パンジーを植え替える時期はいつ?方法や注意点も知りたい!
「パンジーを鉢植えで育てているけれど、庭の土に植え替えたいな・・」と思ったことはありませんか?
パンジーを地植えにすれば、たくさんの花が密集して色鮮やかに花壇を彩ります。
基本的に枯れるまで鉢植えで育てても問題のないパンジーですが、上記のように思った場合、植え替えはできるのでしょうか。
また、その際の方法はどのようなものか、時期や注意点と併せて知りたいですよね。
今回は、そんなパンジーの植え替えについてお話しします。
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パンジーを植え替える時期はいつ?
冒頭でも述べましたが、パンジーを鉢で育てていても花壇で育てていても、植え替えは基本的に不要です。
パンジーは1年草なので、同じ茎から毎年花が咲くわけではなく、11月~翌年5月頃まで咲いては枯れてのサイクルを繰り返し、5月以降の暑い時期には完全に枯れてしまいます。
なので、5月以降の暑い時期に完全に枯れてしまった株は、悲しいですが捨ててしまいましょう。
・・と言いたいところですが、ストップ!忘れてはならないことが1つあります。
それはズバリ、「パンジーの種を取ること」。
枯れたパンジーの花の内部にはぷっくりとした実があり、その中に種が入っています。
パンジーが次の世代に残してくれる大切なものなので、忘れずに必ず取って下さいね。
苗で買ったパンジーを花壇に植え替えるには、11月頃が最も良いタイミングです。
鉢から花壇へ、または花壇から鉢へ植え替えるなら?
パンジーを育てていく中で、このように考えが変わることがあります。
植え替えの時期は、開花後でも遅くありません。
もちろんまだ花が咲かない苗の時点であれば容易に植え替えることができるのですが、開花後の植え替えには1つ注意点があります。
それは「根っこを切らないこと」。
根っこは植物の命ともいえる部分です。
小さい子供でも、植物に水をあげると育つことを知っていますが、それは“根っこが水分や栄養を吸い取る”からなのです。
開花後のパンジーの根っこは土の中で深く広く伸びています。
これを切らないように、スコップで掘りながら土から抜いて植え替えましょう。
新しい場所へ植える際にも注意点があり、根っこをよくほぐし、広げてから植えましょう。
特に鉢で育ったパンジーは、鉢の中でぎゅうぎゅうに育った根がからまっていることが多いので、植え替え後の成長を良くするためにも、根をよくほぐしてから植え替えることをおすすめします。
鉢から花壇へ植え替える際の注意点はある?
プランターであれ花壇であれ、パンジーは高温多湿にならない十分なスペースがあれば生きることのできる植物です。
つまり、土の深さと、株の周りに充分な土のスペース部分があることが必須条件となります。
逆に言うと、それさえ留意すれば鉢でも花壇でもきちんと育ちますので、あとは日当たり・風通しのいい場所に置いてあげましょう。
パンジーを花壇に植える際には、隣の株と15cmほど間隔を空けてください。
パンジーは根っこが広がる植物なので、パンジー同士の距離が近すぎると、隣の株の根と絡まって土の中にある栄養分を取り合ってしまい、双方の成長が止まる・・なんてことになりかねません。
かといって、15cm以上の間隔を空けると、パンジーが咲いた時に土が見え、花壇がスカスカになってしまうので、やはり15cmのスペースを空けるのがベストでしょう。
パンジーを植え替える時期はいつ?方法や注意点も知りたい!【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、パンジーの植え替え方法についてご説明しました。
苗で買ったパンジーを花壇に植え替えるには、11月頃が最も良いタイミングです。
また花壇で多くの花を楽しむためには、摘芯をして枝の数を増やすことで、必然的に花の数も増えて花壇が賑やかになりますから、そのお手入れもぜひ行ってくださいね。
それでは、良いガーデニングライフを!