

 

家に帰った雪乃は、太陽に霞美(雨の母)を家に連れてくるよう頼んだ。

 

雨と霞美を仲直りさせたい、自分が最後にできることはあの2人をもう一度親子に戻してあげること。

 

雪乃は雨と霞美と3人で最初で最後の家族旅行を望んでいた。

 

そして太陽も一緒に家族旅行に出掛けることに。

 

 

 

 

雨は海で(霞美と)ゲームをしたい太陽に伝える。

 

ルールは、ジャンケンで勝ったら一歩進み相手に質問、先に真ん中の木にたどり着いたほうが勝ち。

 

勝った雨は、父親の事を聞くが雨ができてそれっきりと。

 

次は好きな色を聞く霞美、白が好きと答える雨。

 

雨の夢を聞く霞美に、病気になりパティシエになる夢は諦め、もうすぐ五感を失うことを告げた。

 

雨にお母さんのこと憎んでるよねと霞美。

 

大嫌い、でも心から嫌いになりきれなくて苦しかったと霞美を責める雨。

 

ジャンケンで勝ってない雨ですが、ずっと気になっていた雨という名前をつけた理由を聞く。

 

雨が生まれて、すごく不安だった時に雨が降り、うれしそうに笑ってくれた気がした、雨があやしてくれたのかもしれない、雨があなたを笑顔にしてくれますようにと願って名前をつけたことを知る。

 

素晴らしい良い人生だったと雪乃は、霞美と雨に出会えたことに感謝した。

 

太陽は、『雪乃さんからのタスキはちゃんと受け取ります』と雪乃が一番安心できる言葉を。

 

雪乃は霞美に『自分のことを愛し、今度こそ雨のお母さんになってあげて』と遺言を最後に…

 

雪乃は亡くなった。

 

雨と霞美が親子にまた戻れおばあちゃん孝行ができた。

 

司は、雪乃から雨との最後の交換日記”ボイスレコーダー”を預かっていた。

 

『あなたのおばあちゃんになれて幸せだった、人生って残酷、でもあなたなら辛くても、しあわせと心から思える瞬間に出会えるから、天国で雨の幸せ願ってる』

 

ボイスレコーダーの雪乃の声はあったかかった。

 

『雪乃との思い出も、味、臭い、笑顔、声、手触りもずっとずっと宝物と雨は返事する。

 

ばあちゃんの声は一生の宝物。

 

太陽は、雪乃の家で一緒に暮らし始める。

 

『わたしの事、雨って呼んで』と太陽にお願いをする。

 

雪乃の望みである、雨という自分の名前を好きになろうとしている。

 

司から太陽に電話が。

 

五感を失くす病気は存在しない、病気ではない別の何かであることを伝えた。

 

 

第6話感想

雨ちゃんと太陽くんは、急展開!

 

10年越しの恋愛が成就して付き合い始め一緒に暮らすだなんて幸せに見えましたが、雪乃さんの死に直面することに。

 

そばにいてくれるのが太陽くんであり、支えてくれることは少しは安心できそうですね。

 

大好きなおばあちゃんが亡くなった後の”ボイスレコーダー”辛すぎます。

 

おばあちゃんは雨ちゃんの為に少しだけ雨を降らせてくれましたね。

 

実際わたしもおばあちゃん子なので想像だけで聞く前から涙がですぎて聞けないくらいの辛さです。

 

第6話では、雨ちゃんは結構気の強い子のように思えました。

 

雨ちゃんとお母さんの海でのゲームではヒリヒリする会話を感じました。

 

『わたしのほうがずっと辛かったのに、泣いて許されようとしないでよ大嫌い!』

 

なんて言っている会話は、お母さんだから冷たい言葉を発言できる、親子そのものの会話に思えました。

 

あんなにかわいい雨ちゃんが、冷たい言葉を発言すると、ギャップ効果で必要以上にダメージ大になっちゃいます。

 

そして太陽は雨の五感を失くす具体的な病名を気になっていましたね。

 

愛する人の病気は詳しく知りたい調べたい気持ち良く理解できます!

 

今回、雨ちゃんの腕時計には「手」のマークと15日のリミットが表示。

 

2話ずつ感覚が無くなる予想をしておりましたが、今回は触覚はまだ健在でした。

 

 

第7話『明日を生きる理由』ネタバレ・感想

 

第7話ネタバレ

太陽は桜まつりで自分の花火をあげたいと陽平(太陽の父)に相談しますが、桜まつりは長崎花火協会の審査が必要であり花火師にとって、赤が見えないのは厳しいと言われてしまい落ち込みます。

 

太陽にチャンスをあげてほしいと雨は陽平にお願いをします。

 

赤い色も克服できていない太陽は審査を受けることを断ってしまいます。

 

来年の春には合格するという太陽に、もうすぐ視覚も失うことを告げたかった雨。

 

告げることで太陽は自分を責めることを気にしていました。

 

そこに、日下と千秋が現れます。

 

五感を失う病気などないということに気づきそして思い悩む。

 

彼は答えのでない問を一生死ぬまで考え続ける、あなたが選ぼうとしている道はそういう道です。

 

日下が助言します。

 

雨は触覚を失う瞬間を太陽にずっと抱きしめてもらいます。

 

雨は触覚をついに失います。

 

雨は歩けず、階段から落ちてしまいますが、頭から血を流してももう痛いと感じることはありませんでした。

 

太陽は本当は病気じゃないのではないか、と雨を問い詰めます。

 

雨は、太陽に全てを話す決意をし、日下と千秋を太陽の前で呼びます。

 

事故で命を失いかけた太陽を助けるためには、五感を差し出せば救うことができるという奇跡を受け入れたことを太陽は知らされることに。

 

日下は、奇跡を受け入れた状況を太陽の目にうつしだし事実であることを証明しました。

 

太陽は、自分の五感を雨に渡してこの奇跡を終わらしてほしいと日下にお願いします。

 

一度奇跡を受け入れたら、全ての五感を失うまで終われない。

 

あなたに彼女を救うことはできません。

 

奇跡が続いているい間にあなたが死ねば雨も命を失うことになる

 

と日下に言われ太陽は泣き崩れます。

 

 

 

 

自分を救う価値がないという太陽に、雨は寄り添います。

 

『太陽くんには価値がある、君がないって言っても私は何回だって言うよ。

 

君には誰にも負けない素敵な価値があるよ。

 

だってあなたは私の人生を変えてくれたから、太陽はこの世界に必要だよ』

 

10年前に太陽から雨がもらった言葉を、次は雨がその言葉を返します。

 

雨は、触覚は幸せを確かめるためにあるということに気づきます。

 

日下は、あなたの選択は間違っていない、残り一か月自分の幸せだけを願えばいいと助言します。

 

雨は太陽に午前0時になると次になくなる感覚のタイムリミットが時計に表示されると告げます。

 

次に失う感覚は「目」のマーク、視覚。

 

タイムリミットは34日後の3月24日『桜まつりの日』です。

 

雨の大事なものをたくさん奪ってしまう太陽に、一つだけほしいものがあると言います。

 

明日を生きる理由…

 

『あなたの花火をわたしに見せて!次の春までなんてまてない!』

 

『叶える、今度こそ絶対叶える、目が見えなくなる前に雨に花火を見せるから。』

 

2人は小指で指切りの約束をします。

 

 

第7話感想

第7話では、ついに触覚が無くなり階段から落ちて、頭から血を流しても何も感じない雨ちゃん。

 

とても危なくて怖いと思いました。

 

病院で先生が、一つ気になることが…というシーンがありましたが、その先が詳しく知りたくなりました。

 

この触覚がない中、赤いミサンガを作って太陽くんの左手につけてあげるなんて実際可能なことなのでしょうか。

 

雨ちゃんは、自分の選択は間違っていなかったか不安を感じているようでしたが、雨ちゃんにとっては五感を失う辛さから、日下さんの言う通り自分の幸せだけを考えていてほしいと思います。

 

ですが、太陽くんの立場であれば、『彼は答えのでない問を一生死ぬまで考え続ける』という道を選ぶほうが、救われるような気がして複雑な気持ちです。

 

そして今回の日下さん、目と目で過去の状況をのみこませることができる不思議な力を見せてくれました。

 

案内人はいろんな力を秘めていそうで、何かまた新しいことが起こりうるのか期待してしまいます。

 

春陽ちゃんは司さんにミサンガを雨ちゃんと一緒に作ってあげることになり、お兄と結婚してお姉ちゃんになってほしいと言ってましたが、第8話ではお兄の前からいなくなって下さいと雨ちゃんに頼んでます。

 

太陽くんは桜まつりが終わったら花火師を辞めて、雨ちゃんに全てを捧げる決意でいるというところに春陽ちゃんは納得いかないのでしょうか。

 

お兄ちゃん大好きなのはわかりますが、嫌な妹から、かわいい妹になり、また嫌な妹に戻るのでしょうか…

 

雨ちゃんが辛い展開になりそうです。

 

 

第8話『きっと誰よりも幸せな今』ネタバレ・感想

 

第8話ネタバレ

『わたしは10秒間が一番しっくりくる』と千秋は雨に言います。

 

『どうして10秒間なんですか?』と聞く雨に千秋は意味深な表情をします。

 

千秋は眠れない雨に、この10秒間を精一杯幸せに生きることだけを考えてみたらどうかと言います。

 

太陽は司を呼び出し、雨が本当に五感を失うこと、後一ヶ月で触覚を失うことを伝えます。

 

これから雨は24時間支えが必要となり、桜まつりの花火が花火師として最初で最後、それが終わったら花火師を辞めるつもりであると伝えます。

 

千秋は、子供の頃からの花火師になる夢を諦める太陽のことを反対します。

 

それを見た日下は、案内人としてあってはならないことだと千秋に忠告します。

 

『彼はいつか花火師に戻る、人は誰もが最後は自分を守るものだから』

 

と日下は言います。

 

太陽は、春陽と陽平に雨にプロポーズすることを打ち明けます。

 

そして雨が五感を失くすこと、視覚がなくなる前に桜まつりで自分の花火を見てもらうと伝えます。

 

太陽は雨にプロポーズをします。

 

『断るつもりですか?しかし彼はそれでもあなたを支えるかもしれない、五感を失ってからでは断る術がない。ならばプロポーズをうけてみては?』

 

と日下はなぜか優しく助言します。

 

春陽は約束のミサンガを作り、司に渡しにいきます。

 

そこで春陽は、太陽が雨を支える為に花火師を辞めることを知ります。

 

春陽は、こんなことなら自分が花火師になりたかったと太陽を責めます。

 

お母さんとの約束もない、顔もしらない春陽は太陽に頑張ってほしい気持ちをもっていました。

 

春陽は、結婚しないで、お兄から花火を奪わないでほしいと雨に伝えにいきます。

 

『前の言葉は撤回する!跡取りなんて誰でもいい、お父さんもわかってくれる、お母さんが生きてたらきっとこう言うわ、わたしとの約束なんてどうでもいいのよ、心のままに生きなさい』

 

千秋は太陽を気にかけます。

 

『打ち上げ花火が夜空で咲いて散るまでの時間、花火師は花火を見てくれる人の今という10秒間の為に全身全霊を尽くす、その人達の心に一生残り続ける思い出を届けたくて…あなたの人生で一番大切だった10秒間を花火にこめてみたら』

 

と桜まつりでどんな花火にするか迷う太陽に千秋はアドバイスします。

 

雨は太陽にプロポーズの返事をします。

 

しかし太陽に婚姻届けを出しておくと預かり、出さずに婚姻届けを破ります。

 

太陽の未来を奪ってしまうことを気にして、後一ヶ月でいなくなると司に言います。

 

五感を全てなくした時、結婚していないことを太陽に伝えてほしいと司にお願いします。

 

雨はもうすぐ退院をする霞美に連絡し、誰も知らないところで一緒に暮らしたいと言います。

 

 

 

 

雨は家にたくさんの花を飾りつけ太陽と結婚式をします。

 

雨は春陽に結婚のふりをさせてほしいと伝えます。

 

千秋は日下に言います。

 

『子供の頃からの夢を叶えてほしい、それにあの約束も…ちゃんと寄り添えていませんでした』

 

『案内人は奇跡を見守るだけの存在です、しかし心の中は自由、願ってもいい』

 

二人の今が幸せでありますように…太陽の母親として

 

春陽は陽平から初めてお母さんの写真をを見せてもらいます。

 

その写真に写っていたのは千秋。

 

 

第8話感想

第8話では、千秋さんのお母さんと思わせる発言、花火事情に詳しいところから最終的にSNSで噂の通り太陽の母だったことにビックリしました。

 

ということは、日下さんが雨ちゃんのお父さん説が強い気がしました。

 

最近、日下さんが優しすぎる所も、今回は少し口角あがった笑顔?もありいつもの日下さんのイメージからかけ離れ不自然さまで伺えました。

 

雨ちゃんに優しいと指摘され、素の感情がついつい出てしまったかのようで、すぐに否定し口角も下がりました。

 

雨ちゃんのことを第一に考えた優しい助言は非常に怪しく父であるのかもしれませんね。

 

婚姻届けの証人を頼まれる司さん。

 

何か見覚えのあるこのパターン、また板挟みみたいになってます。

 

司さんはまだ雨ちゃんのことを好きなんでしょうか。

 

僕の名前はつかさ『かさ』だから、雨には傘が必要でしょという発言は切なくなりました。

 

太陽くんも雨ちゃんも、司さんが雨ちゃんのこと好きだったことをスルーされているかのように気遣いなしで可哀想に思えました。

 

第9話では、千秋さんが太陽くんにお母さんと気ずかれそうです。

 

そして司さんはまた、雨ちゃんのために活躍してくれそうですね!

 

 

第9話『いつか見る景色のために』ネタバレ・感想

 

第9話ネタバレ

第8話では太陽のお母さんの名前は、『千秋明日香』であることが明らかになりました。

 

「俺の人生で一番大切だった10秒間を込めようと思っている、花火師は今という10秒間に全身全霊を尽くす」

 

と太陽は桜まつりの花火について、ある人(千秋)がアドバイスをくれたことを陽平に伝えます。

 

その言葉は陽平が千秋に語った言葉だったのです。

 

太陽は、春陽からお母さん(千秋)の写真を渡され、千秋が自分のお母さんであることに気づきます。

 

太陽が「母さん」と呼べば千秋は月明りに溶けて消え、千秋の魂は完全に消滅するのです。

 

「キャンドルは『希望の光』。人は誰もが心にキャンドルをもっていて、そこには希望の光が灯っている、その光を消さないように大切に誰かと分け合いながら生きていくのが人生」

 

と千秋は雨に伝えます。

 

日下は、2人に正体を気づかれた千秋に、このまま案内人の役目を全うするか、自ら母であることを告げ月明りに溶けて消えるのかと問います。

 

「偶然俺の母さんに会ったら俺のせいで火事に巻き込んで、ごめんなさい」

 

と伝えてほしいと太陽は千秋にお願いします。

 

そこで千秋も太陽に家族団欒の景色がみたいとお願いします。

 

日下は希望が見えない雨に、かつて同じように思ったことがある過去の話をします。

 

日下は、1953年に東京で生まれ、映画が好きで脚本家を目指していました。

 

夢は叶わず、白石小夜子という画家を目指していた女性に出会い、その夏が人生で一番幸せな時間を過ごしていました。

 

しかし彼女は事故に遭い瀕死の重傷となり病院に向かうと、案内人が現れ彼女の命は助かるけれど、生涯動く事はできない、しかし日下が奇跡を受け入れば、彼女は助けることができると告げらえます。

 

その奇跡とは、彼女が追った怪我を日下が引き受けるということ。

 

日下は、彼女に画家になる夢を叶えてほしいという願いがあり、何があっても想ってくれると信じ奇跡を受け入れます。

 

しかし、彼女は日下を、見捨てて姿を消したのです。

 

それから20年奇跡を受け入れた人生になんの希望も見いだせなかったのです。

 

「もう一度会いたいと願い続け、『希望の光』を灯してくれてありがとう」

 

と千秋は太陽に言います。

 

 

 

 

千秋は太陽に、五感が失くなることに怯える雨の心も灯してあげてほしいとお願いをします。

 

希望も失う雨に、太陽は「俺が灯す、必ず雨の五感を取り戻す」と励まします。

 

太陽がいつか見たい景色とは、最高傑作のスイーツを作るパティシエの雨の姿。

 

雨はキャンドルを灯し最高傑作を更新すると希望を持ちます。

 

太陽が幸せに暮らす未来を見るために、希望を叶えるまで生きる、奇跡なんかに負けないという雨の言葉に日下は自分の過去を振り返ります。

 

日下は好きだった白石小夜子の絵が展示されている美術館に足を運びます。

 

『ごめんなさい』という絵には日下と白石小夜子が手をつないでいる思い出の姿が描かれていました。

 

希望を持てなかった日下は、少し報われ、自分の人生はこの瞬間にあったのかもしないと思います。

 

陽平は太陽に、人生で一番大切な10秒間は明日香に出会った最初の10秒間だと言います。

 

作りたい花火がわかった太陽は、桜まつりの花火の審査受けます。

 

雨の時計には後7日のタイムリミット。

 

 

第9話感想

第9話では、日下さんの過去が少し明らかになりました。

 

裏切られたような気持ちで希望を失っていた日下さんですが、雨ちゃんの強い気持ちに心打たれ前向きな気持ちになれて良かったです。

 

千秋さんの見たい家族団欒のシーンは、とても感動しました。

 

やはり、千秋さんが犠牲になって、雨ちゃんの五感を取り戻すのではないでしょうか。

 

司さんは、雨ちゃんに酷い事を言い反省している春陽ちゃんに、伝えたいことは意思疎通ができる間にと助言しますが、果たして春陽ちゃんは誤ってくれるのでしょうか。

 

春陽ちゃんの発言や行動は、自分が花火師になりたかった夢、お母さんとの繋がりの思い出がない太陽くんへの嫉妬心も感じます。

 

朝野煙火を引き継ぐことはお父さんの思いのほうが強いのでは…

 

第8話から雨ちゃんの触覚がないから寒さを感じないという発言や婚姻届けの文字、第9話では、力加減ができないと、所々に触覚を失っているアピールに不自然さを感じます。

 

個人的に触覚がなくなるとは、正座などで足が痺れきっていたり、怪我や歯医者などの麻酔で感覚がない状態だと思います。

 

そうすると、文字なんて下手ながらもあんなに上手く書けない気がします。

 

例えば、歯医者などで麻酔の後、一部の麻酔ですら、よだれがこぼれてしまいがちです。

 

会話ももたつきそうですが、変わらず普通に会話できるものなのでしょうか。

 

いまいち触覚を失っているように見えずらいです。

 

ファンタジ―ラブストーリーのドラマなので納得ですが、これがリアルだと本当に見ているのが辛くなると思いました。

 

第10話では、太陽くんが頭に包帯をしていますが一体何が…

 

桜まつりの当日、いよいよ雨ちゃんの視覚が失われるのでしょうか…

 

 

第10話『人生いちばんの笑顔で』ネタバレ・感想

 

第10話ネタバレ

太陽は桜まつりの花火の審査をうけ合格をします。

 

太陽の花火は千秋の人生で待ち望んでいた花火でもあります。

 

桜まつりの日の20時に視覚を失う雨。

 

雨は、司に車をだしてもらい霞美に会いに行きます。

 

幼い頃から怒られ、霞美の怖い顔しか知らない雨は、目が見えなくなる前に霞美の笑顔を覚えていたかったのです。

 

雲行きが怪しくなり、強い風が吹きます。

 

風で打ち上げ筒が倒れ太陽は下敷きになり、怪我をします。

 

激しい雨が降り出します。

 

病院に運ばれた太陽は、目を覚まし18時すぎであることに気づきます。

 

10年前の約束を叶えたい太陽は、20時までに花火をあげてほしいと陽平に伝言します。

 

司の車で桜まつりに向かう雨。

 

司に役所から電話があり、雨で花火が中止になりそうという連絡が入ります。

 

そこに太陽から待ち合わせの場所にきてほしいと連絡が入ります。

 

雨は車から降り、5キロ近い道を杖をついて走ります。

 

司は春陽にあと1時間で目が見えなくなる雨を、支えてあげてほしいと連絡を入れます。

 

春陽は雨を迎えに行き、そこで以前雨に酷い事を言った事を謝ります。

 

太陽は、病室にいる日下と千秋に雨を止ませてほしいと頼みます。

 

千秋は、天との約束を破れば(太陽に母であると打ち明ける)、月明りに溶けて消えます。

 

月が出るときは空が晴れるという理由から、千秋は、「私がこの雨を止ませす」と言います。

 

泣く太陽に、最後に一番の笑顔でいてほしいと千秋は願います。

 

そして、雨の心に太陽の花火を届けてあげてほしいと応援します。

 

雨は止み月がでます。

 

もう日下の隣には、千秋の姿はありません。

 

陽平は、太陽からの伝言を聞き、会長に花火をあげさせてほしいと頼み込みます。

 

桜まつりの花火大会は開催されることになり、太陽は雨と合流します。

 

打ち上げの順番がかえられず、一番に陽平の花火が打ち上がり、次は太陽の花火。

 

残り1分。

 

花火に込めた太陽の『人生で一番大切だった10秒間』を聞く雨。

 

 

 

 

太陽は、『初めて声をかけたあの雨の日、赤い傘の思い出の日』を花火に込めました。

 

赤い傘をイメージし、太陽の思う赤色、雨の見ている赤色が同じであることを願って。

 

その瞬間、綺麗な赤色の太陽の花火が上がります。

 

雨は、違う場所を見ながらキレイっと言います。

 

太陽は、雨が視覚を失ったことに気づきます。

 

「ギリギリセーフだったよ、あの傘と一緒のうんと綺麗な赤い花火だったよ」

 

と太陽に花火を見れたフリをし気遣う雨。

 

雨の人生で一番大切な10秒間は、あの日の約束が叶った今この瞬間でした。

 

雨は人生いちばんの笑顔で太陽の花火を見ることはできなかったのです。

 

 

第10話感想

第10話では、高校生の頃に雨ちゃんと太陽くんが約束した10年後の日を迎えました。

 

太陽くんが怪我をしてしまい、雨が降り出し、司さんと車で桜まつりに向かう道は大渋滞。

 

花火大会がどうなるのかとてもヒヤヒヤしました。

 

雨を止ます為に、千秋さんは月明りに溶けて消えることになりました。

 

千秋さんにとって、『太陽くんの花火を見る日のための人生だった』と日下さんに言っていたはずが。

 

太陽くんを思う寛大な母の気持ちに感動しました。

 

太陽くんにとったら、雨ちゃんに花火を見せるチャンスを作るか、千秋さんに会えなくなるのか、という選択はとても残酷ですね。

 

日下さんは、案内人の務めを固く守っているだけの人柄から、何か心変わりしていそうな雰囲気が伺えました。

 

トラブルに見舞われても、でも約束を絶対叶えたい、今しかチャンスがないという太陽くんと雨ちゃんの熱い気持ちに便乗できました。

 

春陽ちゃんも意思疎通ができる間に、雨ちゃんに謝り桜まつりに連れていってくれて良かったです。

 

太陽くんのお父さんの長年の花火師の力で花火大会が開催できた事、司さんの送迎、みんなに協力をしてもらい、なんとか花火大会が開催されますが…。

 

分刻みに今までの思いの詰まった花火を打ち上げられる瞬間を待つ太陽くん、早く見せないと雨ちゃんの目が見えなくなるという焦り、わたしもヒヤヒヤでした。

 

太陽くんの花火を打ち上る瞬間、雨ちゃんにぶつかってきた人がいます。

 

大事な貴重な残りわずかな数秒を、どこまで邪魔が入るのかと思いました。

 

その瞬間からもう雨ちゃんの目は見えず、太陽くんを悲しませないために花火が見えているふりをするシーンは本当に涙腺崩壊でした。

 

雨ちゃんは花火がどこかわからず、他の所を見ている姿が、とても辛くて、悔しすぎます。

 

好きな人が、目を見えなくなる瞬間やその姿を見るのは想像ができないくらい、残酷で辛い、悲しい気持ちであると思います。

 

次回はいよいよ第11話、最終話。

 

雨ちゃんの聴覚のタイムリミットです。

 

雨ちゃんが聴覚を失くす前に最後に聞く太陽くんからの言葉は…

 

そして、案内人一人になった日下さんが犠牲になって雨ちゃんの五感は戻ると予想したいです!

 

 

第11話『雨の音色と未来の約束』ネタバレ・感想

 

第11話ネタバレ

第10話では、桜まつりで太陽の花火が打ち上る寸前に視覚を失った雨。

 

太陽の花火は見れませんでした。

 

午前0時になり雨の腕時計には、6日後14時間59分の『耳』のマークが表示されます。

 

聴覚のタイムリミットです。

 

3月31日の午後15時。

 

太陽は、五感が戻るまで『雨の心を支える言葉』を考えます。

 

雨は、その言葉は聴覚を失う時に教えてほしいと言います。

 

聴覚を失うまで2人でデートを楽しみます。

 

「人は天国で、ほんのわずかな時間だけ大切な人に想いを届けるために雨を降らすことができる」

 

と言う雨。

 

 

 

 

太陽にわたしの雨をいつか届けると言います。

 

タイムリミットとなる最後の日、2人が出会った場所(高校)に行きます。

 

雨は最後のデートを春陽にメイクや髪、ネイルのお手入れをしてもらいます。

 

春陽は、花火師に絶対なると雨と約束をします。

 

雨は「太陽の隣にいる、この人生で幸せだった」と太陽に伝えます。

 

「今何時?」と聞く雨に「あと3分で15時」という太陽。

 

太陽はタイムリミットまであと1時間あると思っています。

 

しかし、本当は15時で雨は聴覚を失うのです。

 

雨は、太陽の『雨の心を支える言葉』を聞くと辛くなると思い、日下に嘘をつかせ、16時で聴覚を失うと太陽に伝えさせていたのです。

 

以前プロポーズの時に、線香花火の勝負で雨は勝ち、太陽にお願いを聞いてもらう約束をしていました。

 

雨はその時のお願いを使います。

 

「もう会いに来ないでほしいの、わたしのこと二度と思い出さないで、これがわたしの最後のお願い、約束ね、さようなら太陽くん」

 

その言葉を最後に、太陽の『雨の心を支える言葉』を聞かずに、雨は聴覚を失います。

 

太陽は雨の腕時計を確認しますが、もう何も表示されていませんでした。

 

 

 

太陽は、雨を助けて下さいと日下にお願いします。

 

日下は奇跡はまだ終わっていないと言います。

 

「先ほど天から最後の言葉を預かりました。雨は心を捧げる選択をした、次は君の番だ。

 

彼女が差し出したその心を受け取るか否か君の選択をみせてほしい。

 

もし受け取れば天寿を全うできる、しかし断れば、翌午前0時命を落とし、雨の心は彼女のもとへ戻る」

 

と言います。

 

太陽は断り、雨に心を返すことを選択します。

 

 

 

雨は目を覚まします。

 

太陽にプレゼントした赤いミサンガが雨の手首についています。

 

五感が戻ったことに気づきます。

 

そこに司が訪ねてきます。

 

司から、太陽の命と引き換えに雨の五感は戻ったことを知らされます。

 

太陽は午前0時で命を失い、それで雨の五感が戻ると陽平と春陽に告げていました。

 

その言葉を信じる春陽に、太陽はお願いをしていました。

 

それは太陽からのメッセージを雨に渡すこと。

 

そのメッセージには、

 

「シンディーに魔法の呪文を唱えてみて」

 

と書かれていました。

 

シンディーには太陽の声が録音されていました。

 

そこで未来の約束をします。

 

雨が一人前のパティシエになり夢を叶えるという約束。

 

太陽は雨の夢が叶えば、天国から心を込めて雨を降らす。

 

その時雨は、あの赤い傘をさす。

 

2人はもう一度約束をします。

 

そして、太陽からの『雨の心を支える言葉』を打ち明けられます。

 

それは、『雨はこの世界に必要だよ』という言葉でした。

 

 

 

陽平からの連絡があり、桜まつりの太陽の花火の予備があるから見てあげてほしいと言われます。

 

陽平は、太陽から雨のために花火を上げてほしいと最後の夜に頼まれていました。

 

花火師の姿の春陽が太陽の花火を打ち上げます。

 

雨は、『10年後の約束』の太陽の花火がみれます。

 

 

 

雨は、霞美に見送られ夢を叶えるために赤い傘をもって東京に行きます。

 

何年か後、雨は『SUN&RAIN』という自分のお店をオープンさせます。

 

ミサンガはちぎれ、制服には、太陽の第二ボタンをつけ、最高傑作のスイーツを作っています。

 

雨が降ります。

 

雨は、その雨が太陽だとわかり、約束の赤い傘をさします。

 

君が心をくれたから、雨は『赤い傘と未来の約束』を叶えました。

 

 

第11話感想

最終回では、太陽くんは花火を見せることができ、雨ちゃんはパティシエになる夢が叶い、お互いが夢を叶えることができて良かったです。

 

やはり新たなる奇跡がありましたね。

 

太陽くんの命と引き換えに雨ちゃんの五感は戻り良かったのですが、少しあっさりしていて驚きでした。

 

あっさりといっても太陽くんの命が引き換えになった悲しみはありますが…

 

ここは、何とかしてほしかったです日下さん!

 

雨ちゃんにとって五感を失う恐怖との戦いは残酷でしたが、太陽くんは雨ちゃんが五感を失くすことに責任を感じ、雨ちゃんを見守り苦労が絶えなかったはず、雨ちゃんの言葉にも振り回され、千秋さんが月明りに消えたこと、辛い思いを限りなくしたはずで最終話で五感が戻って良かった半面、さらなる太陽くんが可哀想すぎだと思いました。

 

今までの下り…悲しみ、悔しさ、残酷さ…なんだったのというくらいあっさりでした。

 

最終的に雨ちゃんは録音の声から太陽くんからの最後の『雨の心を支える言葉』を聞くことになりますが、直接言わせてあげてほしかったです。

 

以前も上京するための飛行機の時間サバ読む感じと同様に、太陽くんの気持ちも考えて!っと思いました。

 

こんなことなら、婚姻届け出してあげてほしかったです。

 

その真実が追及されなくて太陽くんは知らずままで救われました。

 

雨ちゃんが五感を失う危機感や悲愴感をあまり感じられませんでしたが…

 

刻々と進む時間の中で、今回の雨ちゃんの立場では、腕時計のタイムリミットを見て時間が過ぎることはとても恐怖すぎるはずなのに、前向きに後悔を残さないように思い出を作ろうとする姿勢に、とても勇ましさを感じ、ザー子から普通の人以上に強くなっているように思いました。

 

本当は事故で命を落としていたはずが、雨ちゃんが心を差し出してくれた奇跡で救われた太陽くんですが、結局お互いがお互いを想い、太陽くんも命と引き換えに雨ちゃんの五感を取り戻すことを選択し、なんだったのあの残酷な日々は…となりがちですが、誰かを想う気持ちの尊さ、素晴らしさを改めて感じることができました。

 

雨ちゃんのような過酷な奇跡の状況に身を置かれないと気づけないことを教えてもらえました。

 

そして、日頃気づきにくい、何気なく過ぎていく時間の大切さを気づけましたね。

 

 

 

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メインキャスト

 

永野芽郁/逢原 雨(あいはら・あめ)役

パティシエになるために上京するが帰郷。

 

学生時代に、“雨”という珍しい名前から“ザー子”と呼ばれてバカにされ自分に自信がもてない。

 

 

山田裕貴/朝野太陽(あさの・たいよう)役

長崎の老舗煙火店の跡取り息子。

 

亡き母との約束を果たす為、花火師として修行中。

 

不器用だが元気で活発で心優しい青年。

 

 

白洲 迅/望田 司(もちだ・つかさ)役

市役所に勤める。

 

雨に想いを寄せる。

 

 

出口夏希/朝野春陽(あさの・はるひ)役

太陽の妹。

 

家族の幸せを願う。

 

 

遠藤憲一/朝野陽平(あさの・ようへい)役

太陽の父。

 

花火師としての師匠でもある。

 

 

余 貴美子/逢原雪乃(あいはら・ゆきの)役

雨の祖母。

 

明るくておおらかな性格。

 

雨の育ての親でもある。

 

 

斎藤 工/日下(くさか)役

あの世からの案内人。

 

過酷な奇跡を提示する。

 

 

松本若菜/千秋(ちあき)役

あの世からの案内人。

 

雨を思いやる人間味のある人物。

 

 

ほか

ドラマ

Posted by miki