お歳暮のお礼をlineでするのはマナー違反?
1年の締めくくりとしてお世話になった方に送るお歳暮。
送る側のマナーも大切ですが、頂いた場合もきっちりとお礼をするという基本のマナーはおさえておかなければなりません!
しかし近年は、日本人のライフスタイルや考え方にも大きな変化があり、お歳暮をはじめとした風習、そのマナーなどが簡素化されつつあります。
しかし、簡素化しすぎることでマナー違反にはならないのか・・・・気になりますよね!
そこで、lineやメールを活用することを例に挙げ、お歳暮のお礼方法について、じっくりと考えてみましょう。
Contents
お歳暮のお礼!お礼状を書くのが正しいマナー!
お歳暮のお礼を伝える方法として、lineやメールを活用することがマナー違反であるのかということを考えるにあたって、まずは、正しいマナーを知っていなければいけませんよね。
一般的に、お歳暮が届いた場合にはお礼状の葉書を出すというのが基本のマナーとされています。
葉書でなく手紙などでも構わないのですが、お便りを出すというのポイントですね。
内容としては、季節の挨拶や先方が元気にお過ごしかのお伺いから始まり、品物を頂いたことへの感謝を述べ、結びの言葉へと繋げるのが定番とされています。
ただ!
このお礼状も、実際のところ略式なんです!
本来なら、お歳暮を頂いたことへのお礼は、面と向かって伝えなければならないんですね。
ただ、わざわざお伺いするのは何かとお互いに大変なので、お礼状という手段がとられるようになっているということを、しっかりと念頭に入れておきましょう。
忙しい年末!できる限りお礼状を書くべし!
前項の内容から、お歳暮を頂いた際は、お礼を伝えるためにお礼状を書くことが一般的ということは、理解いただけたと思います。
どんなに風習が簡素化されてきているからといって、お礼状をいきなりlineやメールで代用してしまうのは、なかなか先方に失礼な行為であることが分かりますね。
お歳暮は12月の年末モードの何かと忙しい時期に届くものですので、お礼状を書くのがちょっと手間に感じてしまう気持ちはどなたにとても同じであるはずです。
先方はその忙しい中でわざわざ品物を選び、送って下さったことも考慮すると、やはりお礼状ぐらいはさっと出したいものですよね・・・。
本来のマナーでは、お礼状は遅くなると失礼にあたるため、3日以内には出すべきとも言われているんです。
3日以内が無理でも、とにかくお礼状を出すことをおすすめします。
お礼状が遅くなったことへのお詫もきちんと添えておきましょうね。
lineやメールはお歳暮のお礼状のプラスアルファで活用!
お歳暮を頂いた際のお礼を伝える手段として、やっぱりお礼状がおすすめだということを把握して頂いたうえで、そのほかの方法についてもじっくりと考えてみましょう。
例えばlineやメールは、お歳暮を頂いた際のお礼を伝える手段としては全く使えないものなのでしょうか?
何もlineやメールといったツール自体を否定しているわけではありません!
思い立った時にさっと相手に想いを伝えることができるといった点では、lineやメールはとっても便利ですよね。
ただ、このlineやメールがお歳暮のお礼状と同等の扱いとなるかというと、少し微妙なところです・・・。
しかし、lineやメールも使い方に気をつければ、お歳暮のお礼を伝える手段の補佐的な役割りとしては有効でしょう!
もし何か理由があってお礼状が遅くなったときなどには、lineやメールで一報送っておけば安心ですよね。
そうです!
lineやメールはお礼状のプラスアルファの手段として、うまく活用してはいいのではないでしょうか。
お歳暮のお礼!どうしてもlineやメールで済ましたいなら・・・
最後になりましたが、お歳暮を頂いた際のお礼を伝える手段として、お礼状を送るのはどうしても難しいという方も中にはいらっしゃるかもしれません。
お歳暮を頂いた相手によっては、堅苦しいお礼状を好まない方もいらっしゃるかもしれませんし、近所にお住まいの方に改まってお礼状を送るのもちょっと気が引けますよね。
お礼状以外でお歳暮のお礼を伝える方法としては、電話、lineやメールといったものしか思いつかないというのも納得がいくところ・・・。
そんな時は、まず電話でお礼を伝えることをおすすめします。
直接きちんとお礼を伝えることができる方が、お互いに気持ちがいいはず!
どうしても電話するのが難しいという場合には、lineやメールを活用することになりますが、この際には言葉遣いをはじめとする送信する文章への気遣いを忘れないようにしましょう!
間違っても、絵文字やスタンプのみで終わらすことなどないように・・・。
お歳暮のお礼をlineでするのはマナー違反?【まとめ】
お歳暮を頂いた際のお礼を伝える手段のおすすめは、お礼状です!
先方は、12月の忙しい時期にわざわざ品物を選んで送って下さったわけですから、より丁寧に感謝の気持ちを伝えるのが大人としての正しいマナーなのではないでしょうか。
どうしてもお礼状以外の方法をとりたいというのであれば、電話がおすすめです。
もし先方との電話が難しいようなら、必然的にlineやメールを活用することになりますが、この場合は、送信する文章の内容等に十分に気をつけるようにしましょう。