水仙を植える時期はいつ?植え方と栽培方法のポイントを解説
さわやかな花が風に揺れ、水辺にそよぐ水仙。
庭の池のほとりで栽培しているご家庭もありますよね。
「うちには庭がないけれど、水仙を植えることはできるのかしら・・」と不安になったそこのあなた!
安心して下さい。
水仙は、お庭や池がなくても育てることができますから。
今回は、水仙を植える時期や、栽培するにあたってのポイントについて解説します。
これを読んで水仙ライフを楽しんでいただければなによりです。
Contents
水仙を植える時期はいつ?
水仙を植える時期は秋です。
具体的には10~11月に植えるのが良く、気温は10~15度が最も適しています。
この気温下であれば、球根を植えてから1週間ほどで発芽します。
そして開花する時期は12月~翌4月。
花は一度咲いたら枯れることなく冬を越して春を迎えます。
ただ、そのためには冬場に注意すべきポイントがあります。
これは後ほど解説しますね。
球根の植え方は?どのくらいの深さに植えればいいの?
まず鉢の高さですが、標準サイズ~深めのものを選びましょう。
水仙は一度植えたら毎年咲く多年草で、時が経つにつれ球根のまわりに新たな球根がついて育ちますので、夏に球根の掘り上げを行うためにも、鉢は大きいに越したことはありません。
植える土の深さは、球根2個分の位置が望ましいです。
通気性の良い土を好みますので、ねっとりした土よりも、水をやっても乾きやすい土を選びましょう。
水仙は肥料は与えるべき?
元肥(もとひ)といって、植物を栽培する際、最初に土に混ぜる、ないし撒くタイプの固形肥料を与えてください。
液体の肥料は希釈割合が非常に難しいうえ、それを誤ると、水仙の命とも言える球根が肥料やけを起こしかねません。
もっとも、水仙は寒さにも強く、それ自体で丈夫な花ですので、肥料は必須ではありません。
なので「冬の時期は寒いけれど頑張って咲いてね」という気持ち程度で元肥を与えると良いと思います。
冬場における水仙の栽培方法は?
水仙はいたってシンプルで、水さえあげればきちんと成長します。
ただし、冬場の水やりは必ず朝一番に行いましょう。
冬の夜は気温がグンと下がり、土に水分が残っていると、それが凍ったり霜が発生したりしてしまいます。
四季の中で日照時間が最も短い冬。
朝に水をあげて、昼間に太陽の光で乾かし、夜には土の中の水分がなくなっている状態にしましょう。
水仙の球根に多湿な環境は致命的ですからね。
水仙を栽培するポイントは?
秋に水仙の球根を植える前、自宅の冷蔵庫に球根を入れ、その中で2か月ほど保管してください。
水仙は春に花が終わり、夏場は球根として休んで、次の冬に備えています。
いきなり秋に球根を植えても、球根はまだ寝ぼけている状態。
事前に冷蔵庫に入れることによって、「寒さが来るから出番ですよ!」と知らせ、目を覚ましてあげるのです。
発芽も早まり、きちんと開花するようになりますよ。
水仙を植える時期はいつ?植え方と栽培方法のポイントを解説【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、水仙を植える時期や植え方、栽培方法のポイントなどをご紹介しました。
私はジョギングが日課ですが、かつて、寒いと怠けがちになっていました。
しかしある日、冬の良さに気付いたのです。
冷たい空気を吸うと肺が浄化され、また冬場にかく汗は、夏のそれよりも不快感がなく、身体がスーッと軽くなる感じがします。
それ以来、冬こそジョギングをするようになりました。
水仙も似ているのでしょう。
冬の良さを知っているから寒さに耐えられる。
多くの植物が枯れる冬にこそ頑張って咲き、私たちにエールを送って春に導いてくれているのかと思うと、目立たない花ですが、そのありがたみに気付かされます。
それでは、良い水仙ライフを!