雛人形の歯が生えるって本当?この怪奇現象の真相を徹底調査!

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3月3日の桃の節句に飾る雛人形。

美しい着物を纏い、優しげな顔付きのお内裏様にお雛様だけでなく、桃の花やぼんぼりなどの装飾品もどれもとっても素敵ですよね。

日本では、1年の限られた日のしかも女の子のいらっしゃる家にしか飾られることがない雛人形なんですが、その魅力は海外にも広がり、なんと普段のお部屋のインテリアの1つとして飾られているとか・・・。

 

 

そんな魅力あふれる雛人形なんですが、実はちょっと恐ろしい噂を耳にしました・・・。

それは、「雛人形の歯が生える・・・」!

やはり霊的なものの仕業なのでしょうか!?

何とも恐ろしいこの気になる怪奇現象について、詳しく調査してみましょう!

 

 

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雛人形の歯が生えるって本当?

雛人形に限らず、和人形にまつわる霊的な怪奇現象って昔からよく耳にしますよね?

例えば、「市松人形の髪が伸びた」・・・なんていうのは、日本の怪談話の中では定番中の定番かもしれません。

これ以外にも、「手が動く」「眉が動く」「目が動く」などなど、このような怪奇現象を1つぐらいはあなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか?

さて、今回は3月3日の桃の節句に飾る雛人形。

この可愛らしい雛人形にも、なんと恐ろしい怪奇現象があると言われているんです・・・。

それが、「雛人形の歯が生える」!?

よく耳にする「和人形の〜が動く」シリーズの中では、最も生々しい現象ですよね。

まさしく、人形が成長している、生きているということをまじまじと感じ、霊的なものの力が働いているとしか考えられません。

しかし、心配ご無用!

実は、「雛人形の歯が生える」という現象は、そう珍しいことではないんです。

つまり、霊的な仕業ではなく何らかの理由が存在するということですね。

そこで次項から、雛人形にまつわるこの怪奇現象の種明かしをしていきますね!

 

 

雛人形から歯が生える真相と要因

その真相は?

「雛人形の歯が生える」という怪奇現象。

この状況を直に目にするとなかなか恐ろしく、毎年桃の節句に雛人形を飾ることを躊躇うようになってしまうかもしれません・・・。

しかし大丈夫!

この「雛人形の歯が生える」という現象は、どこの家の雛人形にも起こり得る現象です。

つまり、霊的な仕業ではありませんので、ご心配はなさらずに!

実は、この「雛人形の歯が生える」という現象の原因は、雛人形の制作過程にあるんです。

雛人形の制作工程を簡単に説明すると、木を人形の形に彫り上げ、塗装するという2ステップになります。

「雛人形の歯が生える」という現象の要因となるのが、上記に示した制作工程の2ステップ目の塗装ですね。

彫り上げた雛人形は、貝殻を原料とした胡粉という白い絵の具を使用して、まず全体を真っ白に塗装します。

それから、墨を使用して眉、目、口といったパーツを描き出していくんですが・・・。

まさに、この胡粉という白い絵の具が、「雛人形の歯が生える」という現象の要因そのものなのです!

 

実際の要因は?

そもそも、雛人形の口部分の白い範囲が増えたように感じた状況を見て、「雛人形の歯が生える」と連想してしまうのがこの怪奇現象の種明かしとなります!

そこで、前項で挙げた制作過程の一部である胡粉による全面塗装が関係してくることになるんです。

つまり、雛人形の口部分の塗装下地となる胡粉が、がっつり見えてきてしまっているんです・・・。

上記の状況が起きる原因は2つ!

1つ目が、唇部分の赤い塗装がまるまる禿げてしまったことが挙げられます。

長年の劣化はもちろん、収納時に何かに擦れてしまったりしても上書きしてある塗装が禿げることはあるようですね。

2つ目の原因として、唇部分を虫に食われてしまったということも挙げられますね。

雛人形がご自宅にある方ならご存知だと思いますが、収納時に必ず気をつけなくてはならない雛人形の取り扱い次項が虫食いなんですね・・・。

虫にたまたま唇部分の赤い塗装を食われてしまえば、下地の胡粉塗装がまるまる見えてしまうんです。

実に現実的な要因が、「雛人形の歯が生える」という一見恐ろしい現象を引き起こしているんですね!

 

 

丁寧に取り扱えば雛人形から歯が生えることはない?!

「雛人形の歯が生える」という現象が、霊的なものでなくその制作過程に要因があり、さらにこの現象を引き起こすには、経年劣化や乱暴な扱い、虫食いなどが関連していることはしっかりとご理解いただけたのではないでしょうか?

さて最後になりましたが、1年ぶりに雛人形を飾ったときに「雛人形の歯が生える」という現象に驚くことがないように、予防方法もご紹介しておきますね。

まずは、収納時の扱いの見直しです。

乱暴に扱って大切な雛人形の塗装が禿げることがないように、きちんと保護することを心掛けましょう。

特に顔部分の扱いは慎重に!

柔らかい紙や布で包んで、収納する箱のなかで人形が動かないように固定して保管します。

次に、虫食い対策も強化しましょう。

どんなに丁寧に保管していても、虫に食われてしまうと一瞬で塗装が禿げてしまいます・・・。

収納時は、人形専用の防虫剤をきちんと入れておくようにしましょうね!

 

 

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雛人形の歯が生えるって本当?この怪奇現象の真相を徹底調査!【まとめ】

「雛人形の歯が生える」という現象があることをご存知でしょうか?

一見、ものすごい恐ろしい霊的な現象のように感じずにはいられません・・・。

でも大丈夫!

これは、雛人形の口部分の塗装が禿げることで、下地が剥き出しになっているだけなんですね。

このようになってしまう原因として、経年劣化をはじめ、保管時にどこかにぶつけてしまったり、虫に口部分を食われてしまっていることが考えられます。

まずは保管方法を見直し、防虫対策を徹底しましょう。

そうすれば、「雛人形の歯が生える」という現象に驚くこともありませんよ!