水仙の育て方!日陰だと開花にどんな違いがある?植えるおすすめの場所は?
植物を育てる時、気になるのが日当たりの良さ。
大抵の植物は太陽に向かって咲きますが、西日が直接あたる場所だと逆に弱ってしまうものも・・・。
そして、水仙ももれなくこれにあてはまります。
鉢植えなら移動できますが、地植えだと日当たりの調節はなかなか難しいですよね。
今回は、水仙の育て方において、日陰・日なただと開花にどのような違いがあるのか、またおすすめの生育場所についても伝授します。
正しい育て方をすれば、何年も水仙を楽しむことができますよ!
Contents
水仙を日陰に植えるとどうなるの?
水仙を日にあてない育て方をすると、花は咲きますが、開花時期が遅れます。
花の数も少なく、何より日に当たらないということは水やり後に土が乾きづらいわけですから、土が多湿の状況となり、球根が腐ってしまいます。
また、水仙の茎が無駄にひょろひょろと長く伸びるのも、日陰で育てると起こる現象です。
良いことがまるでないですね。
というわけで、水仙を植えるおすすめの場所は?
ズバリ「日当たりが良い」場所です。
水仙を日陰で鉢植えしている場合は日なたへすぐ移動できますが、地植えの場合は植える前に必ず日当たりについて考えましょう。
大きな木の下で、太陽の木漏れ日があたる場所などは最高です!
また、水仙はねっとりした土より、水はけのよいサラサラした土の方が育つのに適しています。
植えようと思っている部分の土を、通気性の良い土質へと変えておきましょう。
水仙を育て方のコツはある?
水仙は冬~春にかけて咲く花です。
この期間は日中のみならず、夜は凍えるように気温が低くなりますよね。
水やりは必ず朝一番に行いましょう。
夜、土が湿っていると、翌朝に凍ってしまい、水仙の命とも言える球根が腐ってしまいます。
また水仙の球根について、秋に植えた後、発芽はしても花が咲かない場合があります。
この原因ですが、水仙の球根は夏場眠っているので、秋に植えても寝ぼけた状態であり、発芽にやたら時間がかかったり、なかなか花が咲かなかったりするのです。
対策として、植える直前に冷蔵庫で球根を冷やしましょう。
「夏が終わったので起きてください!あなたの出番ですよ!」と球根に教えるのです。
冬は1年の中で最も朝起きるのが辛いですよね。
少しかわいそうですが、球根に冷気をあててシャキンとさせてくださいね。
水仙に肥料は与えるべき?
水仙は丈夫な花なので、肥料は必ずしも必要ではありません。
茎が細くなったり、花が咲かなくなったりと、よほどのことがない限り水だけで生きることができます。
強いて言えば、水仙を植える時に、元肥(もとひ)という、土に混ぜる肥料を使うと良いでしょう。
水仙は10~11月に植えたら発芽まで2~3か月もかかるので、「何かおかしいのではないか」と思って肥料を付け足すべきか考えてしまいますが、それだと肥料のやり過ぎになってしまい、水仙は逆に枯れてしまいます。
大丈夫です。
目に見えない場所で、水仙は日々成長していますから。
水仙の育て方!日陰だと開花にどんな違いがある?植えるおすすめの場所は?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、水仙を日陰で植えるとどうなるのか、育て方のコツや生育に適した環境について解説しました。
人間も朝起きて日光にあたると、セロトニンという幸せホルモンが分泌され、「朝が来た!」「今日も頑張ろう!」という気になれますよね。
太陽の光は、人間だけでなく植物にも必要なのです。
また、人間は酸素を吸って二酸化炭素を排出するのに対し、植物は二酸化炭素を吸って酸素を排出します。
持ちつ持たれつの関係。
私たちは植物との共存で生きていられるわけです。
そんな植物が身近にある暮らし。これこそが、ガーデニングライフの醍醐味ですよね!
それでは、お読みいただきありがとうございました。