お中元の品への手紙の同封はデパートでお願いしてもいいの?
夏が近づいてくると、お中元に何を送ろうか考え始めますよね。
友人や親戚、仕事で世話になっている上司などに、日頃の感謝の気持ちをお伝えするなかなか素敵な風習です。
このお中元ですが、実は、品物だけをただ送るのではなく、先に葉書や手紙を送っておくというのが正しいマナーなんです。
しかし、事前に送るというのちょっと面倒ですので、お中元を送る際にデパートで手紙を同封して貰えばいいのでは・・・?
この方法について、お中元のマナーとしての見解からはじめ、実際に可能かといことまで幅広く考え、まとめてみました。
是非、参考にしてみましょう。
Contents
お中元の品に手紙!同封するって実際どうなの?
まずは、お中元を送る際にデパートで手紙を同封して貰うという方法が、お中元のマナー的に問題ないのかが気になりますよね。
お中元は、感謝の気落ちを形で表現する日本特有の風習です。
昔からの風習ゆえに、細かなマナーというものがあるはず・・・。
仕事でお世話になっている上司、遠方に住んでいる親戚など、目上の方にお中元を送る際には、マナーには気を配っていたいものですね。
実際には、まず先方に、ご挨拶や感謝の気持ちを伝えつつ後ほどお中元の品を送る旨を綴った葉書や手紙を別便で送っておくのが、お中元のマナーなんです。
つまり基本的には、お中元の品に手紙を同封するという手段自体が、マナーとしては正しいとは言えないんですね。
このことを、まずはしっかりと把握しておきましょう!
お中元に品に手紙同封!デパートでは断られる?
前項でお中元の正しいマナーについてお話ししましたが、近年は、お中元という風習自体が簡素化されているのが実際のところです。
お中元の品を送ること自体をやめる方も少なくはないですよね・・・。
このような状況から、送る相手によっては、別便で送る葉書や手紙を省略して、品物に手紙を同封する方法をとる場合も出てくるでしょう。
そこで、お中元を送る際にデパートで手紙を同封して貰うという方法が思いつく方もいらっしゃるはず!
しかし、デパートで手紙の同封をお願いすると、断られてしまうんですね・・・。
これには、郵便法が関与してきます。
郵便法においては、全く関係ない封をした手紙を貨物に同封することは、違法とされているんです!
この郵便法の手前、デパート的にはお中元の品への手紙の同封を認めるわけにはいかないんですね・・・。
お中元の品以外への手紙やメッセージならデパートでも同封OK!
お中元以外の品・・・例えば、母の日や父の日のプレゼント、お誕生日のプレゼントなどをデパートで購入し、そのまま送ってもらうこともありますよね。
このような場合に、ちょっと手紙を添えれると嬉しいですね!。
お中元の際の手紙を同封がデパートで無理となると、このようなお中元以外の品の場合でも、手紙やメッセージの同封はお願いできないのかも・・・と、少し心配になってしまいます。
これについては、大丈夫!
問題ありません!
これらのプレゼントなどについては、デパートでラッピングをお願いする際に、各店舗で相談してみるといいでしょう。
ちょっとした手紙やメッセージなら、快く同封してくれますよ。
ただ、封をした手紙はダメですね!
あくまで封をしないちょっとした手紙、カードといったものに留めておきましょうね!
お中元の品+メールや電話もあり!?
デパートでお中元の品に手紙を同封できないとなると、お中元がさらに面倒に感じてしまいますよね・・・。
かといって、お世話になっている仕事の上司へのお中元を、いきなり無しにしてしまうわけにもいきません。
こうなってくると、デパートでの品物購入を選ばず、家の近くのお店に足を運び、そのお店で手紙の同封を相談するのも1つの手ですね。
明らかに購入した品物と関係深い封をしていない手紙であれば、同封してくれる確率も上がるはずです・・・。
どちらの方法を選ぶとしても、日本人である限りのマナーとして割り切り、毎年準備にあたるほかなさそうですね・・・。
しかし、送る相手が仕事の上司などでない限り、お中元のマナーを簡素化することは可能です!
例えば、事前に送る葉書や手紙の代わりに、電話してみてはどうでしょうか?
友人や親しい身内であれば、電話でもマナー違反ということもありませんし、久しぶりに声を聞くこともできますので、なかなか嬉しい方法です。
もちろん、アドレスを知っている相手であれば、メールで対応するのもいいでしょう。
お中元の品への手紙の同封はデパートでお願いしてもいいの?【まとめ】
先に葉書や手紙を別便で送っておくというのが、最も丁寧で正しいお中元のマナーとされていますが、近年は、お中元のマナーが簡素化されていて、お中元の品に手紙を同封する方法を選ぶ方も少なくはないようです。
しかし、郵便法の手前、デパートでは、お中元の品への手紙の同封は基本的にできないのが現状ですね。
少々面倒ではありますが、日本特有の風習として受け止め、時間を掛けてマナーに沿った方法でお中元の準備にあたりましょう。
送る相手が仕事の上司などでない限り、お中元のマナーを簡素化することは可能です!
友人や身内へのお中元には、電話やメールなどもうまく活用してみるといいですね。